この記事では、SBIマネープラザの「MR.住宅ローンREAL」について、徹底検証していきたいと思います。
1、「MR.住宅ローンREAL」の特徴
SBIマネープラザでは、住信SBIネット銀行の住宅ローンの販売を行なっています。
ですから、住信SBIネット銀行と金利は同じになっていますが、全国22店舗で相談できる点が売りとなっています。
(1)金利
住宅ローンの金利は、「基準金利」から「引き下げ幅」を差し引かれて金利が決まります。
「基準金利」は定価で、「引き下げ幅」が割引率だと思えば結構です。
「MR.住宅ローンREAL」では、この「引き下げ幅」の条件によって2種類の金利タイプのどちらかを選びことになります。
①通期引き下げプラン
通期引き下げプランとは、基準金利からの「引き下げ幅」が、ずっと変わらないプランです。
表面金利 | 引き下げ幅 | |
変動金利(新規) | 最新の金利条件で比較するならこちら | 変動金利に変える場合は、-1.55% |
変動金利(借換) | ||
5年固定 | 固定金利に変える場合には、-1.30% | |
10年固定 | ||
20年固定 | ||
35年固定 |
②当初引き下げプラン
当初引き下げプランとは、最初に適用される固定金利の金利が低いプランで、その期間が過ぎると引き下げ幅が小さくなり、トータルで見ると支払額が多くなってしまうプランです。
そのため、「繰上げ返済を使ってなるべく早く完済を考えている人」にオススメのプランと言えます。
表面金利 | 引き下げ幅 | |
変動金利(新規) | 最新の金利条件で比較するならこちら |
・2-5年固定から変更する場は、-1.80% ・7年固定〜から変更する場合は、-0.70% |
変動金利(借換) | ||
5年固定 | 固定金利に変える場合は、-1.20% | |
10年固定 | 固定金利に変える場合は、-0.70% | |
20年固定 | ||
35年固定 |
(2)手数料
上で説明した金利は表面金利で、それ以外にも事務手数料などの費用がかかります。
事務手数料 | 借入金額 × 2.16% |
繰上げ返済手数料 |
基本無料 ただし、固定金利期間中の完済時のみ:32,400円 |
例えば、3,000万円の借入をした場合には、648,000円の事務手数料がかかります。
なお、この事務手数料は、他のネット銀行でも横並びなので、他と比較する必要はありません。
(3)その他の契約条件
その他、利用するための条件を一覧表にしましたので、確認してください。
借入可能金額 | 500万円〜2億円 |
金利プラン | 「通期引き下げプラン」と「当初引き下げプラン」のどちらかを選択。途中変更は不可。 |
連帯保証人 | 収入合算者のみ。契約者が1人の場合は、必要なし |
ネット銀行で申し込むと、書類のやり取りは基本的に郵送になりますので、時間がかかるのがネックとなります。
その点、SBIマネープラザなら、店舗でやりとりができますので、仕事帰りによるなどすれば、早めに審査を進められるのもメリットですね。
また、ネット銀行では借入額の上限が1億円以下のところが多いですが、対面で審査できるため、「MR.住宅ローンREAL」では2億円まで借りることが可能になっています。
(4)団体信用生命保険と特約について
民間の住宅ローンでは、ローン契約者に万が一のことがあった場合のために、団体信用生命保険(団信)への加入が義務付けられています。
「MR.住宅ローンREAL」でも、この団信に加入するのですが、保険料は金利に含まれているので、追加の費用は発生しません。
ですが、各行ではそれに加えて「特約」という形で、差別化を図っています。「MR.住宅ローンREAL」でも、他行にはない「特約」がありますので、それをご紹介します。
病気やケガで入院期間が長引いた場合、ローンの返済を肩代わり
「MR.住宅ローンREAL」では、病気やケガで入院期間が1ヶ月以上続いた場合に、その期間の返済を保険会社が肩代わりしてくれます。
そして、さらにその期間が1年以上に渡った場合には、なんとローン残高全額を保険会社が払ってくれるのです。
この保障が無料でついてくるので、かなりお得な条件だと言えるでしょう。
さらに、SBIマネープラザの優れているところは、一緒に保険の見直しもできる点です。
例えば、団体信用生命保険(団信)に入れば、現在加入されている生命保険の保障も削ることが可能になります。
ご家族のために加入されている生命保険は、家賃を含めての生活費から保険金を計算しているはずですが、団信は家賃分の保障にあたりますので、その分減らすことも可能だからです。
これ以外にも、「MR.住宅ローンREAL」の全疾病保障は、「就業不能保障保険」や「医療保障の入院保険」と同じような効果を持っていますから、アドバイザーの方と話し合って、保険料の節約をすることも可能です。
この点について、詳しく解説した記事もありますので、興味のある方はこちらも参考にしてみてください。
結論:どんな人に向いているか?
「MR.住宅ローンREAL」は、
- 変動金利と当初引き下げプランの5年固定金利が低い
- 団信の特約が無料でついてお得
- アドバイザーが保険などにも精通しているので、団信の特約と重複した保険を削って節約することが可能
といった点が優れている住宅ローンです。
そのため、
- 金利は当分上がらないだろう、と思っている人
- 繰上げ返済で、早めにローンを減らすつもりの人
- 実際に相談して、納得して決めたいという人
にはピッタリの住宅ローンと言えるでしょう。
まずは1度、確かめてみてください。
最新の金利状況を他行と比較する場合はこちら↓
もし今後の金利について考えてみたい人は、こちらの記事が参考になるかもしれません。
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