【固定金利35年】住宅ローン・ランキング。フラット35でもっともお得なのは? | イエ&ライフ

【固定金利35年】住宅ローン・ランキング。フラット35Sでもっともお得なのは?

住宅ローンランキング 35年固定 住宅ローン

*こちらの記事は、金利情報を削除しました。

リアルタイムで更新されているこちらの住宅ローン金利比較サイトをご利用ください。

 


 

この記事では、35年固定の住宅ローン・ランキングを紹介します。

35年固定の住宅ローンといえば、住宅金融機構が提供する「フラット35」が有名ですし、1番低い金利で借りることが可能です。

なので、このランキングも基本的には「フラット35」の取扱金融機関のランキングなのですが、事務手数料が金融機関によって違うので、ランキングによってどこが得なのかどうかがわかるようになっています。

 

しかし、「フラット35」は、頭金や住宅の条件によって、金利条件が変わってきます。

具体的には、

  • 頭金が10%以上あるかどうかで、0.44%金利が変わる
  • 住宅の性能基準によって、0.1%金利が変わる(フラット35S)
  • アルヒのみ、頭金が20%以上だとさらに金利が優遇(スーパーフラット8)

といった違いがあるのです。

 

ですから、この記事では、

「事務手数料(同じ条件なら、どこが安いか?)」

「最低金利(条件が合えば、どこまで安くなるか?)」

の2つのランキングをご紹介します。

 

1、事務手数料ランキング

2018年9月現在のフラット35、フラット35Sの金利は以下の通りとなっています。

 

  頭金 1〜10年目 11年目以降
フラット35 10%以上
10%未満
フラット35S 10%以上
10%未満

フラット35Sとは、「省エネルギー性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」のいずれかの基準を満たした建物に対して適用される契約です。

具体的には、手すりをつけるとか、そういった性能をつけることで適用されます。

で、この「フラット35」「フラット35S」は、多くの金融機関で取り扱っていますので、あとは手数料を比較することで、お得なところを探すことができます。

 

フラット35、フラット35Sの事務手数料ランキング

[table “15” not found /]

 

1位は「優良住宅ローン」という会社です。

東京に本社のある会社ですが、郵送などで全国から注文を受け付けています。また、契約時には出張してもらえます。

 

事前に相談したい場合には、みずほ銀行や三井住友信託銀行などの大手都市銀行もかなり安いので、使いやすいでしょう。

特にフラット35Sでは、住宅の性能も審査の対象になりますから、検討している物件が適合するのかなどの相談もしやすいですよね。

 

フラット35の借入限度額

また、フラット35関連のローンは、前年の収入によって、借りられる限度額があります。

年収400万円未満 年収400万円以上
30% 35%

 

例えば、年収500万円の場合には、返済金額が年間175万円までに収まる金額しか借りられません。

現在のフラット35の条件なら、4,800万円ぐらいまでになります。

 

2、実質金利ランキング

では、ここからは、フラット35、フラット35Sに限らず、35年固定で条件が合うかぎり、もっとも安い実質金利(表面金利に諸費用を含めたもの)のランキングをご紹介します。

 

(ランキングの計算条件)

  • 支払い期間:35年
  • 借入金額:3,000万円
  • 団信加入コースを選択

1位:アルヒ住宅ローン(スーパーフラット8S)

 

実質金利
当初金利(表面金利)
11〜35年目(表面金利)
保証料(税込) なし
事務手数料(税込) 借入金 × 2.16%
その他特徴・条件

・適合証明書の提出が必要

・頭金が20%以上必要

3,000万円借りた時の

総支払額

 

頭金が20%以上用意できるならば、こちらのARUHI(アルヒ)がもっとも有利に借りられます。

アルヒは全国130店舗以上ありますので、相談に行きやすいですし、本審査のスピードが早いことでも有名です。

 

また、今年の8月末には、住宅ローンの事前審査を1分で完了するシステムを導入しました。本審査に近い融資可能額をすぐに教えてくれるのは、かなり心強いですよね。

(参考:日経新聞 アルヒ、住宅ローンの事前審査1分で )

 

 

2位:優良住宅ローン(フラット35S 金利Aプラン)

 

実質金利
当初金利(表面金利)
11〜35年目(表面金利)
保証料(税込) なし
事務手数料(税込) 借入金 × 0.8%
その他特徴・条件

・適合証明書の提出が必要

・頭金が10%以上必要

3,000万円借りた時の

総支払額

 

「頭金20%は厳しい」という方には、優良住宅ローンがオススメです。

「フラット35」の販売を専門とする会社で東京にあるため、基本的には郵送やメールで書類のやり取りを行い、本契約する場合には、本社に行くか、出張で来てもらうかのどちらかを選ぶことになります。

 

 

3位:三井住友信託銀行(フラット35S 金利Aプラン)

 

実質金利
当初金利(表面金利)
11〜35年目(表面金利)
保証料(税込) なし
事務手数料(税込) 借入金 × 0.972%
その他特徴・条件

・適合証明書の提出が必要

・頭金が10%以上必要

3,000万円借りた時の

総支払額

 

3位は、三井住友信託銀行です。

ネット銀行がなかなか上位に来ないのが意外な感じもしますが、ネット銀行では長期のローンを取り扱っていないところも多いようです。

金利条件は違わないので、固定10年や変動金利のランキングに比べても、総支払額が大きく変わりませんので、相談しやすいところを選ぶのもありでしょう。

 

 

4位:みずほ銀行(フラット35S 金利Aプラン)

 

実質金利
当初金利(表面金利)
11〜35年目(表面金利)
保証料(税込) なし
事務手数料(税込) 借入金 × 1.026%
その他特徴・条件

・適合証明書の提出が必要

・頭金が10%以上必要

3,000万円借りた時の

総支払額

 

三井住友信託銀行とわずかな差で4位なのが、みずほ銀行です。

みずほ銀行は全国の県庁所在地には、必ずといっていいほどありますので、より使い勝手がいいですね。

 

 

5位:楽天銀行(フラット35S 金利Aプラン)

 

実質金利
当初金利(表面金利)
11〜35年目(表面金利)
保証料(税込) なし
事務手数料(税込) 借入金 × 1.026%
その他特徴・条件

・適合証明書の提出が必要

・頭金が10%以上必要

3,000万円借りた時の

総支払額

 

ネット銀行の中で、1番手数料が安いのが楽天銀行のフラット35Sです。

スカイプを利用した無料相談も受け付けているので、わざわざ店舗に行かなくても相談できるのが嬉しいですよね。

 

 

6位:イオン銀行(フラット35S 金利Aプラン)

 

実質金利
当初金利(表面金利)
11〜35年目(表面金利)
保証料(税込) なし
事務手数料(税込) 借入金 × 1.296%
その他特徴・条件

・適合証明書の提出が必要

・頭金が10%以上必要

3,000万円借りた時の

総支払額

 

イオン銀行は、銀行本体だけでなく、不動産会社や住宅会社とも提携してフラット35の手続きができるようにしています。

そのため、もしあなたが今どこかの住宅会社で家を建てようと思っているのなら、その会社も「フラット35」を取り扱っているかもしれません。

 

手数料は、他に比べて高いですが、「住宅会社でついでに申し込みもした方がラク」という方は、こちらを活用するといいかもしれませんね。

 

 

7位:りそな銀行(フラット35S 金利Aプラン)

 

実質金利
当初金利(表面金利)
11〜35年目(表面金利)
保証料(税込) なし
事務手数料(税込)

借入金 × 1.836%

+32,400円

その他特徴・条件

・適合証明書の提出が必要

・頭金が10%以上必要

3,000万円借りた時の

総支払額

 

りそな銀行は、それほど手数料が低いわけではないのですが、頭金がどうしても工面できない、という場合には、頭金を別ローンで借りることで、有利な条件のままフラット35を活用することができます。

 

りそなの頭金ローン

こういう話って、ちょっとズルっぽくて、あんまり銀行のHPでは見かけないんですが、このように載ってると利用する側も安心しますよね(笑)。

他の金融機関でも、同様のサービスを用意していると思いますので、もし頭金のことで悩んでいるならば、りそなも含めて相談してみてはいかがでしょうか?

 

 

まとめ

以上、固定35年の住宅ローン・ランキングをまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

フラット35は住宅金融機構が提供しているサービスなので、お近くの地銀や信金でも相談は可能です。

手数料は2%前後のところが多いので、りそな銀行ぐらいの水準だと思ってもらえればいいでしょう。

 

ただし、フラット35は時間がかかるという話をよく聞くと思います。

もし、なるべく早く審査を通したいという方は、アルヒを利用した方がいいでしょう。

事前審査が最短当日で完了するので、住宅金融機構の本審査へ進めるスピードが早いですからね。

 

 

 

まだ、どの金利を選べばいいか迷っているならば、今後の金利の見通しについて解説した記事がありますので、こちらをご参考ください。

住宅ローンの金利の見通し。異次元緩和はいつ終わるのか?
量的緩和政策のこれまでの流れから、今後の住宅ローン金利の見通しについて解説します。

 

 

 

この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

不動産価格の動きの理解や今後の予想は、金融マーケットの知識があると理解しやすいため、読者のお役に立てるのではないかと、サイトを運営しています。

また、2024年からYoutubeチャンネルも始めました。
こちらも、よろしくお願いします。

ゴトウをフォローする
住宅ローン
タメになったと思ったらシェアしてくれるとウレシイです

コメント