(画像出典:ウィキペディア cory.2005.Seisan Ryokuchi)
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この記事では、
- 生産緑地が解禁になると、どれほどの影響があるのか?
- 生産緑地がどこにあるのか?(都道府県別・市区町村別に解説)
- どうすればいいのか?(売る場合・買う場合)
について解説していきます。
1、生産緑地が解禁になったら?過去の例を検証
2022年問題とは、
「都市部にある税金を優遇されていた農地(生産緑地)が、2022年以降に宅地として放出され、土地価格に影響を与える」
という問題です。
生産緑地は農家の方が農業をしている土地ですし、解禁になったからといってすぐに全ての土地が宅地になるわけではありません。
ですが、その割合は、一体どのぐらいなのでしょうか?
この点について、「生産緑地制度を利用しなかった農地」のその後が参考になります。
税金の高い宅地化農地は、1年で1割減った
(出典:ニッセイ基礎研究所 生産緑地法改正と2022年問題)
この表は、「生産緑地」と高い税金を払い続けた「宅地化農地」のその後の面積を調べたものです。
宅地化農地は、いつでも売却できるため、どんどん農地から宅地化されていってますよね。
で、1992年からおよそ1年で1割、4年で2割減っていました。
と言うことは、今回も同じような状況が考えられます。
全国に約13,000ヘクタール(ha)ある生産緑地は、
「1年で1,300ha、4年で2,600haぐらいは、宅地となる可能性が高い」
と言えそうです。1,300haは、30坪の戸建てで約13万戸分となります。
特定生産緑地制度の影響は?
2022年から生産緑地の解禁が本格化することを受けて、「特定生産緑地制度」が創られました。
内容としては、これまでの優遇されていた税制を10年延長できるというもので、都内の農家の方へのアンケートによると、約9割がそのまま維持するという結果でした。
(参考:東京新聞「生産緑地の2022年問題、都内9割が「緑地」維持へ<教えてQ&A㊦>」)
そう考えると、とりあえず今年は1割が農地から宅地に変わる可能性が高いものの、「来年以降は減らないのではないか?」と考えてしまいますが、おそらく今後も農地の宅地化は進むでしょう。
というのも、この延長は、相続時に変更可能だからです。農地の持ち主が亡くなったら、農地の売却が可能になるのです。
これまで生産緑地制度を使って、世帯主として30年農業を続けていた方であれば、すでに70〜80代になっているケースがほとんどでしょうから、10年以内に相続が発生する方も多くいらっしゃるでしょう。
その時に、相続された方が引き続き農業を行うのか?というと、かなり疑問です。
そのため、相続が増えるのに応じて、徐々に農地から宅地へと変わる動きは続くと考えられます。
2、生産緑地はどこにあるのか?
では、この生産緑地とは、具体的にどこにあるのでしょうか?
地図上に整理すると、このようになります。
生産緑地は、東名阪の3大都市圏に集中
(出典:国土交通省 「都市計画区域、市街化区域、地域地区の決定状況」)
ご覧のように、東京、大阪、名古屋とその周辺の県に集中しています。
都道府県別の面積ランキングを作成してみました。
東京、大阪、埼玉のあたりがかなり面積が多いですね。
市区町村別に見ると京都市が1番多く、今後の影響が心配されます。
また、それぞれの地域によって、生産緑地の分布の仕方に特徴があります。
そこで、都道府県別に分布図を作成してみました。
1つ1つ見るのが面倒な場合は、こちらのリンク(↓)をクリックすると見たい都道府県にスキップできます。
東京都 | 神奈川県 | 埼玉県 | 千葉県 |
愛知県 | 大阪府 | 兵庫県 | 京都府 |
その他 |
①東京都は、23区外に集中
東京都は、47都道府県の中でもっとも生産緑地の多く、約3,200ha、30坪の戸建てで32万戸分の面積が残っています。
八王子市、立川市、町田市の周辺では200ha以上残っており、西側に多い印象がありますが、西東京市や三鷹市などの東側でも、面積が広くない割に100ha以上あるので、かなり影響は大きいと予想されます。
特に駅から離れたエリアでは、この5年間の土地価格もあまり上がりませんでした。
そういった場所で、追い打ちをかけるように生産緑地が解禁されることになります。
東京都の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | 八王子市 | 242.5 | 24452 |
2 | 町田市 | 232.1 | 23403 |
3 | 立川市 | 206.7 | 20842 |
4 | 練馬区 | 187.1 | 18866 |
5 | 清瀬市 | 177.3 | 17878 |
6 | 小平市 | 172.9 | 17434 |
7 | 東久留米市 | 146.6 | 14782 |
8 | 三鷹市 | 141.1 | 14228 |
9 | 青梅市 | 134.3 | 13542 |
10 | 東村山市 | 133.8 | 13492 |
11 | 国分寺市 | 129.9 | 13098 |
12 | 調布市 | 125.7 | 12675 |
13 | 西東京市 | 122.2 | 12322 |
14 | 日野市 | 116.6 | 11757 |
15 | 稲城市 | 113.5 | 11445 |
16 | 府中市 | 100.9 | 10174 |
17 | 武蔵村山市 | 97.2 | 9801 |
18 | 世田谷区 | 91.1 | 9186 |
19 | あきる野市 | 69.8 | 7038 |
20 | 小金井市 | 65.1 | 6564 |
21 | 昭島市 | 48.7 | 4911 |
22 | 国立市 | 46.7 | 4709 |
23 | 東大和市 | 45.7 | 4608 |
24 | 江戸川区 | 36.6 | 3691 |
25 | 杉並区 | 34.7 | 3499 |
26 | 足立区 | 33.2 | 3348 |
27 | 羽村市 | 32.6 | 3287 |
28 | 狛江市 | 31.2 | 3146 |
29 | 多摩市 | 28.4 | 2864 |
30 | 武蔵野市 | 27.7 | 2793 |
31 | 葛飾区 | 26.9 | 2712 |
32 | 板橋区 | 10.8 | 1089 |
33 | 福生市 | 6.5 | 655 |
34 | 目黒区 | 2.6 | 262 |
35 | 中野区 | 2.4 | 242 |
36 | 大田区 | 2.3 | 232 |
37 | 北区 | 0.3 | 30 |
②神奈川県は、川崎市、横浜市に集中
神奈川県は、横浜市、川崎市に多く残っていますね。
駅から遠い郊外エリアが危ないのは共通しています。
また、大田区や世田谷区はあまり生産緑地がありませんが、川崎市、横浜市の影響を受ける可能性があるでしょう。
神奈川県の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | 横浜市 | 301.6 | 30411 |
2 | 川崎市 | 287.2 | 28959 |
3 | 相模原市 | 131.1 | 13219 |
4 | 秦野市 | 103 | 10386 |
5 | 藤沢市 | 98.5 | 9932 |
6 | 小田原市 | 66.3 | 6685 |
7 | 大和市 | 59.6 | 6010 |
8 | 茅ヶ崎市 | 59.3 | 5979 |
9 | 平塚市 | 43.4 | 4376 |
10 | 厚木市 | 28.9 | 2914 |
11 | 海老名市 | 26.5 | 2672 |
12 | 横須賀市 | 25.1 | 2531 |
13 | 綾瀬市 | 24.1 | 2430 |
14 | 南足柄市 | 23 | 2319 |
15 | 伊勢原市 | 22.2 | 2239 |
16 | 座間市 | 21.6 | 2178 |
17 | 三浦市 | 20.9 | 2107 |
18 | 鎌倉市 | 17.1 | 1724 |
19 | 逗子市 | 1.3 | 131 |
③埼玉県は、さいたま市の周辺に集中
埼玉県では、市区町村の面積で2位のさいたま市の周辺に多くあります。
川越、川口、上尾などでも100ha以上残っていますので、この周辺では今後、より多くの住宅地が開発されていくでしょう。
また、23区と隣接する川口や新座も100ha以上あるので、北区や練馬区に家を持ちたい人が、こちらに流れてくる可能性もあります。
さいたま市の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | さいたま市 | 352.4 | 35534 |
2 | 川越市 | 139.6 | 14076 |
3 | 川口市 | 132.1 | 13320 |
4 | 上尾市 | 119.3 | 12029 |
5 | 新座市 | 102.3 | 10315 |
6 | 草加市 | 87.2 | 8793 |
7 | 富士見市 | 82.4 | 8309 |
8 | 所沢市 | 81.7 | 8238 |
9 | 鴻巣市 | 71 | 7159 |
10 | 朝霞市 | 66.8 | 6736 |
11 | 和光市 | 43.6 | 4396 |
12 | 飯能市 | 38.5 | 3882 |
13 | 志木市 | 38.3 | 3862 |
14 | 狭山市 | 36.5 | 3680 |
15 | 北本市 | 36 | 3630 |
16 | 春日部市 | 32.4 | 3267 |
17 | 三郷市 | 31 | 3126 |
18 | 八潮市 | 29.7 | 2995 |
19 | ふじみ野市 | 28.8 | 2904 |
20 | 越谷市 | 26.5 | 2672 |
21 | 桶川市 | 24 | 2420 |
22 | 入間市 | 21.5 | 2168 |
23 | 行田市 | 21.2 | 2138 |
24 | 坂戸市 | 18.1 | 1825 |
25 | 日高市 | 17.6 | 1775 |
26 | 熊谷市 | 16.2 | 1634 |
27 | 加須市 | 14.4 | 1452 |
28 | 鶴ヶ島市 | 12.8 | 1291 |
29 | 蓮田市 | 11.1 | 1119 |
30 | 久喜市 | 5.5 | 555 |
31 | 幸手市 | 4.5 | 454 |
32 | 羽生市 | 4.4 | 444 |
33 | 東松山市 | 4.2 | 424 |
33 | 白岡市 | 4.2 | 424 |
35 | 戸田市 | 4.1 | 413 |
36 | 蕨市 | 2.7 | 272 |
37 | 吉川市 | 2.2 | 222 |
④千葉県は、千葉市、つくばエクスプレス沿線で多い
千葉県でも、船橋市、松戸市、柏市などの都心への通勤エリアに多く残っています。
特に柏市、松戸市の郊外の戸建てエリアでは、この5年間で住宅地が大きく下落しています。
そこに追い打ちをかけるように、生産緑地が解禁になってくるでしょう。
千葉県の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | 船橋市 | 189.2 | 19078 |
2 | 柏市 | 172.5 | 17394 |
3 | 松戸市 | 135.9 | 13703 |
4 | 千葉市 | 103.5 | 10436 |
5 | 市川市 | 95.7 | 9650 |
6 | 流山市 | 82.3 | 8299 |
7 | 鎌ケ谷市 | 68.6 | 6917 |
8 | 八千代市 | 52.2 | 5264 |
9 | 白井市 | 42.1 | 4245 |
10 | 野田市 | 34.5 | 3479 |
11 | 我孫子市 | 29.7 | 2995 |
12 | 成田市 | 27.5 | 2773 |
13 | 市原市 | 22.2 | 2239 |
14 | 四街道市 | 20.9 | 2107 |
15 | 習志野市 | 16.4 | 1654 |
16 | 富津市 | 12.9 | 1301 |
17 | 富里市 | 11.4 | 1150 |
18 | 木更津市 | 10.9 | 1099 |
19 | 袖ケ浦市 | 8.8 | 887 |
20 | 佐倉市 | 3.8 | 383 |
21 | 君津市 | 3.7 | 373 |
22 | 印西市 | 2.6 | 262 |
⑤愛知県では、名古屋市、一宮市に多く残っている
愛知県では、名古屋市と一宮市に多いですね。
トヨタなどの製造業が好調で、名古屋市〜三河エリアの住宅地が大きく上昇しているので、生産緑地の解禁によっても、これらのエリアでは需要を吸収してしまうかもしれません。
ですが、その一方で西側では、駅近のエリアは強いものの、郊外のエリアでは下落している地点が多くあります。
一宮市も100ha単位で残っているので、駅から遠いエリアでは影響を受けるでしょう。
愛知県の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | 名古屋市 | 270.2 | 27245 |
2 | 一宮市 | 138.7 | 13986 |
3 | 岡崎市 | 92.7 | 9347 |
4 | 豊田市 | 53 | 5344 |
5 | 小牧市 | 50.2 | 5062 |
6 | 碧南市 | 47.5 | 4790 |
7 | 西尾市 | 45 | 4538 |
8 | 刈谷市 | 44.9 | 4527 |
9 | 春日井市 | 33.7 | 3398 |
10 | 日進市 | 33 | 3328 |
11 | 東海市 | 30.5 | 3075 |
12 | 知立市 | 30 | 3025 |
13 | 津島市 | 25.5 | 2571 |
14 | 大府市 | 22.5 | 2269 |
15 | 瀬戸市 | 21.7 | 2188 |
16 | 犬山市 | 20.6 | 2077 |
17 | 知多市 | 19.7 | 1986 |
18 | 北名古屋市 | 19.6 | 1976 |
19 | 高浜市 | 19 | 1916 |
20 | 安城市 | 16.5 | 1664 |
21 | 稲沢市 | 13 | 1311 |
22 | 清須市 | 12.7 | 1281 |
23 | 江南市 | 12.2 | 1230 |
24 | 岩倉市 | 10.6 | 1069 |
25 | あま市 | 9.6 | 968 |
26 | 豊明市 | 9 | 908 |
27 | 半田市 | 6 | 605 |
28 | 尾張旭市 | 5.3 | 534 |
29 | 弥富市 | 3.7 | 373 |
30 | 愛西市 | 3 | 303 |
31 | 大口町 | 2.4 | 242 |
32 | 常滑市 | 2.2 | 222 |
33 | 長久手市 | 1.2 | 121 |
34 | みよし市 | 0.6 | 61 |
⑥大阪府は、ほぼ全域に広がっている
大阪府は、2番目に面積が狭い都道府県ですが、生産緑地は2番目に多く残っているため、かなり影響が広がるエリアと言えます。
また、この5年間の住宅地の価格を比較すると、東京や愛知が上昇したのに対して、大阪府では0.2%のマイナスでした。
大阪市の商業地は外国人観光客で賑わっているものの、大阪市以外の住宅地では、人口も減少し始めているので、下落が進んでいるんですね。
特に赤色のエリア(東大阪、八尾、堺、岸和田、泉佐野)では、100ha以上も残っているため、かなり影響が大きいかもしれません。
大阪府の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | 堺市 | 166.2 | 16759 |
2 | 八尾市 | 146.6 | 14782 |
3 | 泉佐野市 | 146.2 | 14742 |
4 | 岸和田市 | 118 | 11898 |
5 | 東大阪市 | 116.6 | 11757 |
6 | 枚方市 | 97.4 | 9821 |
7 | 和泉市 | 90.2 | 9095 |
8 | 貝塚市 | 80 | 8067 |
9 | 大阪市 | 76.5 | 7714 |
10 | 高槻市 | 72 | 7260 |
11 | 河内長野市 | 69.3 | 6988 |
12 | 泉南市 | 64.9 | 6544 |
13 | 寝屋川市 | 64.4 | 6494 |
14 | 交野市 | 64.3 | 6484 |
15 | 箕面市 | 64.1 | 6463 |
16 | 富田林市 | 60.3 | 6080 |
17 | 茨木市 | 50.8 | 5122 |
18 | 吹田市 | 49.8 | 5022 |
19 | 大阪狭山市 | 47.5 | 4790 |
20 | 阪南市 | 46 | 4638 |
21 | 柏原市 | 44.5 | 4487 |
22 | 松原市 | 44.4 | 4477 |
23 | 羽曳野市 | 43 | 4336 |
24 | 豊中市 | 41 | 4134 |
25 | 泉大津市 | 30.6 | 3086 |
26 | 大東市 | 22.8 | 2299 |
27 | 藤井寺市 | 22.4 | 2259 |
28 | 四條畷市 | 20.1 | 2027 |
29 | 門真市 | 17.9 | 1805 |
30 | 摂津市 | 16.2 | 1634 |
31 | 高石市 | 13.1 | 1321 |
32 | 池田市 | 12 | 1210 |
33 | 守口市 | 10.1 | 1018 |
34 | 千早赤阪村 | 0.3 | 30 |
⑦兵庫県は、神戸より東側に集中
兵庫県では、神戸よりも東側に集中しています。
神戸市でも海沿いのエリアでは土地価格も堅調ですが、山側の住宅地ではすでに人口減少と土地価格の下落が進んでいます。
また、それ以外のエリアでも駅から遠いエリアでは、すでに下落している場所も多くあるため、注意が必要でしょう。
兵庫県の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | 神戸市 | 106.1 | 10698 |
2 | 伊丹市 | 98.9 | 9972 |
3 | 川西市 | 78 | 7865 |
4 | 尼崎市 | 77.4 | 7805 |
5 | 宝塚市 | 75 | 7563 |
6 | 西宮市 | 74.7 | 7532 |
7 | 三田市 | 6.5 | 655 |
8 | 芦屋市 | 2.1 | 212 |
⑧京都府は、京都市に集中
京都府では、市区町村でもっとも生産緑地の多い京都市に生産緑地が集中しています。
京都市では建築制限が厳しいため、マンションやアパートが建てにくく、この40年間ほとんど人口が増えませんでした。
また、開発が進みにくかったこともあって、そこそこ市街地のエリアでも農地が散見されるのが特徴です。(桂や北山あたりでも生産緑地が見られます)
農家はこの30年でほぼ半分に減りましたので、これを機に宅地へ転換する人も増えるでしょう。
30坪の戸建て6万戸分の農地のうち、1割が宅地へ転換されても、かなりの影響が出てくるはずです。
京都府の生産緑地面積ランキング
*1ヘクタール(ha)=3,025坪
順位 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
1 | 京都市 | 599.5 | 60450 |
2 | 長岡京市 | 64.7 | 6524 |
3 | 宇治市 | 50.9 | 5132 |
4 | 亀岡市 | 35 | 3529 |
5 | 向日市 | 15.7 | 1583 |
6 | 八幡市 | 14.2 | 1432 |
7 | 城陽市 | 13.7 | 1381 |
8 | 南丹市 | 10.1 | 1018 |
9 | 大山崎町 | 6.3 | 635 |
10 | 京田辺市 | 5.2 | 524 |
11 | 木津川市 | 5.1 | 514 |
⑨その他の都道府県で多い都市
これ以外の都道府県で多い都市もあります。
50ha以上の都市はこちらの4都市です。
都道府県 | 市区町村 | 面積(ha) | 30坪の戸建てで何戸分? |
---|---|---|---|
静岡県 | 静岡市 | 220.8 | 22264 |
三重県 | 四日市市 | 154.3 | 15559 |
奈良県 | 奈良市 | 105 | 10588 |
和歌山県 | 和歌山市 | 75.2 | 7583 |
3、実は2022年問題だけではない
「生産緑地が解禁されれば、土地価格が下がるエリアが結構ありそう。」
というイメージは持たれたかもしれませんが、実はこれだけではないのです。
そもそも、この5年間で土地価格が大きく上昇して不動産バブルと言われていますが、その理由は日銀による異次元緩和のおかげで金利が下がったためでした。
(参考:ARUHI住宅ローン フラット35金利の推移 財務省 国債金利情報)
ザックリ言うと、この5年間で買い手は、同じ返済額で2割高い物件を買えるようになったということです。
例えば、フラット35で期間35年・月々の返済額が10.4万円とした場合、購入できる不動産は3,000万円から3,500万円まで上がったのです。
同じ返済額で購入できる物件価格が2割上昇した
そのため、人気の高い駅近エリアを中心に上昇してきたわけですが、この異次元緩和の副作用が出てきました。
例えば、預金者のお金を国債で運用していた地銀は、この異次元緩和によって、金利が低下したことで利息収入が減り、半数以上が赤字になっています。
赤字の地銀がどんどん増えている
赤字が続けばいずれ倒産してしまいますから、いつまでも続けるわけにはいきません。
では、具体的にあとどれぐらいなのか?
ブルームバーグが経済の専門家45人にアンケートをしたところ、半数以上が2〜3年以内に限界が来ると予想していました。
半数以上が2〜3年以内に限界と回答
(参考:ブルームバーグ「2年以内で限界」が半数弱、現行の長短金利操作-日銀サーベイ)
このアンケートは2018年6月にされたものなので、2〜3年後ということは、オリンピック前後ということになります。
そうすると、金利が上昇しますので、不動産価格は下落していきます。
金利が上がると、同じ返済額でも買える価格が下がる
巷で「オリンピックが終わったら、不動産価格が下がるのでは?」という話題が何度も取り上げられますが、1番怖いのはこの「異次元緩和の終了→金利の上昇→不動産価格の下落」でしょう。
2022年問題に該当するエリアでは、この金利の低下によってもあまり反応がなかったところが多いですが、金利が上がれば間違いなく、さらに土地価格が下がります。
そのため、売るかどうかを迷っている人は、2022年問題が起こる前から準備をしておいた方が後悔しないでしょう。
結論:売るなら?買うなら?活用するなら?
というわけで、ここまでのことをまとめると、
- 生産緑地の解禁によって、最初の1年間で全体の1割、1,300ha程度(30坪戸建てで13万戸分)は宅地に変わる可能性が高い。しかも、地域が限られているので、影響は大きい
- 生産緑地は郊外に多く点在しているため、不動産バブルに乗れなかったエリアが、さらに追い打ちをかけられる形になりそう
- 2022年問題の前に、金利が上昇する可能性もある。そうなれば、買い手の負担が上がるので、さらに下がる
と言えるでしょう。
買うなら:基本的に待つ必要はない
2022年問題で土地価格が下がるのであれば、「今はまだ買わない方がいい」という判断に傾きそうなものですが、基本的には待つ必要はありません。
というのも、2022年問題まであと3年以上あります。
坪100万円以上するようなエリアであれば話は別ですが、郊外の戸建てエリアでは坪50万円未満のところが大半です。
仮に30坪だとしても1,500万円ですから、1割下がったとしても150万円しか安くならないわけです。待っている間の家賃を考えたら、自宅住まいでない限りはこのタイミングで買った方がトクな人の方が多いはずです。
金利が低い今がチャンス
そして、もう1つ重要なポイントが、現在の金利が過去最低水準だということです。
金利が上がれば、土地価格は下がりますが、その時には支払う利息も増えますので、どちらが得になるのかは微妙です。
ですから、もし家を買おうと思っているのならば、土地価格が下がるのを待つよりも、金利が上がる前の今のうちに買うのがベストでしょう。
ただし、購入を検討する場合には、今後の金利上昇を想定しておかないと大変なことになるので、「フラット35」か「10年以上の固定金利」でも返済ができるかどうかで予算を考えるべきでしょう。
非公開物件=安い物件
不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。
そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、特定の不動産会社が取り扱っている場合があります。
当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。
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売るなら:低金利の今がチャンス
2022年問題以上に怖いのは、金利の上昇です。
金利が上がれば、間違いなく土地価格は大きく下がりますので、売却を考えている人はなるべく早めに動いた方がいいでしょう。
そう考え始めると、まず気になるのは価格だと思います。
1番活用されている価格情報は、国が出している公示地価ですが、公示地価は「その地域の平均的な価格」なため、実際の取引ではこれ以上に高く、または安く取引されることがあります。
例えば、「代田(だいた)」という、世田谷代田駅の周辺に広がる住宅地があります。
こちらの公示地価と実際の取引を比べてみると、
- 公示地価:221万円/坪
- 実際の取引価格:220〜290万円/坪
と、公示地価の約1.0〜1.3倍で取引されていました。
最高価格は、最低価格の1.3倍です。
どちらも「第一種低層住居専用地域」と呼ばれる、高層マンションは建てられない、主に戸建てが立ち並ぶエリアです。
駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?
【世田谷区代田の土地取引】
- 世田谷代田駅から徒歩6〜11分のエリアで、220〜290万円/坪で取引されている
- この取引情報のアンケート回収率は約2割のため、実際の取引数はこの5倍程度ある
このような感じで、全国の公示地価と実際の取引を調べてみたのですが、やはり公示地価と実際の取引ではかなりの価格差があることがわかりました。
*東京、大阪、北海道、福島など17都道府県を調査
都道府県 | 住所 | 公示地価/坪 | 取引価格/坪 | 公示地価の何倍? |
---|---|---|---|---|
東京都23区 | 千代田区神保町 | 485万円 | 300〜990万円 | 0.62〜2.04倍 |
東京都23区 | 中央区佃 | 644万円 | 530〜970万円 | 0.82〜1.51倍 |
東京都23区 | 墨田区東向島 | 111万円 | 150〜290万円 | 1.35〜2.61倍 |
東京都 | 八王子市北野台 | 33万円 | 30〜43万円 | 0.91〜1.3倍 |
東京都 | 立川市柴崎町 | 121万円 | 97〜340万円 | 0.8〜2.81倍 |
東京都 | 武蔵野市吉祥寺本町 | 216万円 | 150〜300万円 | 0.69〜1.39倍 |
神奈川県 | 横浜市神奈川区松見町 | 85万円 | 74〜150万円 | 0.87〜1.76倍 |
神奈川県 | 川崎市中原区木月 | 136万円 | 160〜240万円 | 1.18〜1.76倍 |
神奈川県 | 相模原市緑区東橋本 | 70万円 | 17〜140万円 | 0.24〜2倍 |
千葉県 | 千葉市中央区松波 | 77万円 | 64〜110万円 | 0.83〜1.43倍 |
千葉県 | 船橋市松が丘 | 30万円 | 26〜41万円 | 0.87〜1.37倍 |
千葉県 | 柏市今谷上町 | 49万円 | 39〜85万円 | 0.8〜1.73倍 |
埼玉県 | さいたま市浦和区北浦和 | 113万円 | 78〜160万円 | 0.69〜1.42倍 |
埼玉県 | 川口市差間 | 43万円 | 42〜61万円 | 0.98〜1.42倍 |
埼玉県 | 所沢市久米 | 49万円 | 22〜76万円 | 0.45〜1.55倍 |
北海道 | 札幌市北区25条西 | 38万円 | 32〜48万円 | 0.84〜1.26倍 |
北海道 | 旭川市8条通 | 10万円 | 7〜14万円 | 0.7〜1.4倍 |
北海道 | 苫小牧市桜木町 | 7万円 | 6.5〜13万円 | 0.93〜1.86倍 |
青森県 | 青森市三内 | 10万円 | 5.4〜14万円 | 0.54〜1.4倍 |
青森県 | 八戸市田向 | 14万円 | 10〜28万円 | 0.71〜2倍 |
青森県 | 弘前市大字田園 | 13万円 | 15〜18万円 | 1.15〜1.38倍 |
秋田県 | 秋田市手形 | 22万円 | 18〜25万円 | 0.82〜1.14倍 |
秋田県 | 大仙市大曲中通町 | 11万円 | 13〜15万円 | 1.18〜1.36倍 |
秋田県 | 由利本荘市石脇 | 7.8万円 | 5〜14万円 | 0.64〜1.79倍 |
岩手県 | 盛岡市加賀野 | 21万円 | 15〜32万円 | 0.71〜1.52倍 |
岩手県 | 一関市赤荻 | 8万円 | 5.5〜17万円 | 0.69〜2.13倍 |
岩手県 | 奥州市佐倉河 | 21万円 | 15〜32万円 | 0.71〜1.52倍 |
宮城県 | 仙台市泉区将監 | 26万円 | 34〜52万円 | 1.31〜2倍 |
宮城県 | 石巻市三ツ股 | 10万円 | 7.8〜14万円 | 0.78〜1.4倍 |
宮城県 | 名取市大手町 | 27万円 | 29〜40万円 | 1.07〜1.48倍 |
福島県 | 福島市野田町 | 22万円 | 16〜72万円 | 0.73〜3.27倍 |
福島県 | いわき市小島町 | 22万円 | 35万円 | 1.59倍 |
福島県 | 郡山市芳賀 | 18万円 | 17〜35万円 | 0.94〜1.94倍 |
山形県 | 山形市東原町 | 26万円 | 18〜32万円 | 0.69〜1.23倍 |
山形県 | 鶴岡市本町 | 11万円 | 8〜17万円 | 0.73〜1.55倍 |
山形県 | 酒田市新橋 | 9.5万円 | 10〜15万円 | 1.05〜1.58倍 |
新潟県 | 新潟市中央区天神尾 | 38万円 | 35〜62万円 | 0.92〜1.63倍 |
新潟県 | 長岡市東栄 | 19万円 | 13〜19万円 | 0.68〜1倍 |
新潟県 | 上越市春日野 | 14万円 | 9.6〜16万円 | 0.69〜1.14倍 |
富山県 | 富山市牛島本町 | 26万円 | 23〜36万円 | 0.88〜1.38倍 |
富山県 | 高岡市城東 | 17万円 | 9.3〜19万円 | 0.55〜1.12倍 |
富山県 | 射水市太閤山 | 15万円 | 12〜18万円 | 0.8〜1.2倍 |
石川県 | 金沢市泉野町 | 35万円 | 24〜45万円 | 0.69〜1.29倍 |
石川県 | 加賀市小菅波町 | 14万円 | 2.3〜21万円 | 0.16〜1.5倍 |
石川県 | 野々市市押野 | 26万円 | 25〜31万円 | 0.96〜1.19倍 |
福井県 | 福井市灯明寺 | 19万円 | 15〜26万円 | 0.79〜1.37倍 |
福井県 | 坂井市丸岡町西瓜屋 | 10万円 | 12〜15万円 | 1.2〜1.5倍 |
群馬県 | 高崎市上中居町 | 25万円 | 18〜36万円 | 0.72〜1.44倍 |
群馬県 | 前橋市駒形町 | 15万円 | 8.7〜18万円 | 0.58〜1.2倍 |
群馬県 | 伊勢崎市昭和町 | 13万円 | 9.6〜41万円 | 0.74〜3.15倍 |
栃木県 | 宇都宮市泉が丘 | 28万円 | 28〜40万円 | 1〜1.43倍 |
栃木県 | 足利市八幡町 | 16.5万円 | 8.7〜19万円 | 0.53〜1.15倍 |
栃木県 | 小山市城東 | 24万円 | 3.8〜27万円 | 0.16〜1.13倍 |
茨城県 | 水戸市河和田 | 14万円 | 9.2〜20万円 | 0.66〜1.43倍 |
茨城県 | 古河市東 | 24万円 | 11〜36万円 | 0.46〜1.5倍 |
茨城県 | つくば市春日 | 37万円 | 53万円 | 1.43倍 |
愛知県 | 名古屋市千種区東山元町 | 56万円 | 19〜67万円 | 0.34〜1.2倍 |
愛知県 | 岡崎市大和町 | 37万円 | 43〜51万円 | 1.16〜1.38倍 |
愛知県 | 豊橋市高師本郷町 | 24万円 | 11〜33万円 | 0.46〜1.38倍 |
岐阜県 | 岐阜市北一色 | 21万円 | 17〜28万円 | 0.81〜1.33倍 |
岐阜県 | 大垣市林町 | 23万円 | 10〜31万円 | 0.43〜1.35倍 |
岐阜県 | 多治見市明和町 | 11.5万円 | 8.9〜15万円 | 0.77〜1.3倍 |
三重県 | 津市大谷町 | 35万円 | 41〜55万円 | 1.17〜1.57倍 |
三重県 | 四日市市大字茂福 | 21万円 | 24〜32万円 | 1.14〜1.52倍 |
三重県 | 桑名市大字桑名 | 22万円 | 25〜29万円 | 1.14〜1.32倍 |
静岡県 | 静岡市葵区音羽町 | 71万円 | 51〜85万円 | 0.72〜1.2倍 |
静岡県 | 浜松市中区鴨江 | 31万円 | 0.85〜40万円 | 0.03〜1.29倍 |
静岡県 | 三島市加茂 | 33万円 | 33〜44万円 | 1〜1.33倍 |
長野県 | 長野市若里 | 29万円 | 30〜46万円 | 1.03〜1.59倍 |
長野県 | 松本市桐 | 21万円 | 29〜30万円 | 1.38〜1.43倍 |
長野県 | 上田市常磐城 | 14万円 | 14〜18万円 | 1〜1.29倍 |
山梨県 | 甲府市上石田 | 15万円 | 19〜23万円 | 1.27〜1.53倍 |
大阪府 | 大阪市浪速区恵美須東 | 149万円 | 39〜600万円 | 0.26〜4.03倍 |
大阪府 | 茨木市庄 | 61万円 | 40〜100万円 | 0.66〜1.64倍 |
大阪府 | 高槻市安岡時町 | 38万円 | 25〜55万円 | 0.66〜1.45倍 |
京都府 | 京都市伏見区深草大亀谷万帖敷町 | 41万円 | 22〜64万円 | 0.54〜1.56倍 |
京都府 | 宇治市小倉町 | 43万円 | 22〜55万円 | 0.51〜1.28倍 |
京都府 | 城陽市久世 | 37万円 | 28〜49万円 | 0.76〜1.32倍 |
滋賀県 | 大津市朝日が丘 | 45万円 | 25〜55万円 | 0.56〜1.22倍 |
滋賀県 | 草津市追分 | 30万円 | 32〜37万円 | 1.07〜1.23倍 |
滋賀県 | 長浜市祇園町 | 17万円 | 8.9〜23万円 | 0.52〜1.35倍 |
兵庫県 | 神戸市鈴蘭台南町 | 24万円 | 14〜41万円 | 0.58〜1.71倍 |
兵庫県 | 姫路市飾磨区今在家 | 28万円 | 30〜35万円 | 1.07〜1.25倍 |
兵庫県 | 尼崎市稲葉荘 | 56万円 | 39〜83万円 | 0.7〜1.48倍 |
奈良県 | 奈良市中登美ケ丘 | 35万円 | 40〜61万円 | 1.14〜1.74倍 |
奈良県 | 橿原市土橋町 | 26万円 | 31〜44万円 | 1.19〜1.69倍 |
奈良県 | 生駒市俵口町 | 27万円 | 22〜35万円 | 0.81〜1.3倍 |
和歌山県 | 和歌山市黒田 | 21万円 | 19〜48万円 | 0.9〜2.29倍 |
和歌山県 | 田辺市東山 | 19万円 | 22〜24万円 | 1.16〜1.26倍 |
岡山県 | 岡山市田中 | 33万円 | 35〜47万円 | 1.06〜1.42倍 |
岡山県 | 倉敷市大島 | 31万円 | 13〜35万円 | 0.42〜1.13倍 |
岡山県 | 津山市東一宮 | 10万円 | 4.5〜12万円 | 0.45〜1.2倍 |
広島県 | 広島市牛田早稲田 | 40万円 | 19〜80万円 | 0.48〜2倍 |
広島県 | 福山市沖野上町 | 24万円 | 6.9〜34万円 | 0.29〜1.42倍 |
広島県 | 呉市広白岳 | 17万円 | 7.4〜21万円 | 0.44〜1.24倍 |
鳥取県 | 鳥取市吉方温泉 | 17万円 | 5〜19万円 | 0.29〜1.12倍 |
鳥取県 | 米子市観音寺新町 | 16万円 | 15〜20万円 | 0.94〜1.25倍 |
島根県 | 松江市内中原町 | 26万円 | 26〜32万円 | 1〜1.23倍 |
山口県 | 下関市綾羅木南町 | 13万円 | 20万円 | 1.54倍 |
山口県 | 山口市小郡下郷 | 16.5万円 | 8.9〜19万円 | 0.54〜1.15倍 |
山口県 | 宇部市笹山町 | 7.3万円 | 10〜13万円 | 1.37〜1.78倍 |
愛媛県 | 松山市岩崎町 | 44万円 | 30〜68万円 | 0.68〜1.55倍 |
愛媛県 | 今治市南大門町 | 17万円 | 24〜30万円 | 1.41〜1.76倍 |
愛媛県 | 新居浜市河内町 | 22万円 | 10〜24万円 | 0.45〜1.09倍 |
香川県 | 高松市松縄町 | 29万円 | 39〜40万円 | 1.34〜1.38倍 |
香川県 | 丸亀市中府町 | 25万円 | 35万円 | 1.4倍 |
徳島県 | 徳島市佐古一番町 | 31万円 | 13〜59万円 | 0.42〜1.9倍 |
高知県 | 高知市東久万 | 34万円 | 29〜38万円 | 0.85〜1.12倍 |
福岡県 | 福岡市南区大楠 | 56万円 | 69〜97万円 | 1.23〜1.73倍 |
福岡県 | 北九州市八幡西区永犬丸西町 | 17万円 | 10〜21万円 | 0.59〜1.24倍 |
福岡県 | 久留米市諏訪野町 | 22万円 | 15〜27万円 | 0.68〜1.23倍 |
佐賀県 | 佐賀市兵庫北 | 21万円 | 16〜31万円 | 0.76〜1.48倍 |
佐賀県 | 唐津市和多田本村 | 18万円 | 18〜24万円 | 1〜1.33倍 |
佐賀県 | 鳥栖市弥生が丘 | 19万円 | 18〜21万円 | 0.95〜1.11倍 |
大分県 | 大分市王子新町 | 30万円 | 28〜45万円 | 0.93〜1.5倍 |
大分県 | 別府市山の手町 | 21万円 | 16〜35万円 | 0.76〜1.67倍 |
大分県 | 中津市中央町 | 30万円 | 28〜45万円 | 0.93〜1.5倍 |
長崎県 | 長崎市滑石 | 20万円 | 14〜24万円 | 0.7〜1.2倍 |
長崎県 | 佐世保市広田 | 11万円 | 19〜29万円 | 1.73〜2.64倍 |
長崎県 | 諫早市小船越町 | 13万円 | 22万円 | 1.69倍 |
熊本県 | 熊本市武蔵ヶ丘 | 21万円 | 15〜32万円 | 0.71〜1.52倍 |
熊本県 | 八代市井上町 | 9万円 | 4.7〜10万円 | 0.52〜1.11倍 |
熊本県 | 天草市今釜新町 | 14万円 | 14〜15万円 | 1〜1.07倍 |
宮崎県 | 宮崎市神宮 | 28万円 | 32〜33万円 | 1.14〜1.18倍 |
宮崎県 | 都城市姫城町 | 10万円 | 8.5〜15万円 | 0.85〜1.5倍 |
宮崎県 | 延岡市西小路 | 19万円 | 20〜26万円 | 1.05〜1.37倍 |
鹿児島県 | 鹿児島市荒田 | 56万円 | 35〜91万円 | 0.63〜1.63倍 |
鹿児島県 | 霧島市国分中央 | 11万円 | 9.5〜15万円 | 0.86〜1.36倍 |
鹿児島県 | 薩摩川内市平佐町 | 9.5万円 | 7.9〜10.4万円 | 0.83〜1.09倍 |
沖縄県 | 那覇市首里石嶺町 | 42万円 | 31〜46万円 | 0.74〜1.1倍 |
沖縄県 | うるま市江州 | 56万円 | 69〜97万円 | 1.23〜1.73倍 |
沖縄県 | 浦添市経塚 | 53万円 | 60〜69万円 | 1.13〜1.3倍 |
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