四国中央市の路線価|カンタン入力で固定資産税評価額を計算 | イエ&ライフ

四国中央市の路線価|カンタン入力で固定資産税評価額を計算

四国中央市 愛媛県

この記事では、四国中央市の

  1. 路線価の調べ方
  2. 固定資産税評価額を簡単に計算できる方法
  3. 土地取引で路線価を活用する際の注意点

の3点について解説していきます。

 

1、四国中央市の路線価の調べ方

路線価は、毎年7月1日に国税庁から発表される土地の評価額のことで、相続税の申告の際に使われます。

基本的には公示地価や基準地価の80%の価格になっているため、まずはザックリ価格を知りたい場合には、こちらを参考にするのが簡単です。

 

四国中央市の路線価・公示地価

*地名を検索窓に入力すると絞り込めます。1文字からOK

*公示地価:2023年1月1日現在

 

住所または地番最寄駅(m)路線価(万円/坪)公示地価(万円/坪)前年比
四国中央市三島中央1丁目字陣屋2328番伊予三島(1200)8.210.3-0.3%
四国中央市下柏町字彦助屋敷233番5伊予三島(2300)14.217.7-0.4%
四国中央市妻鳥町字金津子1743番4川之江(3500)1518.8-0.5%
四国中央市金生町下分字馬木1209番3川之江(2200)14.618.2-0.5%
四国中央市川之江町字松之本2451番2川之江(550)14.918.6-0.7%
四国中央市三島中央5-9-12伊予三島(240)14.918.6-0.7%
四国中央市金生町下分字田中993番1川之江(1900)18.222.8-0.7%
四国中央市豊岡町長田字小川原1024番5伊予寒川(2900)5.87.2-0.9%
四国中央市土居町土居301番4伊予土居(1200)5.16.4-1.0%
四国中央市下柏町字九郎左エ門渕西713番1伊予三島(2600)21.927.4-1.1%
四国中央市土居町小林1218番伊予土居(920)4.55.6-1.2%
四国中央市土居町小林1184番1伊予土居(920)8.911.1-1.2%
四国中央市川之江町字下川原1815番3外川之江(240)13.717.1-1.3%

 

ご覧の通り、公示地価・基準地価は、全国で約5万地点の土地価格を算出しているため、知りたい場所の価格がない場合が大半です。

 

もし、正確な路線価を知りたい場合には、こちらから調べることができます。

地図上の道路に価格が記載されています(単位:千円/㎡)ので、面積をかければ相続税評価額が分かりますし、さらに1.25倍すれば、公示地価に準じた土地価格が分かります。

(「国税庁 令和5年度 路線価図評価倍率表」)

 

ただし、実際の土地の評価額(固定資産税評価額)を計算したい場合、立地条件によって、計算方法が違うため、一から計算方法を調べるのは面倒だと思います。

なので、3つの主なケースについて、以下で解説・必要事項を入力するだけで、評価額が出せるようにしました。

 

2、固定資産税評価額の計算

この章では、必要な数値を入力するだけで、固定資産税評価額が出せるようになっていますが、詳しい計算方法については説明が長くなるので省いています。

詳しい計算方法、考え方について知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。

路線価の計算方法・見方・調べ方について
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では、実際に計算してみましょう。

 

(1)1つの道路に面している場合

こんなケースの土地は、この章で計算できます↓

路線価の計算方法① 1面しか道路に接していない場合

 

土地の価値は、正方形に近いほど価値が高く、細長いほど、使いにくいため価値が低くなる傾向にあります。

そのため、1つの道路に面している土地でも、縦横の長さによって、路線価の評価額も変わります。その掛け目のことを「奥行き価格補正率」と呼びます。

 

奥行き価格補正率

(参考:国税庁 「奥行価格補正率表」)

 

奥行距離とは、道路に面していない部分の土地の長さを指します。

そして、該当する土地が、住宅地にあるのか、商業地や工業地にあるのか、などによって、該当する掛け目も変わります。

 

こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。

*1坪=3.3㎡

 

(2)2つの道路に面している場合(①角地)

こんなケースの土地は、この章で計算できます↓

路線価の計算方法② 2つの道路に接している場合

このような土地で必要な数値は、

  1. 縦と横の路線価
  2. 奥行き価格補正率
  3. 側方路線影響加算率
  4. 土地の面積

の4点です。

 

奥行き価格補正率

 

奥行き価格補正率

(参考:国税庁 「奥行価格補正率表」)

 

側方路線影響加算率

側方路線影響加算率

(参考:国税庁 「側方路線影響加算率表」)

 

なお、準角地とは、このような土地のことを指します。

準角地

 

必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。

*1坪=3.3㎡

 

(3)2つの道路に面している場合(②正面と裏面)

こんなケースの土地は、この章で計算できます↓

表と裏とで土地が道路に面している場合

このような土地で必要な数値は、

  1. 正面と裏面の路線価
  2. 奥行き価格補正率
  3. 二方路線影響加算率
  4. 土地の面積

の4点です。

 

奥行き価格補正率

 

奥行き価格補正率

(参考:国税庁 「奥行価格補正率表」)

 

二方路線影響加算率

二方路線影響加算率

(参考:国税庁 「側方路線影響加算率表」)

 

必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。

*1坪=3.3㎡

 

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3、路線価をもとに、実際の土地価格を知りたい人の注意点

公示地価・基準地価が、全国約5万地点に対して、路線価は約33万地点の価格が掲載されています。

そのため、路線価をもとに実際の価格を算出(路線価に1.25倍すると理論上は出てきます)することは可能です。

 

実際問題として、公示地価・基準地価は、すべてのエリアをカバーしているわけではないので、知りたいエリアの土地価格を調べるときに、路線価を利用される方もいると思います。

 

ですが、特に売却を考えている場合、公示地価や基準地価と、実際に取引されている土地価格とは、大きく違う場合があります。

 

こんなに違うの?公示地価と実際の土地取引

例えば、四国中央市内に「妻鳥町(めんどりちょう)」という、道後公園駅の南側に広がる住宅地があります。

 

この妻鳥町の公示地価と実際の取引を比べてみると、

  • 公示地価:19万円/坪
  • 実際の取引価格:6.7〜21万円/坪

と、公示地価の約0.3〜1.1倍で取引されていました。

取引価格同士で比べると、3倍の価格差があります。

 

【四国中央市妻鳥町の公示地価】

四国中央市の公示地価

  • 川之江駅から3,500mの距離、徒歩約44分(1分=80m)
  • 57,700円/㎡ × 3.3(㎡/坪) =19万円/坪

(参考:国土交通省地価公示・都道府県地価調査)

 

【四国中央市妻鳥町の土地取引(過去2年間)】

四国中央市の土地取引

  • 川之江駅から徒歩30〜60分のエリアで、6.7〜21万円/坪で取引されている
  • 公示地価・実際の取引ともに「第1種中高層住居専用地域」という似たような街並みのエリア

(参考:国土交通省 不動産取引価格情報検索)

 

このような違いが出る理由は、不動産会社によって、得意なエリア・物件の種類が違うからです。

そのため、もし、なるべく高い価格での売却を希望するのであれば、取引実績の多い不動産会社へ相談すべきでしょう。

 

こちらの記事では、これまでの土地価格の動きや、今後の見通し、高く売れる理由などについて解説しています。

 

四国中央市の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し
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この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

不動産価格の動きの理解や今後の予想は、金融マーケットの知識があると理解しやすいため、読者のお役に立てるのではないかと、サイトを運営しています。

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