松山市の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し | イエ&ライフ

松山市の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し

松山市 愛媛県

(画像出典:wikimedia commonslienyuan lee, 松山)

 

この記事では松山市の

  1. 公示地価、基準地価
  2. 土地価格がこれまで上昇・下落した理由
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説しています。

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1、松山市の公示地価、基準地価

(1)公示地価(2024.1.1現在)

*変化率が空白:2019年のデータがない場合

住所または地番最寄駅(m)坪単価(万円)前年比5年前比
松山市岩崎町1-4-52道後公園(400)62.75.0%34.8%
松山市大街道2丁目4番13大街道(70)280.52.3%5.9%
松山市南江戸1-7-8松山(800)47.92.1%
松山市花園町4番7外松山市(200)96.41.7%9.8%
松山市宮田町186番4外宮田町(130)77.61.3%3.1%
松山市持田町4-1-6警察署前(500)78.91.3%11.7%
松山市道後湯之町13-20道後温泉(230)112.21.2%
松山市大街道3丁目5番2外大街道(220)102.61.0%
松山市井門町454番1外いよ立花(3200)34.71.0%1.0%
松山市保免西1-3-5土居田(1000)35.30.9%4.9%
松山市居相6丁目230番30市坪(2200)35.30.9%1.9%
松山市余戸東1-1-7余戸(780)360.9%4.8%
松山市勝山町2丁目17番5上一万(80)73.60.9%1.8%
松山市湯渡町8-11勝山町(960)37.30.9%2.7%
松山市古川北2-10-14市坪(1800)38.30.9%2.7%
松山市六軒家町3-14萱町六丁目(520)38.90.9%5.4%
松山市三番町4丁目11番12市役所前(330)119.10.8%2.6%
松山市辻町11-27宮田町(410)40.30.8%5.2%
松山市千舟町4丁目2番2外松山市(420)123.40.8%3.0%
松山市久万ノ台182番1外衣山(850)41.30.8%1.6%
松山市枝松5-6-8福音寺(1000)42.90.8%0.8%
松山市東石井2-21-11いよ立花(1400)44.90.7%1.5%
松山市道後今市3-22南町(450)48.50.7%4.3%
松山市味酒町2丁目3番30大手町(350)49.50.7%1.4%
松山市枝松1-9-26道後公園(1400)49.80.7%3.4%
松山市朝生田町2-4-5いよ立花(1300)51.20.6%2.6%
松山市古川北1-10-12市坪(2000)53.80.6%3.2%
松山市平和通2丁目5番4鉄砲町(150)56.80.6%1.8%
松山市千舟町8丁目67番15外大手町(420)57.40.6%3.0%
松山市上市1-2-26道後公園(640)59.10.6%5.3%
松山市三番町5丁目9番4南堀端(260)60.10.6%1.7%
松山市東一万町2番南町(190)61.70.5%1.1%
松山市南久米町176番10北久米(400)31.10.5%0.5%
松山市来住町1488番13北久米(1600)32.50.5%0.5%
松山市歩行町1丁目8番3大街道(370)66.30.5%1.5%
松山市土居田町737番5土居田(420)31.90.2%0.2%
松山市竹原2-6-13土橋(430)38.30.0%2.7%
松山市緑町2丁目8番31鉄砲町(190)55.80.0%1.8%
松山市中村2-1-24いよ立花(1200)44.90.0%1.5%
松山市柳井町1丁目9番7石手川公園(380)51.20.0%1.3%
松山市空港通1-6-27土居田(650)350.0%1.0%
松山市東長戸3-10-18衣山(2700)27.70.0%0.0%
松山市山越4-7-60本町六丁目(1400)31.90.0%0.0%
松山市中央1-6-8本町六丁目(700)350.0%0.0%
松山市小栗4-1-16松山市(1000)340.0%0.0%
松山市中村4-4-28いよ立花(360)32.20.0%0.0%
松山市余戸東1-2-20余戸(540)32.80.0%0.0%
松山市来住町485番1外久米(980)35.30.0%0.0%
松山市三番町2丁目10番10大街道(310)68.30.0%0.0%
松山市南久米町226番1外久米(220)340.0%0.0%
松山市永木町1丁目7番11外勝山町(750)47.50.0%0.0%
松山市東長戸4-4-38衣山(2200)350.0%0.0%
松山市北斎院町643番1松山(2800)37.60.0%0.0%
松山市北吉田町77番3外山西(3200)6.50.0%0.0%
松山市西垣生町397番32鎌田(2600)19.50.0%-0.3%
松山市南吉田町2284番1余戸(3500)11.30.0%-0.9%
松山市西垣生町1808番2外鎌田(3600)6.10.0%-1.1%
松山市南吉田町2798番50余戸(4100)7.90.0%-1.2%
松山市三町2-3-7北久米(1100)27.70.0%-1.3%
松山市森松町996番6北久米(3700)23.80.0%-2.8%
松山市二番町2丁目7番23大街道(380)980.0%-3.3%
松山市久米窪田町1000番13鷹ノ子(1100)25.9-0.1%-1.1%
松山市南斎院町732番5外土居田(2300)25.5-0.1%-1.7%
松山市祝谷5-9-15南町(1500)25.5-0.3%-4.6%
松山市衣山5丁目31番56西衣山(600)22.8-0.3%-1.6%
松山市山西町805番山西(600)11.2-0.3%
松山市富久町295番15余戸(1200)26.9-0.4%-2.5%
松山市平井町甲3660番1梅本(950)22.4-0.4%-5.0%
松山市白水台4丁目4番14上一万(3700)13.8-0.5%-3.9%
松山市内浜町5-14三津浜(650)24.2-0.5%-3.0%
松山市北吉田町1055番2余戸(4100)15.1-0.7%-4.0%
松山市祓川2-10-23三津(400)28.2-0.7%-4.2%
松山市高岡町712番10松山(4300)22.6-0.7%-4.9%
松山市平井町甲1644番1平井(600)13.5-0.7%-4.9%
松山市若葉町6-9山西(910)22.4-0.7%-4.8%
松山市溝辺町甲97番12道後公園(2500)21.5-0.8%-5.5%
松山市三津2-6-28三津(860)12.1-1.1%-7.8%
松山市勝岡町161番1伊予和気(2000)14.9-1.1%-5.3%
松山市北条1071番3伊予北条(800)11.5-1.1%-7.4%
松山市北条辻453番8伊予北条(300)13.3-1.2%-6.7%
松山市北条辻1406番1外伊予北条(280)13.3-1.2%-10.6%
松山市石風呂町360番港山(1300)15.6-1.7%-8.7%
松山市苞木甲3番6粟井(400)10.5-1.9%-9.9%
松山市桑原2-3-35勝山町(2000)32.7
松山市土居田町450番7土居田(450)30.8

 

(2)基準地価(2024.7.1現在)更新

*変化率が空白:2019年のデータがない場合

住所または地番最寄駅(m)坪単価(万円)前年比2019年比
松山市南江戸3-6-27松山(1200)36.01.9%7.9%
松山市宮田町186番4外3筆宮田町(130)78.51.7%3.9%
松山市大街道2丁目4番13大街道(70)281.21.7%5.2%
松山市大手町1丁目8番16外1筆大手町(120)66.71.5%3.1%
松山市三番町4丁目11番12市役所前(330)120.11.4%2.5%
松山市一番町4丁目1番1県庁前(200)126.11.3%1.6%
松山市持田町4-1-6警察署前(500)79.21.3%10.1%
松山市星岡4-10-47福音寺(1400)31.91.0%2.0%
松山市東石井5-10-27いよ立花(1400)34.01.0%2.0%
松山市和泉北1-7-8土橋(1200)35.30.9%1.9%
松山市居相3-1-7市坪(1900)38.90.9%1.7%
松山市高砂町3丁目96番2木屋町(150)38.90.9%0.9%
松山市勝山町1丁目10番2勝山町(280)78.20.9%0.9%
松山市石手3-5-13道後公園(1100)44.20.8%2.3%
松山市道後緑台5-20南町(800)45.50.7%3.8%
松山市清水町2丁目20番4高砂町(130)46.20.7%0.7%
松山市和泉南5-1-29市坪(1400)47.20.7%0.7%
松山市谷町甲77番1伊予和気(2400)29.70.7%0.1%
松山市朝生田町2-4-5いよ立花(1300)51.20.6%2.0%
松山市二番町3丁目7番17大街道(250)102.30.6%0.3%
松山市南堀端町6番11南堀端(100)102.60.6%1.3%
松山市道後町2-3-31南町(230)56.10.6%3.0%
松山市三番町7丁目4番7大手町(230)58.40.6%0.6%
松山市竹原3-5-25土橋(1100)29.90.6%1.1%
松山市来住町1153番4北久米(910)30.60.5%-0.3%
松山市本町3丁目2番17外3筆本町三丁目(90)62.00.5%1.6%
松山市北土居1-13-3福音寺(2300)33.00.5%1.5%
松山市湊町4丁目3番5外1筆松山市(270)66.30.5%
松山市鷹子町735番3久米(570)28.70.5%0.0%
松山市三番町3丁目4番25松山市(700)72.60.5%1.4%
松山市二番町1丁目9番28大街道(360)85.80.4%-3.7%
松山市東長戸3-10-18衣山(2700)27.80.4%0.4%
松山市吉藤4-1-36本町六丁目(2400)28.10.4%0.4%
松山市一番町1丁目11番7大街道(200)111.50.3%1.2%
松山市古川北2-10-14市坪(1800)38.30.0%1.8%
松山市北土居5-4-2いよ立花(2800)33.70.0%1.0%
松山市朝生田町2-9-36いよ立花(550)35.60.0%0.0%
松山市中村5-7-1いよ立花(650)32.50.0%0.0%
松山市中央1-6-8本町六丁目(700)35.00.0%0.0%
松山市石手白石甲78番6道後公園(2000)35.60.0%0.0%
松山市道後一万8-30上一万(250)41.90.0%0.0%
松山市山越5-14-28萱町六丁目(1400)33.30.0%0.0%
松山市北斎院町15番1松山(1700)35.30.0%0.0%
松山市小栗7-10-18土橋(770)32.40.0%-0.4%
松山市松末2-17-11福音寺(600)27.30.0%-0.5%
松山市福音寺町107番2北久米(500)26.40.0%-0.5%
松山市和気町1丁目524番1伊予和気(900)10.80.0%-0.9%
松山市余戸西6-6-20余戸(1000)25.80.0%-1.5%
松山市三町3丁目205番1外1筆福音寺(1000)13.60.0%-1.7%
松山市姫原1-7-3本町六丁目(1700)27.40.0%-1.9%
松山市南吉田町1843番19余戸(3300)21.90.0%-2.2%
松山市北斎院町1091番2山西(2400)24.70.0%-2.2%
松山市森松町497番10北久米(4300)23.60.0%-2.8%
松山市水泥町46番24平井(900)23.60.0%-3.0%
松山市空港通3-3-8土居田(950)17.50.0%-3.1%
松山市来住町992番15久米(1800)23.70.0%-3.4%
松山市湊町3丁目5番17外1筆松山市(650)142.60.0%
松山市久保田町59番5余戸(1600)24.2-0.1%-2.4%
松山市高岡町435番4余戸(2700)24.0-0.1%-4.3%
松山市衣山2-8-21衣山(400)25.4-0.3%-2.3%
松山市畑寺4-1-26北久米(1100)24.2-0.3%-2.7%
松山市窪野町乙52番70鷹ノ子(9700)11.8-0.3%-5.5%
松山市古三津3-15-5三津浜(660)22.5-0.3%-4.4%
松山市若葉町8-40山西(780)26.4-0.4%
松山市古三津1-21-15三津浜(500)24.1-0.4%-5.2%
松山市堀江町甲1406番8堀江(480)15.4-0.4%-3.3%
松山市久米窪田町676番16鷹ノ子(1100)21.3-0.5%-4.9%
松山市土手内113番5伊予北条(580)12.4-0.5%-6.7%
松山市北条辻636番8伊予北条(1100)12.1-0.5%-3.2%
松山市堀江町甲1620番1堀江(250)16.4-0.6%-6.0%
松山市府中563番柳原(630)11.2-0.9%-4.2%
松山市堀江町甲79番2伊予和気(1400)15.5-1.1%-6.2%
松山市中西外400番3伊予北条(2200)6.0-1.1%-5.2%
松山市北条356番4伊予北条(990)11.8-1.1%-5.8%
松山市善応寺甲1265番1柳原(1500)5.5-1.2%-6.7%
松山市新浜町7-15港山(450)15.5-1.5%-11.1%
松山市東方町甲1297番1鷹ノ子(5000)11.1-1.5%-8.2%
松山市高木町217番1外1筆伊予和気(1000)13.1-1.5%-7.0%
松山市下伊台町1276番14上一万(4500)9.7-1.7%-10.9%
松山市福角町甲51番72堀江(1500)16.5-1.8%-8.1%
松山市太山寺町904番25伊予和気(1800)12.6-1.8%-9.9%
松山市宇和間甲1309番西中港(2800)1.3-2.5%-11.4%
松山市高浜町1丁目乙60番387高浜(650)12.8-3.2%-15.6%
松山市饒甲407番西中港(450)1.9-3.3%-14.7%
松山市中島大浦3075番17中島港(170)5.6-3.4%-14.9%
松山市中島大浦3039番25中島港(250)4.8-4.6%-19.6%
松山市三町1-6-11福音寺(1000)30.4
松山市市坪北1-11-14市坪(760)29.0

 

2、松山市の土地価格の動き

松山市の土地価格は、住宅地は11年で6%のマイナス、商業地では2%のマイナスでした。

ただし、2016年以降は、いずれも、ほぼ横ばいだったと見ていいレベルですね。

 

また、昨年から今年にかけては、住宅地で0%で横ばい、商業地も0.5%のプラスでした。

特に住宅地については、この11年でみると、2020年とともに、最も良好なパフォーマンスとなっています。

 

松山市の公示地価

(参考:国土交通省 地価公示)

 

では、具体的にどのあたりが上がっているのか?

まずは地図上で、上昇しているエリアを確認してみましょう。

 

5年間の変化率(2018→2023年)

変化率:赤色(+10%以上)>オレンジ色(+5〜9.9%)>緑色(0〜 +4.9%)>青色(-0.1〜 -4.9%)>紺色(-5〜 -9.9%)>紫色(-10%以下)

 

上昇率が高いのは、松山城を囲むように、中心部で上昇しているエリアが多いですね。また、10%以上の上昇を示す、赤色の地点を見ると、道後公園よりちょっと南側の辺りにいくつか見られます。

 

この辺りは、進学校の松山東高校や、愛媛大学附属の小中学校が近くにある、いわゆる文京地区です。

全国的に、進学率が上昇していることもあって、いい学校に通わせたい、比較的高所得の家庭による住宅需要が強いのでしょう。

 

傾向的には、中心部では、このように上昇率が高いものの、郊外に行くほど、下落するエリアが増えていく、土地価格の二極化が進んでいると言えるでしょう。

 

なぜ、松山市では土地価格の二極化が起こっているのか?

理由は大きく4つあります。

 

①人口の動き

1つ目は、人口の動きです。

松山市では、この11年間で、人口が約1.7万人減少しましたが、世帯数は1.6万世帯も増えていました。

 

松山市の人口

(参考:総務省 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)

 

人口は減っているのに、世帯数も増えているということは、単身世帯の需要が増えている可能性があります。

 

では、どのような人が増えているのか?

松山市に引っ越してきた人の数から、出て行った人の数を引いた、転入超過数というデータがあります。

このデータを見てみると、増えているのは、外国人と50代以上が大半でした。

 

松山市の転入超過数

(参考:総務省 住民基本台帳人口移動報告)

 

外国人の多くは、車の免許を持っていないので、電車やバスが使える中心部の賃貸物件に住む傾向にあります。

 

また、50代以上のうち、75歳以上が半分以上を占めており、周辺の病院や介護施設に入れない高齢者が、松山市の施設に入居しているものと考えられます。

その一方で、15~29歳の若い世代は、毎年1,000人近く減っており、持ち家の需要は減り続けている状況です。

 

増加しているのは、中心部や駅周辺などの、一部のみ

さらに、地区別の人口の変化も、確認してみましょう。

2019年~24年までの5年間で、50人以上の増加・減少エリアを抽出したのがこちらです。

 

赤色:+300人以上オレンジ色: +100〜 299人緑色:+50〜 99人水色: -50〜 -99人紫色:-100人以下

(参考:松山市「町別人口(住民基本台帳)」)

 

ご覧の通り、全域で減少している地区が点在しているものの、その中でも、松山城の周辺や、松山外環状道路のあたりや、市の北部でも、郊外に幾つかの地区で増加していました。

特に外環状道路のあたりの増加は、車での移動のしやすさや、大規模ショッピングセンターのエミフルMASAKIに行きやすいこともあって、増えているものと考えられます。

 

②建築費の上昇

2つ目が、建築費の上昇による、土地価格の連れ高です。

特に新型コロナ以降、20213月ごろからウッドショック(木材の価格高騰)が騒がれ、2022年のロシアのウクライナ侵攻で、円安が進んだことで、建築費がここ数年で、どんどん上がっているのです。

 

マンションの建築費 2024年7月

木造住宅の建築費 2024年7月

(参考:建築物価調査会)

 

建築費が上がると、当然ですが、新築の住宅価格も上がります。それによって、中古物件の価格も連れ高しています。

 

愛媛県の中古住宅の価格を見てみると、この5年間で、マンションは19%の上昇、戸建ては4%の下落をしていました。

 

愛媛県の中古住宅価格

(参考:東日本レインズ)

 

県内全域の統計なので、戸建てについては、他の市町村の下落の影響を受けています。

ですが、マンションは、松山市に集中しているため、松山市の中心部の住宅価格が上昇していることが推察されます。

 

一方で、このように建築費が大きく上昇しているため、家を建てる人は増えていません。

松山市の新築着工数を見てみると、賃貸物件を含む、アパートやマンションは横ばいにありますが、戸建ては年々減少しており、2023年は1,600戸割れと、この11年で最低を更新していました。

 

松山市の新規着工戸数

(参考:国土交通省 建築着工統計調査)

 

昨年から今年にかけて、住宅地では横ばいと、この11年間で最も良好なパフォーマンスだったわけですが、決して、買い手が増えているからではないのです。

むしろ、建築費が上がりすぎたことによって、中古物件が上昇し、土地の評価が上がっただけ、という可能性があります。

 

公示地価は、相続税評価に使う路線価の参考値となりますので、例え、その場所で取引実績がなかったとしても、周辺地域の取引価格を元に、違和感がないような調整を行います。

そのため、場所によっては、土地の評価は上がっているのに、買い手を探すのに苦労する、というケースもありそうです。

 

③農地の宅地化

3つ目が、農地の宅地化です。

松山市では、2012年から22年の10年間で、農地が約1,640haも減りました。

1ヘクタールは約3,000坪ですので、30坪の戸建てで、約16万戸分の農地がなくなった計算になります。

 

松山市の農地面積

(参考:総務省統計局 作物統計調査)

 

先ほど、人口の増加地区を見てもらいましたが、松山城の周辺のような中心部を除くと、外環状道路沿いなどの、かなり中心部から離れているところでの増加が目立っていました。

このような地域では、まだ多くの農地が残っており、それらの農地が宅地化されることで、数十戸単位の新しい住宅地に変わっています。

 

車での移動のしやすさや、買い物の便利さもそうですが、新しい住宅地の方が、人間関係で悩む心配も少ないですし、建売ですぐに引越しもできるため、人気が集まりやすいのでしょう。

そして、このような新しい住宅地ができると、他の住宅地の需要は下がります。

ただでさえ、持ち家の需要は減っていますから、中心部から離れた古い住宅地ほど、買い手がつきにくくなり、価格の下落が進んでいるわけですね。

 

④新築マンションの建設ラッシュで、周辺エリアが大きく上昇

4つ目が、マンション建設の増加です。

ここ5年間の松山市の土地価格は、住宅地よりも商業地で上昇していますが、お店の売り上げが増えているからではなく、マンションが次々と建設されているからです。

 

マンション名 総戸数 最寄駅(徒歩) 完成時期
レーベン松山一番町 THE TOWER 88 勝山町駅(3分) 2018年8月
アルファスマート北久米 44 福音寺バス停(3分) 2018年10月
アルファスマート余戸 44 余戸駅(4分) 2019年1月
クレアホームズ松山ランドマークタワー 74 大街道駅(5分) 2019年2月
アルファステイツ本町 52 本町六丁目(6分) 2019年4月
ラルステージ愛大附属前 27 勝山町駅(9分) 2020年3月
ロイヤルガーデンシティ高砂 126 木屋町駅(2分) 2021年1月
アルファステイツ問屋町 65 衣山駅(20分) 2021年5月
ブランシエラ道後樋又 150 赤十字病院前駅(9分) 2022年9月
ジオ松山勝山通 36 勝山駅(2分) 2022年10月
レーベン松山三番町 40 松山市駅(6分) 2022年11月
ロイヤルガーデン千舟町 56 大街道駅(7分) 2023年1月

(参考:SUUMO)

 

マンション価格も、建築費が上昇していることで値上げがされていますから、土地価格も連れ高しているのです。

道後公園の南側の地区「岩崎町」では、5年で37%上昇していると、先ほど述べましたが、この地域は「第1種中高層住居専用地域」と呼ばれる、マンションが建つ住宅地です。

 

松山市内で、上昇率が高いエリアの多くが、このようなマンション建設による影響を受けているんですね。

 

3、これからどうなるのか?

松山市の土地価格に影響がありそうなリスクをまとめました。

 

(1)いよいよ金利上昇が本格化しそう

ここ2年ぐらいで、建築費も3割ぐらい上がっていますが、給料が上がりにくい中で、高い物件を買えていたのは、変動金利を選択することで、支払い負担を減らす人が増えていたからです。

 

ですが、今年3月に日銀がマイナス金利を解除し、7月には政策金利が0.25%にまで引き上げると発表されたことで、変動金利もこれから上がってきます。

 

そのため、これまでは変動金利を選ぶことで、何とか高い物件を買えていた人たちも、利息負担が上がってくるため、返済が苦しくなってくる人が増えるでしょう。

また、ギリギリの枠でローンを組もうとする人も減るでしょう。

 

1%金利が上がると、不動産価格は15〜20%下がる可能性

ちなみに、金利が1%上がると、住宅ローンの利息は、35年で15〜20%増えます。

例えば、月に約10万円の返済を考えている人であれば、現在なら3,500万円の物件が買えますが、金利が1%上がると、毎月10万円の支払いで、3,000万円の物件しか買えません。

 

金利上昇で下落

 

政策金利は少しずつ引き上げていくと思われますので、すぐに大きく価格が下落するわけではありません。

ですが、購入を検討されている方は、変動金利でギリギリのローンを組むのは危ないので気をつけてください。

 

(2)2024年問題の影響は?

2つ目が、2024年問題です。

2024年問題とは、建設業や運輸業の従業員に対する残業規制が厳しくなることで、人手不足と物価上昇が進むと懸念されている問題のことです。

 

2024年問題

 

例えば、大阪から東京までの長距離輸送を行う場合、これまでは1人の運転手で運んでいましたが、4月からは2人必要になっています。

そのため、建築費もさらに上昇することが予想されます。

 

路線バスの減便がさらに進む

また、2024年問題の影響で、愛媛県では、路線バスの減便がさらに進みそうです。

昨年11月から、伊予鉄道と伊予鉄バスの運行便数が減少していますが、背景には、運転士不足があります。

 

愛媛県の路線バス減便の記事

(参考:朝日新聞)

 

路線バスは、自治体からの補助金を受けて運営を行っているところが大半なわけですが、自治体でも、財政が厳しいため、全国的に、若い人の応募が来ない状況です。

松山市では、多くの方が、車での移動を基本としていると思いますが、高齢者や高校生までの生徒は別です。

 

そのため、利用者の少なくて、バス通学が必要となるエリアの住宅需要はさらに減るでしょう。

そして、鉄道沿線や、買い物に便利な人気エリアなどに、持ち家の需要が集中していくでしょう

 

(3)これから松山市の人口はどうなるの?

国立社会保障・人口問題研究所が、2023年に発表した松山市の人口の見通しによると、2025→35年の10年間で約2.6万人の減少が見込まれています。

青い棒グラフがそれになります。

 

松山市はこれから10年で約2.6万人減る(青色の棒グラフ)

松山市の人口予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」)

 

しかし、この予測は、合計特殊出生率が、1.3倍以上でずっと続くという想定になっています。

この予測を元に、年金などの社会保障費の計画を立てるため、あまりに悲観的な予想だと、うまく計画が立たないためだと考えられます。

 

ですが、ご存知のように、出生率も出生数も、国の想定より減少ペースが加速しています。

2023年の合計特殊出生率は、1.20倍で、すでに予想を下回っていますし、出生数も、今年は70万人を割るとの見通しが出ています。

 

これは松山市でも、例外ではありません。

2018年には年間4,000人いた新生児が、昨年2023年には3,100人まで減っており、特にこの5年間でみると、22%も減っているのです。

 

松山市の出生数と死亡数

(参考:総務省 住民基本台帳人口移動報告)

 

そのため、この現状を踏まえて計算したのが、こちらの図の赤色の棒グラフになります。10年後には、政府の予想よりも、さらに5,000人減少する可能性があります。

 

問題なのは、小中学生の児童数です。

2020年時点で6.2万人いた0~14歳の人口は、2035年には、4.1万人にまで減る可能性があります。

 

このままの減少ペースなら、2035年は4.1万人にまで減る

松山市の0〜14歳人口の予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」)

 

つまり、この15年で、子供が3分の2に、さらに減るのです。

子供の数が減るということは、子育て世帯も減りますので、松山市内で家を持ちたいという家庭も、かなりの勢いで減っていくと予想されます。

 

今後は空き家の数も増加しそう

これに加えて、先ほどのグラフでは、出生数とともに、死亡者数の推移も載せていましたが、こちらも5年で約18%の増加ペースとなっています。

これによって、この5年間で、別荘や、賃貸目的以外の、いわゆる「戸建ての空き家」が、約34%も増えています。

 

松山市の空き家数

(参考:国土交通省 住宅土地統計調査)

 

人口が増えているのは、松山城の周辺と外環状道路のあたりになっているため、それ以外では、買い手がつかず、これほどの空き家の増加につながっていると考えられます。

また、空き家の数が増えると、売り物件が増えるので、土地価格は下がりやすくなります。

 

それに加えて、松山市では、破損物件も1.5倍に増えていることから、空き家の多い地域では、樹木が伸び放題になっていたり、動物が住み着いたりなど、周りの住環境が悪化しているところも、増えている可能性があります。

昨年から空き家法が改正され、こういった住居に対して、市が指導や勧告を出せるようになっているため、直すつもりのない空き家については、売却が増えていくと予想されます。

 

(4)再開発で中心街がさらに活性化

松山市は、経済の一極集中によって、住宅需要が安定しているため、今後も多くのマンションの建設が予定されています。

 

マンション名 総戸数 最寄駅(徒歩) 完成時期
サンメゾン松山雄郡 55 土橋駅(7分) 2024年2月
ラルステージ久米駅前 52 久米駅(2分) 2024年3月
レーベン松山三番町 ONE TOWER 90 勝山駅(6分) 2024年9月
ロイヤルガーデン桑原中央通り 44 桑原バス停(5分) 2024年11月
ラルステージ古川西 33 南古川バス停(4分) 2025年2月
クレアホームズ道後上市 ザ・プレミアム 38 道後公園(9分) 2025年10月
サーパス清水町グランビュー 32 清水町駅(6分) 2025年3月
クレアホームズ松山東高前 31 東高前バス停(2分) 2025年3月

(参考:SUUMO)

 

これらのエリアは、すでに用地を取得済みで、土地価格に反映されていますが、今後もマンション建設が続きそうですので、マンション需要のあるエリアでは、土地価格の上昇が見込まれるでしょう。

 

4、結論:買うなら?売るなら?

以上のことから、松山市の土地価格は、

  • 人口が増えている地区は、松山城の周辺や、外環状道路の周辺などで、通勤や買い物に便利なエリアに、人気が集中している
  • 建築費の上昇と金利の上昇で、今後はさらに住宅購入のハードルは上がりそう
  • 出生数の減少で住宅需要は減り、死亡者数の増加で空き家はさらに増える。そのため、買い手がつきにくい物件が増えていきそう

と言えるでしょう。

出生数の減少ペースが、かなり加速しているため、今後の住宅需要も、減少は避けられないと思います。

 

買うなら:待つよりも購入した方がお得

最後に、このような予想を踏まえると、住宅購入または売却を考えている人は、どうしたらいいのか?について、考えてみます。

まずは、買いたい人についてですが、中心部のマンションや文京地区の戸建ては、比較的、需要も高いため、価格の大きな値崩れは、当分期待はできないと思います。

 

しかし、それ以外の戸建てについては、着工数が低迷していることから、買い手は減ってきていますし、今後はさらに減っていくでしょうから、人気エリアを選ばなければ、安く買える可能性はあるでしょう。

 

非公開物件=安い物件

不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。

そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、特定の不動産会社が取り扱っている場合があります。

 

非公開物件の理由

 

当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。

 

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売るなら:戸建てエリアは、今後はなかなか上がらない

次に売りたい人についてですが、まず注意したいのは、金利の上昇です。

今後、日銀が利上げを行えば、確実に住宅ローン金利はさらに上がるため、一般世帯が購入するような物件は、マンションであろうが、戸建てであろうが、影響を受けるでしょう。

 

そして、長期的には、想像以上に子供の数が減っていき、相続で空き家も増えるので、住宅需要の減少は、これからが本番になります。

なので、今が高値の地域は、けっこう多いのではないかと思います。

 

こんなに違うの?公示地価と実際の取引価格が違いすぎる

そうは言っても、いくらで売れそうなのか?がわからなければ、判断することもできませんよね。

しかも、公示地価と実際の取引価格は、かなり違う場合もあるので、注意が必要です。

 

例えば、松山市内に「石手(いして)」という、道後公園の東側に広がる住宅地があります。

 

こちらの公示地価と実際の取引を比べてみると、

  • 公示地価:44万円/坪
  • 実際の取引価格:25〜56万円/坪

と、公示地価の約0.6〜1.3倍で取引されていました。

 

【松山市石手の公示地価】

松山市の公示地価

  • 道後公園駅から1,100mの距離、徒歩約14分(1分=80m)
  • 133,000円/㎡ × 3.3(㎡/坪) =44万円/坪

(参考:国土交通省地価公示・都道府県地価調査)

 

【松山市石手の土地取引】

松山市の土地取引

  • 道後公園駅から徒歩9〜16分のエリアで、25〜56万円/坪で取引されている
  • 公示地価も実際の取引も「第1種中高層住居専用地域」という用途区分

(参考:国土交通省 不動産取引価格情報検索)

 

このような感じで、全国の公示地価と実際の取引を調べてみたのですが、やはり公示地価と実際の取引ではかなりの価格差があることがわかりました。

 

同じ地域なのに、

「公示地価の2倍以上の価格で取引されている」

「最低価格と最高価格が3倍以上も違う」

といった取引がゴロゴロ見つかったのです。

 

*東京、大阪、北海道、福島など17都道府県を調査

都道府県住所公示地価/坪取引価格/坪公示地価の何倍?
東京都23区千代田区神保町485万円300〜990万円0.62〜2.04倍
東京都23区中央区佃644万円530〜970万円0.82〜1.51倍
東京都23区墨田区東向島111万円150〜290万円1.35〜2.61倍
東京都八王子市北野台33万円30〜43万円0.91〜1.3倍
東京都立川市柴崎町121万円97〜340万円0.8〜2.81倍
東京都武蔵野市吉祥寺本町216万円150〜300万円0.69〜1.39倍
神奈川県横浜市神奈川区松見町85万円74〜150万円0.87〜1.76倍
神奈川県川崎市中原区木月136万円160〜240万円1.18〜1.76倍
神奈川県相模原市緑区東橋本70万円17〜140万円0.24〜2倍
千葉県千葉市中央区松波77万円64〜110万円0.83〜1.43倍
千葉県船橋市松が丘30万円26〜41万円0.87〜1.37倍
千葉県柏市今谷上町49万円39〜85万円0.8〜1.73倍
埼玉県さいたま市浦和区北浦和113万円78〜160万円0.69〜1.42倍
埼玉県川口市差間43万円42〜61万円0.98〜1.42倍
埼玉県所沢市久米49万円22〜76万円0.45〜1.55倍
北海道札幌市北区25条西38万円32〜48万円0.84〜1.26倍
北海道旭川市8条通10万円7〜14万円0.7〜1.4倍
北海道苫小牧市桜木町7万円6.5〜13万円0.93〜1.86倍
青森県青森市三内10万円5.4〜14万円0.54〜1.4倍
青森県八戸市田向14万円10〜28万円0.71〜2倍
青森県弘前市大字田園13万円15〜18万円1.15〜1.38倍
秋田県秋田市手形22万円18〜25万円0.82〜1.14倍
秋田県大仙市大曲中通町11万円13〜15万円1.18〜1.36倍
秋田県由利本荘市石脇7.8万円5〜14万円0.64〜1.79倍
岩手県盛岡市加賀野21万円15〜32万円0.71〜1.52倍
岩手県一関市赤荻8万円5.5〜17万円0.69〜2.13倍
岩手県奥州市佐倉河21万円15〜32万円0.71〜1.52倍
宮城県仙台市泉区将監26万円34〜52万円1.31〜2倍
宮城県石巻市三ツ股10万円7.8〜14万円0.78〜1.4倍
宮城県名取市大手町27万円29〜40万円1.07〜1.48倍
福島県福島市野田町22万円16〜72万円0.73〜3.27倍
福島県いわき市小島町22万円35万円1.59倍
福島県郡山市芳賀18万円17〜35万円0.94〜1.94倍
山形県山形市東原町26万円18〜32万円0.69〜1.23倍
山形県鶴岡市本町11万円8〜17万円0.73〜1.55倍
山形県酒田市新橋9.5万円10〜15万円1.05〜1.58倍
新潟県新潟市中央区天神尾38万円35〜62万円0.92〜1.63倍
新潟県長岡市東栄19万円13〜19万円0.68〜1倍
新潟県上越市春日野14万円9.6〜16万円0.69〜1.14倍
富山県富山市牛島本町26万円23〜36万円0.88〜1.38倍
富山県高岡市城東17万円9.3〜19万円0.55〜1.12倍
富山県射水市太閤山15万円12〜18万円0.8〜1.2倍
石川県金沢市泉野町35万円24〜45万円0.69〜1.29倍
石川県加賀市小菅波町14万円2.3〜21万円0.16〜1.5倍
石川県野々市市押野26万円25〜31万円0.96〜1.19倍
福井県福井市灯明寺19万円15〜26万円0.79〜1.37倍
福井県坂井市丸岡町西瓜屋10万円12〜15万円1.2〜1.5倍
群馬県高崎市上中居町25万円18〜36万円0.72〜1.44倍
群馬県前橋市駒形町15万円8.7〜18万円0.58〜1.2倍
群馬県伊勢崎市昭和町13万円9.6〜41万円0.74〜3.15倍
栃木県宇都宮市泉が丘28万円28〜40万円1〜1.43倍
栃木県足利市八幡町16.5万円8.7〜19万円0.53〜1.15倍
栃木県小山市城東24万円3.8〜27万円0.16〜1.13倍
茨城県水戸市河和田14万円9.2〜20万円0.66〜1.43倍
茨城県古河市東24万円11〜36万円0.46〜1.5倍
茨城県つくば市春日37万円53万円1.43倍
愛知県名古屋市千種区東山元町56万円19〜67万円0.34〜1.2倍
愛知県岡崎市大和町37万円43〜51万円1.16〜1.38倍
愛知県豊橋市高師本郷町24万円11〜33万円0.46〜1.38倍
岐阜県岐阜市北一色21万円17〜28万円0.81〜1.33倍
岐阜県大垣市林町23万円10〜31万円0.43〜1.35倍
岐阜県多治見市明和町11.5万円8.9〜15万円0.77〜1.3倍
三重県津市大谷町35万円41〜55万円1.17〜1.57倍
三重県四日市市大字茂福21万円24〜32万円1.14〜1.52倍
三重県桑名市大字桑名22万円25〜29万円1.14〜1.32倍
静岡県静岡市葵区音羽町71万円51〜85万円0.72〜1.2倍
静岡県浜松市中区鴨江31万円0.85〜40万円0.03〜1.29倍
静岡県三島市加茂33万円33〜44万円1〜1.33倍
長野県長野市若里29万円30〜46万円1.03〜1.59倍
長野県松本市桐21万円29〜30万円1.38〜1.43倍
長野県上田市常磐城14万円14〜18万円1〜1.29倍
山梨県甲府市上石田15万円19〜23万円1.27〜1.53倍
大阪府大阪市浪速区恵美須東149万円39〜600万円0.26〜4.03倍
大阪府茨木市庄61万円40〜100万円0.66〜1.64倍
大阪府高槻市安岡時町38万円25〜55万円0.66〜1.45倍
京都府京都市伏見区深草大亀谷万帖敷町41万円22〜64万円0.54〜1.56倍
京都府宇治市小倉町43万円22〜55万円0.51〜1.28倍
京都府城陽市久世37万円28〜49万円0.76〜1.32倍
滋賀県大津市朝日が丘45万円25〜55万円0.56〜1.22倍
滋賀県草津市追分30万円32〜37万円1.07〜1.23倍
滋賀県長浜市祇園町17万円8.9〜23万円0.52〜1.35倍
兵庫県神戸市鈴蘭台南町24万円14〜41万円0.58〜1.71倍
兵庫県姫路市飾磨区今在家28万円30〜35万円1.07〜1.25倍
兵庫県尼崎市稲葉荘56万円39〜83万円0.7〜1.48倍
奈良県奈良市中登美ケ丘35万円40〜61万円1.14〜1.74倍
奈良県橿原市土橋町26万円31〜44万円1.19〜1.69倍
奈良県生駒市俵口町27万円22〜35万円0.81〜1.3倍
和歌山県和歌山市黒田21万円19〜48万円0.9〜2.29倍
和歌山県田辺市東山19万円22〜24万円1.16〜1.26倍
岡山県岡山市田中33万円35〜47万円1.06〜1.42倍
岡山県倉敷市大島31万円13〜35万円0.42〜1.13倍
岡山県津山市東一宮10万円4.5〜12万円0.45〜1.2倍
広島県広島市牛田早稲田40万円19〜80万円0.48〜2倍
広島県福山市沖野上町24万円6.9〜34万円0.29〜1.42倍
広島県呉市広白岳17万円7.4〜21万円0.44〜1.24倍
鳥取県鳥取市吉方温泉17万円5〜19万円0.29〜1.12倍
鳥取県米子市観音寺新町16万円15〜20万円0.94〜1.25倍
島根県松江市内中原町26万円26〜32万円1〜1.23倍
山口県下関市綾羅木南町13万円20万円1.54倍
山口県山口市小郡下郷16.5万円8.9〜19万円0.54〜1.15倍
山口県宇部市笹山町7.3万円10〜13万円1.37〜1.78倍
愛媛県松山市岩崎町44万円30〜68万円0.68〜1.55倍
愛媛県今治市南大門町17万円24〜30万円1.41〜1.76倍
愛媛県新居浜市河内町22万円10〜24万円0.45〜1.09倍
香川県高松市松縄町29万円39〜40万円1.34〜1.38倍
香川県丸亀市中府町25万円35万円1.4倍
徳島県徳島市佐古一番町31万円13〜59万円0.42〜1.9倍
高知県高知市東久万34万円29〜38万円0.85〜1.12倍
福岡県福岡市南区大楠56万円69〜97万円1.23〜1.73倍
福岡県北九州市八幡西区永犬丸西町17万円10〜21万円0.59〜1.24倍
福岡県久留米市諏訪野町22万円15〜27万円0.68〜1.23倍
佐賀県佐賀市兵庫北21万円 16〜31万円0.76〜1.48倍
佐賀県唐津市和多田本村18万円18〜24万円1〜1.33倍
佐賀県鳥栖市弥生が丘19万円18〜21万円0.95〜1.11倍
大分県大分市王子新町30万円28〜45万円0.93〜1.5倍
大分県別府市山の手町21万円16〜35万円0.76〜1.67倍
大分県中津市中央町30万円28〜45万円0.93〜1.5倍
長崎県長崎市滑石20万円14〜24万円0.7〜1.2倍
長崎県佐世保市広田11万円19〜29万円1.73〜2.64倍
長崎県諫早市小船越町13万円22万円1.69倍
熊本県熊本市武蔵ヶ丘21万円15〜32万円0.71〜1.52倍
熊本県八代市井上町9万円4.7〜10万円0.52〜1.11倍
熊本県天草市今釜新町14万円14〜15万円1〜1.07倍
宮崎県宮崎市神宮28万円32〜33万円1.14〜1.18倍
宮崎県都城市姫城町10万円8.5〜15万円0.85〜1.5倍
宮崎県延岡市西小路19万円20〜26万円1.05〜1.37倍
鹿児島県鹿児島市荒田56万円35〜91万円0.63〜1.63倍
鹿児島県霧島市国分中央11万円9.5〜15万円0.86〜1.36倍
鹿児島県薩摩川内市平佐町9.5万円7.9〜10.4万円0.83〜1.09倍
沖縄県那覇市首里石嶺町42万円31〜46万円0.74〜1.1倍
沖縄県うるま市江州56万円69〜97万円1.23〜1.73倍
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この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

不動産価格の動きの理解や今後の予想は、金融マーケットの知識があると理解しやすいため、読者のお役に立てるのではないかと、サイトを運営しています。

また、2024年からYoutubeチャンネルも始めました。
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