この記事では、楽天銀行の住宅ローンについて、徹底検証していきます。
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楽天銀行の住宅ローンの特徴
(1)金利
楽天銀行の住宅ローンは、2種類あります。
金利タイプ | 金利の特徴 | 事務手数料 |
「金利選択型」 | 返済期間中に変動金利・固定金利を選択できる | 一律324,000円 |
「フラット35」 | 住宅支援金融機構のフラット35 |
借入金額×1.404% ただし、楽天銀行の口座から返済なら1.08% |
フラット35は、アルヒの記事で詳しく解説していますので、ここでは「金利選択型」について解説します。
「金利選択型」
楽天銀行の金利選択型は、他行でいういわゆる「全期間型」で、基準金利からの引き下げ幅が変わらないタイプです。
ですので、最初のうちだけ金利が低い、というタイプではなく、返済期間を通じて低い金利を選ぶことができるようになっています。
(2)その他の契約条件
その他、利用するための条件を一覧表にしましたので、確認してください。
年齢制限 | 65才6ヶ月未満、契約期間は最終返済時で80才まで |
借入限度 | 年間返済額が、年収の30〜35%以内 |
対象物件 | 新築の戸建て・マンション・中古マンション・戸建て・増改築 |
繰上げ返済 | 無料 |
連帯保証人 | 収入合算者のみ。契約者が1人の場合は、必要なし |
(3)団体信用生命保険と特約について
民間の住宅ローンでは、ローン契約者に万が一のことがあった場合のために、団体信用生命保険(団信)への加入が義務付けられています。
楽天銀行でも、この団信に加入するのですが、保険料は金利に含まれているので、追加の費用は発生しません。
さらに、楽天銀行では無料で「特約」がついてきます。しかも、それが結構すごいので、ここでご紹介します。
①無料で全疾病特約がついてくる
楽天銀行では、病気やケガをした場合に、月々の返済を保険会社が肩代わりしたり、住宅ローンを免除してくれる「全疾病特約」が無料でついてきます。
具体的には、
- 毎月27日時点で、15日以上働けない状態の場合→その月の返済を免除(通算36ヶ月分)
- 1年以上働けない状態が続いた場合→住宅ローンの残高がゼロになる
という保障が無料でつくのです。
12ヶ月以上働けない状態は、糖尿病などのかなり重たい病気でないと難しいので、可能性はかなり低いですが、医療保険の入院保障に近い保険が無料でついてくる感じです。
1日入院すると5,000円保険金が出る医療保険ってありますよね。1ヶ月入院すれば15万円ですから、月々の返済額が免除になれば、だいたい同じ効果になるはずです。
しかも、医療保険の場合は、1回の入院期間が最大60日のものが多いですが、こちらは上限がありませんから、かなり手厚い保障と見ることもできます。
医療保険の保険料が節約できるかもしれませんね。
結論:どんな人に向いているか?
楽天銀行は、
- 事務手数料が一律で、借入金が多いほどお得になる
- 変動金利の実質金利が低い
- 無料の全疾病特約が、医療保険の機能もカバーしてくれる
といった点が優れている住宅ローンです。
そのため、
- 借入金が3,000万円以上で考えている人
- 変動金利での返済を考えている人
にはピッタリの住宅ローンと言えるでしょう。
まずは1度、確かめてみてください。
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