この記事では、横浜市の
- 新築のマンション価格
- 中古マンション価格の動き
- マンション価格の今後の見通し
の3点について、詳しく解説していきます。
(本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております) (※1)
1、横浜市のマンション価格
(1)新築マンション価格
*2024年2月現在
*面積・価格は概算(100万円単位)
区名 | マンション名 | 価格(万円) | 面積(㎡) | 最寄駅(徒歩) | 総戸数 | 入居時期 |
---|---|---|---|---|---|---|
鶴見区 | クリオ鶴見花月総持寺 | 5600-6300 | 63-71 | 花月総持寺(4分) | 54 | 2024年10月 |
鶴見区 | プライムスタイル横浜生麦 | 2900-5400 | 36-54 | 生麦(1分) | 63 | 2025年2月 |
鶴見区 | プライム横浜岸谷 | 4800-8400 | 63-88 | 花月総持寺(8分) | 115 | 2025年2月 |
鶴見区 | ノブレス横濱鶴見ミッドパーク | 未定 | 46-71 | 京急鶴見(7分) | 59 | 2025年3月 |
鶴見区 | クリオ横濱鶴見セントラルマークス | 未定 | 60-75 | 鶴見(5分) | 41 | 2025年4月 |
神奈川区 | グレーシア横浜 | 未定 | 38-75 | 横浜(5分) | 80 | 2025年6月 |
神奈川区 | クリオ横浜ザ・グラン | 未定 | 33-70 | 横浜(5分) | 81 | 2025年3月 |
神奈川区 | クレヴィア横浜沢渡 | 未定 | 58-87 | 横浜(16分) | 36 | 2025年9月 |
神奈川区 | リビオタワー羽沢横浜国大 | 3588-7838 | 28-71 | 羽沢横浜国大(1分) | 357 | 2024年5月 |
西区 | クリオ西横浜セントラルマークス | 未定 | 36-76 | 西横浜(6分) | 71 | 2025年8月 |
西区 | エクセレントシティ西横濱駅前 | 3800-6900 | 38-61 | 西横浜(2分) | 60 | 2024年11月 |
西区 | ヴェレーナグラン横浜野毛山公園 | 6298-12988 | 68-111 | 日ノ出町(7分) | 39 | 2025年3月 |
西区 | シティハウス西横浜 | 6600-7000 | 67 | 天王町(10分) | 104 | 2025年4月 |
西区 | シティテラス横浜 | 6600-10500 | 55-77 | 横浜(8分) | 313 | 2024年7月 |
西区 | シティハウス横浜 | 未定 | 40-105 | 横浜(5分) | 165 | 2025年4月 |
中区 | ブリシア横濱石川町 | 2998-5498 | 33-60 | 石川町(8分) | 79 | 2025年5月 |
中区 | ジオ横濱 みなと大通り | 未定 | 30-75 | 日本大通り(3分) | 43 | 2025年6月 |
中区 | ネベル横浜関内 | 未定 | 25-60 | 関内(5分) | 127 | 2025年3月 |
中区 | エクセレントシティ横浜桜木町Project | 3400-6300 | 35-60 | 桜木町(11分) | 70 | 2024年9月 |
南区 | リストレジデンス横濱弘明寺 | 5290-6990 | 56-75 | 弘明寺(7分) | 36 | 2024年8月 |
南区 | プライム横浜井土ヶ谷 | 3870-6680 | 38-68 | 井土ヶ谷(4分) | 95 | 即引渡可 |
南区 | プラウド横浜阪東橋 | 2970-3690 | 30-33 | 阪東橋(5分) | 79 | 2024年3月 |
保土ヶ谷区 | レーベン横濱西谷DUARIZE | 4200-4900 | 56-63 | 西谷(11分) | 23 | 2024年3月 |
保土ヶ谷区 | シティテラス横濱星川 | 7300-8500 | 67-75 | 星川(7分) | 140 | 2025年4月 |
保土ヶ谷区 | クリオ横濱保土ケ谷ブライトマークス | 7430 | 81 | 保土ヶ谷区(8分) | 53 | 2025年1月 |
磯子区 | プレシス横浜新杉田 | 3990-5250 | 57-71 | 新杉田(9分) | 52 | 2024年5月 |
磯子区 | レーベン横浜磯子CELESTIA | 未定 | 43-55 | 磯子(10分) | 36 | 2024年2月 |
金沢区 | プライムパークス横浜並木 ザ・レジデンス | 3700-6800 | 59-81 | 幸浦(5分) | 509 | 2025年3月 |
港北区 | レ・ジェイド新横浜 | 3290-8690 | 30-78 | 新横浜(9分) | 190 | 2025年3月 |
港北区 | ミオカステーロ大倉山 | 5900-6800 | 60-70 | 大倉山(10分) | 31 | 2024年12月 |
港北区 | ミオカステーロ綱島 | 5998-6798 | 56 | 網島(4分) | 29 | 2024年10月 |
港北区 | ヴェレーナ横浜新吉田 | 4598-5798 | 61-72 | 新羽(11分) | 46 | 2025年3月 |
港北区 | プレミスト大倉山 | 6690-9280 | 68-86 | 大倉山(9分) | 241 | 2024年10月 |
港北区 | ブリリア日吉三丁目 | 3390-9390 | 30-80 | 日吉(8分) | 42 | 2024年3月 |
港北区 | ドレッセ新横浜 | 7688-8988 | 71-76 | 新横浜(7分) | 63 | 2025年3月 |
戸塚区 | ガーデングランデ横浜戸塚 | 4400-7200 | 69-83 | 戸塚(16分) | 499 | 2025年9月 |
戸塚区 | ヒルサイドフォレスト横浜戸塚 | 4890-5890 | 69-70 | 戸塚(12分) | 204 | 2024年4月 |
戸塚区 | ヴェレーナ横浜戸塚グランラルジュ | 4100-4600 | 69-81 | 戸塚(22分) | 88 | 2024年6月 |
戸塚区 | サンリヤン東戸塚 | 4198 | 66 | 東戸塚(10分) | 147 | 2024年3月 |
戸塚区 | ファインスクェア横浜戸塚 | 4980-7380 | 56-76 | 戸塚(8分) | 30 | 2024年11月 |
港南区 | ザ・パークハウス 横浜港南台 | 未定 | 52-84 | 港南台(8分) | 163 | 2025年5月 |
緑区 | レアシス横濱鴨居 | 3800-5500 | 64-78 | 鴨居(14分) | 93 | 即引渡可 |
栄区 | クリオ レジダンス大船シーズンテラス | 未定 | 54-110 | 大船(11分) | 138 | 2025年6月 |
栄区 | ブランズシティ本郷台 | 4898 | 72 | 本郷台(9分) | 237 | 2024年4月 |
青葉区 | シエリアあざみ野 | 未定 | 63-108 | あざみ野(9分) | 145 | 2026年8月 |
青葉区 | ブリシア青葉台テラス | 4900-7900 | 60-70 | 青葉台(16分) | 68 | 2026年4月 |
青葉区 | プロミライズ青葉台 | 4848-8498 | 53-83 | 青葉台(10分) | 761 | 2026年1月 |
青葉区 | プラウド青葉台 | 未定 | 68-75 | 青葉台(9分) | 121 | 2025年4月 |
青葉区 | ドレッセあざみ野グランコート | 7890-9750 | 69-85 | あざみ野(8分) | 32 | 2024年11月 |
青葉区 | バースシティ・ザ・マークたまプラーザParkside | 6990-11190 | 64-85 | たまプラーザ(11分) | 24 | 2024年5月 |
都筑区 | リストレジデンスセンター南パークサイドテラス | 6660-8480 | 66-84 | センター南(12分) | 64 | 2024年8月 |
都筑区 | クリオ横濱センター北セントラルアベニュー | 未定 | 65-74 | センター北(4分) | 31 | 2025年3月 |
都筑区 | ザ・パークハウス 横浜川和町テラス | 6148 | 80 | 川和町(3分) | 164 | 2024年3月 |
都筑区 | クリオ横濱センター北グランシック | 未定 | 80-100 | センター北(9分) | 26 | 2025年2月 |
都筑区 | プレディア都筑ふれあいの丘ステーションリンクス | 未定 | 41-70 | 都筑ふれあいの丘(2分) | 25 | 2024年11月 |
泉区 | ブランズ横浜いずみ野 | 未定 | 55-85 | いずみ野(5分) | 73 | 2025年2月 |
(2)中古マンションの取引価格
新型コロナ以降、一貫して上昇傾向にあり、約4年間の間に平均すると32.5%の上昇をしていました。
かなり大きく上がっていますね。
2、なぜ、横浜市のマンションは、これほど上昇しているのか?
今後の予想をする上で、これまで上昇してきた理由を知っておいた方がスッキリ理解できます。
なので、これまで上昇してきた主な理由を2つ、解説します。
①金利が低下して、高い物件が買えるようになった
そもそも、不動産価格が上昇した最も大きな理由は、金利の低下です。
アベノミクスによる異次元緩和政策が始まった2013年から2020年ごろまでは、固定金利が2%台から0.82%まで、1%以上も下落したのです。
さらに、2022年に入ると、変動金利がさらに下がりました。それまで0.5%前後だった金利が、0.3%台にまで下がったのです。
新型コロナ以降も、都心部や大都市圏を中心に不動産価格は上がり続けていますので、それでも買いたい人が、変動金利を選ぶようになりました。
そして、中古マンションでは、8割以上が変動金利を選ぶようになっています。
これによって、同じ返済額でも、買える物件の価格が大きく上がりました。
アベノミクスが始まる前の2012年ぐらいまでは、月に約10万円の返済(フラット35)で、約3,000万円の物件しか買えませんでした。
ですが、2023年現在、変動金利を選べば、約4,130万円の物件まで買えるようになっているのです。
月10.4万円の返済で、いくらの物件が買えるのか?
今の夫婦は、共働き世帯が多いですから、変動金利で、2人でそれぞれ月10万円を返済すると決めれば、なんと8,000万円以上の物件が買えるわけです。
東京の都心部では、マンション価格が8,000万〜1億円ぐらいして驚きますが、それにはこのような理由があるからなんですね。
②建築費が上昇している
2つ目は、物価の上昇(インフレ)です。
特に新型コロナ以降、マンションの建築費が、約20〜30%の上昇をしているのです。
マンションの建築費
新型コロナで工場が停止したり、ウクライナ戦争で貿易が滞ったり、円安が進んだことで、海外からの輸入品の価格が上がったりなど、様々な理由で建築費が上昇しているのです。
その結果、新築のマンション価格も値上がりし、新築を買えなくなった人が中古マンションへ流れ、中古価格も連れ高しているわけです。
つまり、
- 建築費が上がって値上げせざるを得なくなったこと
- 変動金利の利用者が増え、値上げされた物件を買えるようになったこと
の2点によって、新築・中古マンションの価格が上昇してきたわけですね。
3、これからどうなる?気になる2つのポイント
では、ここからは、「今後の横浜市のマンション価格に影響を与えるかも?」と気になる2つのポイントについて検証していきましょう。
(1)いよいよ金利上昇が本格化しそう
低金利によって、住宅ローンが組みやすい状況が続いていますが、2024年以降は、この環境がいよいよ変わってきそうです。
すでにフラット35などの長期固定の住宅ローンは金利が上がってきていますが、変動金利もそろそろ上昇に転じてきそうなのです。
(参考:ARUHI、住信SBIネット銀行、SBI新生銀行)
なぜ金利が上がってきているのか?、というと、物価が上がってきているからです。
戦争によって、海外から安い商品が入りにくくなり、円安が進んだことで、さらに物価が上昇しているのです。
この物価上昇をおさえるためには、消費を減らさないといけません。
そのため、日銀は、まず10年国債などの金利を引き上げました。これによって、フラット35などの固定金利のローンが影響を受けています。
ですが、物価上昇は止まらず、前年比で3%前後の上昇を続けています。
そのため、現在マイナス0.1%のままである政策金利も引き上げると見られています。
2024年2月現在、経済関係のメディアを見てみると、だいたい4月前後ではないか?という予想が多いですね。
メディア名 | 時期・利上げ幅などの内容 | リンク先 |
ブルームバーグ | 3月にマイナス金利解除。年内に+0.25%へ | 参考記事 |
野村総合研究所 | 4月か10月か | 参考記事 |
東京財団政策研究所 | 4月 | 参考記事 |
日経新聞 | 3〜4月 | 参考記事 |
ロイター | 4月は早すぎる | 参考記事 |
そうなると、変動金利にも影響が出てきますので、一般世帯が現在の価格で住宅を購入することは、難しくなってくるでしょう。
高額マンションをギリギリの住宅ローンで買っている人がやばい
変動金利の上昇によって、影響を受けそうなのが、ここのところ大きく上昇している大都市圏の駅近マンションです。
というのも、新築・中古マンションの購入者の7〜8割が、変動金利を利用しているからです。
今までは、ネット銀行で申し込めば、0.3%台という、かなり安い条件で住宅ローンを組めてきたわけですが、今後はこの条件が厳しくなってきます。
異次元緩和政策が始まる前の2012年ごろまでは、変動金利も1%前後でした。そのため、今後数年かけて、1%前後の水準にまで引き上げていくと予想されます。
1%金利が上がると、不動産価格は15〜20%下がる可能性
ちなみに、金利が1%上がると、住宅ローンの利息は、35年で15〜20%増えます。
例えば、月に約10万円の返済を考えている人であれば、現在なら3,500万円の物件が買えますが、金利が1%上がると、毎月10万円の支払いで、3,000万円の物件しか買えません。
政策金利は少しずつ引き上げていくと思われますので、すぐに大きく下落するわけではありません。
ですが、購入を検討されている方は、変動金利でギリギリのローンを組むのは危ないので気をつけてください。
(2)2024年問題と円安で、建築費がさらに上がる
この2024年問題とは、簡単にいうと、
「建設業・運送業の従業員に対して、残業の規制が厳しくなることで、今まで以上に人件費の負担が上がることで、商品やサービスの価格が上がる」
という問題です。
建設業の労働時間の規制
そのため、資材の運搬や、建設の工期の長期化によって、建設費の上昇がほぼ確実に進むことになります。
円キャリートレードで円安がさらに進む
また、建築資材の多くが、海外からの輸入に頼っているため、円安が進むと、さらに建築費が上昇することになります。
2024年2月現在、円ドル相場は147〜148円前後と、かなりの円安になっています。
その理由は、日本ではほぼゼロ金利が続いているのに対して、アメリカでは4〜5%の金利がつくため、銀行から日本円を借りて、ドル資産を買う動きが活発化しているためです。
これを円キャリートレードと言います。
(参考:yahoo finance US、日銀)
なお、日銀が政策金利を上げれば、日米の金利差が小さくなるため、円キャリートレード・円安は収まる可能性もあります。
ですが、そうすると変動金利も上がるため、買い手の支払い負担はさらに増えます。
いずれにしても、買い手にとっては、これまで以上に支払い負担が増えることになりますので、現在の水準で買える人は少なくなってくるでしょう。
4、結論:買うなら?売るなら?
以上のことから、横浜市のマンション価格は、
- 買い手の8割近くが変動金利を選んでいる状況であり、さらに値上げに応じることができる人は減っている
- ところが、2024年問題や円安の進行によって、建築費はさらに上がる可能性が高い
- 日銀が政策金利を大きく引き上げれば、円高になって建築費の上昇を抑えることができるかもしれないが、変動金利も上がるので、どちらにしても買い手の負担は上がる
- そのため、マンション価格は値上げに買い手がどれだけついていけるか、次第となる。富裕層向けの高額マンションは、株価が高いうちは買い手がつくが、一般世帯向けのマンションは、値下がりする可能性あり
と言えるでしょう。
買うなら:下落を待つよりも低金利の今がチャンス?
金利の上昇を待つのは一つの方法ですが、その時には住宅ローン金利も上昇してしまうので、どちらが得かの判断は微妙なところです。
異次元緩和が終わるまで、あと1〜2年はあるでしょうから、その間の家賃分と比べて検討をすべきでしょう。
ただし、購入を検討する場合には、今後の金利上昇を想定しておかないと大変なことになるので、「フラット35」か「10年以上の固定金利」でも返済ができるかどうかで予算を考えるべきでしょう。
売るなら:超低金利の今が1番のチャンス
ここまで説明してきたように、ここまでマンション価格が上昇したのは、金利の低下が1番の理由です。
しかし、この金利はこれ以上下がりようがありません。
これ以上の価格上昇は、購入される方の年収が増えなければ、難しいところにまできていますし、異次元緩和終了後の金利上昇リスクも考えると、今が高値になる可能性もあります。
不動産会社によって、売れる価格が違う?
マンション価格は、間取りが似ているため、どこの不動産会社に頼んでも、だいたい同じぐらいの金額で売れると考える方が多いですが、一概にはそうは言えません。
というのも、戸建てやマンション、エリアによって得意な会社が異なるからです。
また、不動産会社同士で取引情報の共有をほとんどしていないため、「依頼した不動産会社が、実はあなたの物件を取り扱ったことがない」ということも起こりえます。
そのため、高く売却をしたいのであれば、あなたの住むマンションの売却実績のある会社を探した方がいいでしょう。
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