この記事では、知立市の
- 路線価の調べ方
- 固定資産税評価額を簡単に計算できる方法
- 土地取引で路線価を活用する際の注意点
の3点について解説していきます。
1、知立市の路線価の調べ方
路線価は、毎年7月1日に国税庁から発表される土地の評価額のことで、相続税の申告の際に使われます。
基本的には公示地価や基準地価の80%の価格になっているため、まずはザックリ価格を知りたい場合には、こちらを参考にするのが簡単です。
知立市の路線価・公示地価
*地名を検索窓に入力すると絞り込めます。1文字からOK
*公示地価:2023年1月1日現在
住所または地番 | 最寄駅(m) | 路線価(万円/坪) | 公示地価(万円/坪) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
知立市栄1丁目1番 | 知立(80) | 68.4 | 85.5 | 7.5% |
知立市鳥居2丁目8番15外 | 知立(1300) | 42.8 | 53.5 | 7.3% |
知立市上重原5丁目143番 | 重原(810) | 41 | 51.2 | 6.2% |
知立市八ツ田町1丁目2番19 | 牛田(760) | 37 | 46.2 | 6.1% |
知立市山屋敷町霞山5番19 | 牛田(1500) | 28 | 35 | 6.0% |
知立市堀切2丁目44番外 | 知立(280) | 46.7 | 58.4 | 6.0% |
知立市八橋町的場43番2外 | 三河八橋(740) | 28.5 | 35.6 | 5.9% |
知立市池端3丁目59番 | 知立(500) | 43.3 | 54.1 | 5.1% |
知立市谷田町北屋下99番27外 | 東刈谷(1200) | 32.5 | 40.6 | 5.1% |
知立市八ツ田町1丁目3番4 | 牛田(910) | 38 | 47.5 | 5.1% |
知立市長田2丁目26番2 | 知立(860) | 44.6 | 55.8 | 4.3% |
知立市弘法町弘法山35番45 | 知立(1400) | 33 | 41.3 | 4.2% |
知立市新池2丁目49番5 | 牛田(590) | 40.6 | 50.8 | 4.1% |
知立市上重原町本郷112番4 | 重原(460) | 28.8 | 36 | 3.8% |
知立市山町御手洗2番54 | 知立(1200) | 31.1 | 38.9 | 3.5% |
知立市新林町平草20番14外 | 牛田(1900) | 32.7 | 40.9 | 3.3% |
知立市逢妻町桜7番26 | 知立(1800) | 28.2 | 35.3 | 2.9% |
ご覧の通り、公示地価・基準地価は、全国で約5万地点の土地価格を算出しているため、知りたい場所の価格がない場合が大半です。
もし、正確な路線価を知りたい場合には、こちらから調べることができます。
地図上の道路に価格が記載されています(単位:千円/㎡)ので、面積をかければ相続税評価額が分かりますし、さらに1.25倍すれば、公示地価に準じた土地価格が分かります。
ただし、実際の土地の評価額(固定資産税評価額)を計算したい場合、立地条件によって、計算方法が違うため、一から計算方法を調べるのは面倒だと思います。
なので、3つの主なケースについて、以下で解説・必要事項を入力するだけで、評価額が出せるようにしました。
2、固定資産税評価額の計算
この章では、必要な数値を入力するだけで、固定資産税評価額が出せるようになっていますが、詳しい計算方法については説明が長くなるので省いています。
詳しい計算方法、考え方について知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
では、実際に計算してみましょう。
(1)1つの道路に面している場合
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
土地の価値は、正方形に近いほど価値が高く、細長いほど、使いにくいため価値が低くなる傾向にあります。
そのため、1つの道路に面している土地でも、縦横の長さによって、路線価の評価額も変わります。その掛け目のことを「奥行き価格補正率」と呼びます。
奥行距離とは、道路に面していない部分の土地の長さを指します。
そして、該当する土地が、住宅地にあるのか、商業地や工業地にあるのか、などによって、該当する掛け目も変わります。
こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
(2)2つの道路に面している場合(①角地)
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
このような土地で必要な数値は、
- 縦と横の路線価
- 奥行き価格補正率
- 側方路線影響加算率
- 土地の面積
の4点です。
奥行き価格補正率
側方路線影響加算率
なお、準角地とは、このような土地のことを指します。
必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
(3)2つの道路に面している場合(②正面と裏面)
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
このような土地で必要な数値は、
- 正面と裏面の路線価
- 奥行き価格補正率
- 二方路線影響加算率
- 土地の面積
の4点です。
奥行き価格補正率
二方路線影響加算率
必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
その他、相続に関する記事はこちら
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ですが、こちらの「法定相続情報一覧図」を作成すれば、その手間がかなり省けます。
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相続手続きの流れを確認したい場合には、こちらの記事がおすすめです。
3、路線価をもとに、実際の土地価格を知りたい人の注意点
公示地価・基準地価が、全国約5万地点に対して、路線価は約33万地点の価格が掲載されています。
そのため、路線価をもとに実際の価格を算出(路線価に1.25倍すると理論上は出てきます)することは可能です。
実際問題として、公示地価・基準地価は、すべてのエリアをカバーしているわけではないので、知りたいエリアの土地価格を調べるときに、路線価を利用される方もいると思います。
ですが、特に売却を考えている場合、公示地価や基準地価と、実際に取引されている土地価格とは、大きく違う場合があります。
こんなに違うの?公示地価と実際の土地取引
例えば、「長田(ながた)」という、知立駅から南に500mほど離れた住宅地があります。
こちらの公示地価と実際の取引を比べてみると、
- 公示地価:52万円/坪
- 実際の取引価格:58〜70万円/坪
と、公示地価の約1.1〜1.4倍で取引されていました。
どちらも「第一種住居地域」と呼ばれる、戸建てが立ち並び、5階建ぐらいのマンションが点在するエリアです。
駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?
【知立市長田の土地取引(令和元年〜2年)】
- 知立駅から徒歩7〜8分のエリアで、58〜70万円/坪で取引されている
- この取引情報のアンケート回収率は約2割のため、実際の取引数はこの5倍程度ある
このような違いが出る理由は、不動産会社によって、得意なエリア・物件の種類が違うからです。
そのため、もし、なるべく高い価格での売却を希望するのであれば、取引実績の多い不動産会社へ相談すべきでしょう。
こちらの記事では、これまでの土地価格の動きや、今後の見通し、高く売れる理由などについて解説しています。
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