りそな銀行の住宅ローンを徹底検証|団信革命の保障がオンリーワン | イエ&ライフ

りそな銀行の住宅ローンを徹底検証|団信革命の保障がオンリーワン

りそな銀行の住宅ローン 住宅ローン

この記事では、りそな銀行の住宅ローンについて、徹底検証していきます。

*金利情報については、リアルタイムで更新されているこちらの住宅ローン金利比較サイトをご利用ください。

 

りそな銀行の住宅ローンの特徴

(1)金利

住宅ローンの金利は、「店頭表示金利(基準金利)」から「引き下げ幅」を差し引かれて金利が決まります。

「店頭表示金利(基準金利)」は定価で、「引き下げ幅」が割引率だと思えば結構です。

 

りそな銀行では、この「引き下げ幅」の条件によって2種類の金利タイプのどちらかを選べます。

 

① はじめがお得!当初型

「はじめがお得!当初型」は、最初の固定金利を低めにすることができます。

 

②ずーっとお得!全期間型

「ずーっとお得!全期間型」は、引き下げ幅が全期間で変わらない金利タイプです。

このタイプでは、変動金利・固定金利のどちらも選ぶことができます。

 

(2)手数料

上で説明した金利は表面金利で、それ以外にも事務手数料などの費用がかかります。(フラット35は別)

保証料

・一括前払い型:融資時に一括で支払い。下表参照

・金利上乗せ型:金利に+0.2%上乗せ

事務手数料 32,400円
繰上げ返済手数料

・一部:ネットは無料、窓口は0.54〜1.62万円

・全額:1.08〜3.24万円

固定金利手数料 新規申し込み時に固定金利を選択した場合に、10,800円

 

保証料の外枠方式の手数料は下表のようになります。

一括前払い型の保証料(100万円あたり)

返済期間 保証料 返済期間 保証料率
5年 4,580円 20年 14,834円
10年 8,544円 25年 17,254円
15年 11,982円 35年 20,614円

 

35年で借入金額に対して2.06%になる計算です。

一方で、0.2%の金利を上乗せる内枠方式にした場合には、15年で1.51%、25年で2.51%、35年で3.51%になります。

 

金利上乗せ型の保証料率(借入金額あたり)

返済期間 保証料率 返済期間 保証料率
5年 5,090円 20年 20,216円
10年 10,112円 25年 25,280円
15年 15,164円 35年 35,510円

 

このように見ると、一括前払い型の方が安く済みます。

また、一括前払い方式では、35年分の保証料を支払っても20年で完済すれば、残りの15年分の保証料が戻ってきますが、その時に10,800円の手数料がかかります。

しかし、よほど借入金額が安くなければ、一括前払い型の方が安くすみます。

 

(3)その他の契約条件

その他、利用するための条件を一覧表にしましたので、確認してください。

 

年齢制限 20才以上〜70才未満、契約期間は最終返済時で80才未満
利用条件

・安定した収入がある

・団体信用生命保険に加入できる人(健康な人)

使用条件 中古マンション、中古戸建てもOK
連帯保証人 必要なし

 

(4)団体信用生命保険と特約について

民間の住宅ローンでは、ローン契約者に万が一のことがあった場合のために、団体信用生命保険(団信)への加入が義務付けられています。

りそな銀行でも、この団信に加入するのですが、保険料は金利に含まれているので、追加の費用は発生しません。

それに加えて、普通の保険ではつけられない「特約」をつけることができます。

 

①3大疾病特約なら、がんや脳卒中、心筋梗塞になるとローンがゼロに

りそな銀行の3大疾病特約

(参考:りそな銀行 3大疾病保障付き住宅ローン)

 

この特約は、金利を+0.25%上乗せすることで、ガンと診断されたり、脳卒中や急性心筋梗塞で60日以上所定の状態になった場合に、住宅ローンがゼロになる特約です。

特にガンの場合は、診断された時点でローン残高がゼロになるので強力な保障です。

 

がんのリスクはどの程度なのか?

ちなみに、年齢別のガン発生リスクは、以下のように50代から上昇してきます。女性では9人に1人がガンに罹患しているので、特に女性がローンを組まれる場合には、検討した方がいいかもしれません。

 

ガンの年代別の罹患リスク

(参考:国立がんセンター ガンの統計2017)

 

また、現在がん保険に加入されているのならば、保険の見直しのきっかけにもなるでしょう。

というのも、医療保険としてのがん保険は、一時金100〜200万円と入院費用が日額1〜2万円ですから、200〜300万円分の保障にしかならないからです。

 

がんのリスクが上がる50代でガンと診断された場合に、ローンの残高が1,000万円を切っている人は、よほど繰上げ返済を頑張った人でしょう。

そのため、残高が100%減るガン特約は、多くの方にとって1,000万円以上の備えの効果をもたらすはずです。

 

今払っているがん保険の保険料を入院費用や繰上げ返済の費用に回すことで、いざという時のための貯蓄を増やすことが可能になるでしょう。

 

②団信革命は、それに加えて16の状態でもローン残高がゼロに

りそな銀行の団信革命

 

さらにこの「団信革命」がすごいです。

金利を+0.3%上乗せすることで、先ほどの三大疾病特約に加えて、病気・怪我による16の状態、または要介護状態になった場合でも、住宅ローンの残高がゼロになるのです。

具体的には、

団信革命の16の状態

といった状態です。

11〜16を見ると、車やスポーツなどの事故で後遺症が残った場合にも、住宅ローンがゼロになるような仕様になっています。

 

他行で+0.3%上乗せする保障を見ると、「1年以上の入院または仕事ができない状態」でなければ住宅ローンがゼロになりません。

ですが、この団信革命では、そのような期間を経ずとも、住宅ローンがゼロになるのです。

車やスポーツなどでの不慮の事故にも対応できるので、ドライブやスポーツが好きな人は、こちらをオススメします。

 

結論:どんな人に向いているか?

りそな銀行は、

  • 対面で相談できるのに、変動金利と当初型の固定金利10年が低い
  • 団信革命という他行にはないアクティブな人向けの特約

といった点が優れている住宅ローンです。

 

そのため、

  • 信頼できる金融機関から、アドバイスを受けたい人
  • 大手銀行のサービスという安心感が欲しい人
  • 特約による保障が充実している方がいい人

にはピッタリの住宅ローンと言えるでしょう。

まずは1度、確かめてみてください。

 

 

 

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この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

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