この記事では大和市の
- 公示地価、基準地価
- 土地価格がこれまで上昇・下落した理由
- 今後どうなるのか?
の3点について解説しています。
(なお、本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)
1、大和市の公示地価、基準地価の一覧
(1)公示地価(2024.1.1現在)
*変化率が空白:2019年のデータがない場合
住所または地番 | 最寄駅(m) | 坪単価(万円) | 前年比 | 5年前比 |
---|---|---|---|---|
大和市深見台2-5-3 | 大和(850) | 78.5 | 9.7% | 19.6% |
大和市大和東1-3-15 | 大和(0) | 229.4 | 9.4% | 15.4% |
大和市深見台4-3-5 | 大和(680) | 80.5 | 9.4% | 17.9% |
大和市中央7-7-21 | 大和(700) | 73.9 | 8.7% | 17.3% |
大和市上草柳2-3-11 | 大和(850) | 70 | 8.7% | 14.6% |
大和市大和東2-8-12 | 大和(450) | 95 | 8.3% | 12.5% |
大和市林間1-18-10 | 南林間(500) | 76.9 | 5.9% | 16.5% |
大和市西鶴間3-10-11 | 鶴間(600) | 66.3 | 5.8% | 12.3% |
大和市中央林間2-11-2 | 中央林間(600) | 103 | 5.8% | 17.7% |
大和市西鶴間2-15-12 | 鶴間(750) | 67 | 5.7% | 12.2% |
大和市深見西8-8-5 | 鶴間(1300) | 60.4 | 5.2% | 6.4% |
大和市中央林間3-15-20 | 中央林間(400) | 114.8 | 5.1% | 20.8% |
大和市代官3丁目18番13 | 高座渋谷(1800) | 40.9 | 5.1% | 8.8% |
大和市柳橋3丁目8番7 | 桜ヶ丘(500) | 62 | 5.0% | 6.8% |
大和市上草柳字緑野105番8 | 相模大塚(380) | 57.1 | 4.8% | 6.8% |
大和市下鶴間字乙一号1803番20 | 南林間(1100) | 57.4 | 4.8% | 5.5% |
大和市福田2丁目14番3 | 桜ヶ丘(150) | 76.9 | 4.5% | 5.9% |
大和市桜森2-23-12 | 相模大塚(500) | 54.5 | 4.4% | 5.8% |
大和市福田字乙八ノ区3993番13外 | 高座渋谷(1400) | 47.2 | 4.4% | 2.9% |
大和市草柳2丁目18番13 | 大和(1400) | 56.1 | 4.3% | 5.6% |
大和市南林間1-8-2 | 南林間(90) | 107.3 | 4.2% | 6.6% |
大和市つきみ野4丁目4番8 | つきみ野(230) | 85.1 | 4.0% | 7.1% |
大和市南林間5-1-18 | 南林間(460) | 84.2 | 3.7% | |
大和市下和田字上ノ原1243番14 | 高座渋谷(360) | 58.4 | 3.5% | 4.7% |
大和市福田字甲五ノ区1325番2 | 高座渋谷(1300) | 46.2 | 2.9% | 2.9% |
大和市福田字丙十ノ区5670番7外 | 桜ヶ丘(400) | 61.1 | 2.8% | 2.2% |
大和市福田6丁目7番4 | 桜ヶ丘(1100) | 53.1 | 2.5% | 2.5% |
大和市つきみ野8丁目10番30 | つきみ野(1000) | 67.3 | 2.5% | 1.0% |
大和市上和田字上ノ原1番76 | 桜ヶ丘(1200) | 54.8 | 2.5% | 3.8% |
大和市渋谷3丁目14番5 | 高座渋谷(1000) | 59.1 | 2.3% | 3.5% |
大和市南林間6-25-24 | 南林間(1200) | 59.4 | 2.3% | 5.3% |
大和市上和田字三貫目1239番15 | 桜ヶ丘(1300) | 50.2 | 2.0% | |
大和市中央林間西4-11-5 | 中央林間(750) | 90.8 |
(2)基準地価(2024.7.1現在)更新
*変化率が空白:2019年のデータがない場合
住所または地番 | 最寄駅(m) | 坪単価(万円) | 前年比 | 2019年比 |
---|---|---|---|---|
大和市中央2-12-13 | 大和(500) | 90.8 | 12.2% | 34.1% |
大和市深見台1-7-13 | 大和(840) | 71.9 | 8.5% | 16.6% |
大和市中央林間4-5-15 | 中央林間(100) | 138.6 | 7.7% | 23.9% |
大和市中央1-3-20 | 大和(180) | 114.2 | 7.5% | 13.8% |
大和市中央林間6-9-9 | 中央林間(650) | 105.3 | 6.7% | 22.7% |
大和市下鶴間2-11-8 | 鶴間(1200) | 47.9 | 6.6% | 16.9% |
大和市柳橋3丁目8番7 | 桜ヶ丘(500) | 64.0 | 6.0% | 9.6% |
大和市鶴間1-2-2 | 鶴間(130) | 110.9 | 6.0% | |
大和市代官3丁目4番12 | 桜ヶ丘(1800) | 47.5 | 5.9% | 6.7% |
大和市南林間1-8-2 | 南林間(90) | 110.9 | 5.7% | 9.1% |
大和市草柳1丁目2番3 | 大和(900) | 65.0 | 5.3% | 10.7% |
大和市上草柳6-6-6 | 相模大塚(1300) | 39.6 | 5.3% | 8.1% |
大和市下和田字中ノ原977番2 | 高座渋谷(540) | 60.7 | 5.1% | 10.8% |
大和市つきみ野1丁目10番31 | つきみ野(680) | 74.3 | 5.1% | 7.1% |
大和市中央林間西2-14-4 | 南林間(1500) | 61.7 | 5.1% | 12.0% |
大和市渋谷2丁目22番6 | 高座渋谷(850) | 65.0 | 4.8% | 10.1% |
大和市林間1-18-10 | 南林間(500) | 78.2 | 3.9% | 17.9% |
大和市上和田字新道613番4 | 桜ヶ丘(1000) | 42.2 | 2.4% | 1.6% |
大和市上草柳8-19-3 | 鶴間(1100) | 58.7 | 1.7% | 6.6% |
大和市中央林間3-3-1 | 中央林間(60) | 181.5 |
2、大和市の土地価格の動き
どうも、当サイト「イエアンドライフ」の運営者のゴトウです。
ここからは、「大和市の土地価格が上昇してきた理由」をなるべくわかりやすく、読みやすく、解説していきますので、よろしくお付き合いください。
大和市の土地価格は、この1年間で、住宅地で+2.2%、商業地で+1.8%と、特に商業地で大きく上昇していました。
また、2018→2023年の5年間で見ると、住宅地で+4.2%。商業地で+3.3%でした。
では、具体的にどのあたりが上がっているのか?
まずは地図上で、上昇しているエリアを確認してみましょう。
5年間の変化率(2018→2023年)
変化率:赤紫(+10%以上)>ピンク色(+5〜9.9%)>オレンジ色(0〜 +4.9%)>緑色(-0.1〜 -4.9%)>青色(-5〜 -9.9%)>茶色(-10%以下)
- 上昇エリア:大和駅、中央林間駅などの駅周辺で大きく上昇
- 下落エリア:駅から離れたエリア(特に大和ゆとり公園の方面)
という傾向が見られました。
なぜ、駅周辺ほど、大きく上昇しているのか?
理由は大きく3つあります。
①金利が低下して、高い物件が買えるようになった
そもそも、不動産価格が上昇した最も大きな理由は、金利の低下です。
アベノミクスによる異次元緩和政策が始まった2013年から2020年ごろまでは、固定金利が2%台から0.82%まで、1%以上も下落したのです。
さらに、2022年に入ると、変動金利がさらに下がりました。それまで0.5%前後だった金利が、0.3%台にまで下がったのです。
新型コロナ以降も、都心部や大都市圏を中心に不動産価格は上がり続けていますので、それでも買いたい人が、変動金利を利用するようになり、ついに7割以上が変動金利を選ぶようになっています。
これによって、同じ返済額でも、買える物件の価格が大きく上がりました。
アベノミクスが始まる前の2012年ぐらいまでは、月に約10万円の返済(ふらっと35)で、約3,000万円の物件しか買えませんでした。
ですが、2023年現在、変動金利を選べば、約4,130万円の物件まで買えるようになっているのです。
月10.4万円の返済で、いくらの物件が買えるのか?
今の夫婦は、共働き世帯が多いですから、変動金利で、2人でそれぞれ月10万円を返済すると決めれば、なんと約8,200万円の物件が買えるわけです。
特に、マンション価格の上昇が続いているのは、富裕層や高所得層だけでなく、共働き世帯による購入もした支えしているのでしょう。
②建築費が上昇したため、中古住宅の価格も上がった
2つ目が、建築費の上昇です。
新型コロナの感染拡大や、ロシアのウクライナ侵攻によって、マンション、戸建てそれぞれ建築費が2〜3割も上がっているのです。
マンションの建築費
木造戸建ての建築費
その結果、新築を買えない人が、中古住宅のに乗り換えています。
神奈川県の中古マンションでは約23%、中古戸建てでも約23%上昇しているのです。
仮に中古住宅が、4,000万円から4,800万円(+20%)になったとしても、建物部分の価値が800万円上がったと考える人はまずいません。
周りに土地を持っている人ならば、「以前よりも、もっと高く土地も売れるはずだ」と考えますし、実際に値上がりした価格での取引も行われています。
その結果、土地価格の上昇が起こっているわけですね。
③大和市では、世帯数が増加している
建築費が上がったといっても、買い手がつかなければ、土地価格も上がりません、
しかし、大和市では、この5年間で人口は約8,000人の増加、世帯数は約9,000世帯も増えています。
特に、世帯数が増えていると言うことは、住宅に対する需要が増えているということになります。
では、どんな人が増えているのか?
大和市の転入超過数(区外から引っ越して来た人 ー 出て行った人)を見てみると、全ての年代で増えていました。
都心部や横浜の不動産価格が上昇しすぎたことと、リモートワークの普及によって、大和市や海老名市、湘南エリアなどへ移住する世帯が増えているようです。
というわけで、大和市の不動産価格は、
- 建築費が上がって、新築・中古価格が上がった
- そのため、金利の低い変動金利を選んで買う人が増えた
- さらに、市外からの人口流入が増えており、特に通勤しやすい駅近エリアに人気が集中している
- 一方で、買い手がつきにくい郊外では、土地価格の下落が始まっている
という、二極化が始まっていると言えます。
3、これからどうなるのか?
大和市の土地価格に影響を与えそうなリスクをまとめました。
(1)いよいよ金利上昇が本格化しそう
ここ2年ぐらいで、建築費も3割ぐらい上がっていますが、給料が上がりにくい中で、高い物件を買えていたのは、変動金利を選択することで、支払い負担を減らす人が増えていたからです。
ですが、今年3月に日銀がマイナス金利を解除し、7月には政策金利が0.25%にまで引き上げると発表されたことで、変動金利もこれから上がってきます。
そのため、これまでは変動金利を選ぶことで、何とか高い物件を買えていた人たちも、利息負担が上がってくるため、返済が苦しくなってくる人が増えるでしょう。
また、ギリギリの枠でローンを組もうとする人も減るでしょう。
1%金利が上がると、不動産価格は15〜20%下がる可能性
ちなみに、金利が1%上がると、住宅ローンの利息は、35年で15〜20%増えます。
例えば、月に約10万円の返済を考えている人であれば、現在なら3,500万円の物件が買えますが、金利が1%上がると、毎月10万円の支払いで、3,000万円の物件しか買えません。
政策金利は少しずつ引き上げていくと思われますので、すぐに大きく価格が下落するわけではありません。
ですが、購入を検討されている方は、変動金利でギリギリのローンを組むのは危ないので気をつけてください。
(2)これから大和市の人口はどうなるの?
国立社会保障・人口問題研究所が、2018年に発表した大和市の人口の見通しによると、2025→35年の10年間で人口は約6,000人減少するそうです。
大和市はこれから10年で約6,000人減少
(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)
ただし、足元では、市外から人口流入があるので、住宅需要がどんどん減るということはないでしょう。
結論:買うなら?売るなら?
というわけで、大和市の土地価格は、
- ①変動金利の利用者の増加、②建築費の上昇→中古物件の価格上昇、③人口の増加、といった理由から、駅周辺を中心に、土地価格の上昇が続いている
- 人口流入も続いているため、今後も当分は、住宅需要は増え続ける
- ただし、郊外での空き家は増えており、今後は農地の宅地化が進むため、駅から離れたエリアでは、買い手がつきにくくなりそう
と言えそうです。
買うなら:購入コストが上がっていくので、物件選びは慎重に
大和市の土地価格は、移住者が増えているため、住宅の需要も増え続けるものの、金利と建築費の上昇が進むため、購入コストは上がっていきます。
そのため、ギリギリで住宅ローンを組むのはリスクが高いですし、物件選びを慎重にすべきでしょう。
非公開物件=安い物件
不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。
そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、特定の不動産会社が取り扱っている場合があります。
当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。
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売るなら:低金利の今が、高く売れる最後のチャンス
大和市の不動産価格は、変動金利の利用者増加と、移住者の増加を追い風に、上昇を続けてきました。
ですが、変動金利の利用率が8割に近づいている中で、給料も上がりにくい状況では、これ以上の値上げについてこれる人は少ないでしょう。
そのため、低金利の今が、高く売れる最後のチャンスかもしれません。
戸建ての売却は、不動産会社によって結果が変わる
土地の売却であれば、公示地価や基準地価が、一応の目安にはなります。
ですが、家を売るとなると、選ぶ不動産会社によって、結果が大きく変わってきます。
例えば、以前であれば、雨漏りやシロアリなどの被害があったとしても、きちんと調査しないまま、売買されることが普通でした。
その結果、「築20年だったら、建物の価値はほぼゼロ(だって税法上の耐用年数が22年だから)」みたいな評価が一般化していたのです。これでは、なかなか高く売れませんよね。
ですが、2018年に法律が改正されて、中古住宅の売買時には、
- ホームインスペクション(住宅の状態を診断すること)をするかどうかを選べること
- そして、行った場合には必ず説明をすること
の2点が義務付けられました。
これによって、中古住宅の評価の仕方が大きく変わってきています。
雨漏れもシロアリもない物件であれば、たとえ築年数が古くても、建物の価値をきちんと評価されるようになってきているのです。
ですが、このような評価は、不動産会社によって変わってきます。マンションの取引が大半の会社もありますし、法律改正後に十分な取引経験がない会社もあるでしょう。
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