今回の動画は、「オレでなきゃ見逃しちゃうね!チャールズ国王は、訪米で何を話したのか?」ということで、やっていきたいと思います。
1、はじめに
4/27~30までの4日間で、イギリス国王チャールズ3世が、アメリカ建国250周年を祝うために訪米し、演説をしたり、いろいろな場所を訪問しました。

国内外のメディアの報道を見ると、今回の訪米は、大成功だったという見方が多い印象です。
というのも、訪米前の英米関係は、かなりひどくて、最悪に近い状況だったからです。イラン戦争が始まる前に、トランプ政権はイギリス政府に対して、2か所の英国の基地を使わせてくれと要請したのですがこれを拒否し、それを根に持ったトランプが、ずっとスターマーの悪口を言い続けてきたからです。

例えば、
「スターマーは、ウィンストン・チャーチルのような偉大な首相ではない」とか
「我々の空母と比べると、イギリスのはおもちゃみたいなものだ」など、
かなりの喧嘩腰だったのがわかりますね。

そんな状態だったため、訪米前のイギリスのメディア報道は、こんな感じで、怒ってるトランプをチャールズ国王がどうやって宥めることができるのか?という、
不安と期待が入り混じったような内容のものが多かったと思います。
なので、今回の訪米で、トランプがチャールズ国王に噛み付くこともなかったということで、これは大成功だろうと、安堵の声と共に報道しているところが多いようです。
ですが、これって本当なのでしょうか?
この動画では、トランプとチャールズの演説内容や、それに対する米議会の反応などから、一体この訪米で何が起こったのか?について、考察していきたいと思います。
それでは、参りましょう。
2、トランプは何を話したのか?
まず最初に、チャールズ国王夫妻の訪米を受けて、歓迎の意味を含めてトランプが演説した内容から、重要だと思うポイントをご紹介します。

トランプのお母さんは、スコットランドのへブリティーズ諸島の出身だそうで、イギリスへの親近感というのは、本当にあるようです。
それで、お母さんは、英国王室のファンだったそうで、テレビでエリザベス女王の式典を見た時などには、テレビに釘付けになるほど好きだったそうです。
そんな話を演説の中に入れつつも、こんな発言を入れてました。
抜粋しますと、
「80年前、あの美しい国旗の下で、ウィンストン・チャーチル首相とフランクリン・ルーズベルト大統領は、北大西洋上の船上で会談し、第二次世界大戦後の自由世界のビジョンを描きました。
両国が持つ特別な絆と歴史における役割についてのこの認識こそが、私たちの特別な関係の本質であり今後もそうあり続けることを願っています。」
以上です。
この発言の中で、「自由世界のビジョン」とか、この認識こそが、「私たちの特別な関係の本質」と喋っていますね。
これって、具体的に何のことを指すのでしょうか?

これは、1941年のチャーチルとルーズベルトが、1941年にプリンスオブウェールズで会談した時に発表した、大西洋憲章のことを指すと思われます。
この会談で、アメリカはイギリス側で参戦することを約束するのですが、その際に、戦後の世界秩序について、イギリスなどの帝国主義の国に対しても、植民地主義を撤廃することを約束させました
その内容を挙げていきますと、
①領土拡大を認めない、領土の変更もしない
②全ての人民が民族自決の権利を有する
③貿易障壁を引き下げること
④全ての人により良い経済、社会状況を確保するために協力する
⑤恐怖と欠乏からの自由、海洋の自由の必要性
⑥軍縮を行う
などです。
トランプが言ってるのは、このことを指していると思われます。
しかし、現実の世界では、このルールはほとんど守られませんでした。ルーズベルトは、1945年4月におそらく暗殺によって死亡してしまい、大西洋憲章で決まったことは反故にされました。

スターリンは共産主義を世界中に広めようとしましたし、チャーチルは冷戦を仕掛けて軍拡競争を煽りました。
そして、ソ連崩壊後は、欧米のグローバリストが主導して、気候変動詐欺や、自国の産業保護を許さない自由貿易と、外資による企業買収を認めさせて、各国の中間層の没落を進めてきました。
トランプの演説の中には、グローバリズムを推進してきたチャールズに対して、まだそのまま続ける気なのか?という批判と、疑問を提起したと言えるでしょう。
3、チャールズ国王は何を語ったのか?
では、チャールズの方は何を喋ったのでしょうか?
上下院の議員が集まった議会で、チャールズは演説を行いましたので、その中から重要だと思うポイントを3つほど、抜粋しながら挙げていきます。
(1)ウクライナ戦争への支援要請
1つ目は、ウクライナ戦争への支援要請です

内容を抜粋しますと、
「9.11同時多発テロ直後、NATOが初めて条約第5条を発動し、国連安全保障理事会がテロに立ち向かうべく一致団結した時、私たちはともにその呼びかけに応えました。
(中略)
今日、ウクライナとその勇敢な国民を守るためにはまさにその揺るぎない決意が必要です。」
以上です。
つまり、ロシアをやっつけるために、一緒に戦ってくれ!
NATOを見捨てないでくれ!
ということですね。

ですが、トランプはロシアのプーチンと、相当仲が良くなっています。
昨年8月に行われたアラスカでの首脳会談では、レッドカーペットを敷いてのお出迎えということで、良好な関係であることをアピールしました。
その後も、ウクライナ戦争は終わってませんが、日々の戦況を調べてみると、少なくとも今年に入ってからは、1日5人以上死んでる日はほとんどなく、死亡者がゼロの日も結構あります。
流石に5年目に入ってますので、グダグダになってるような感じですが、これでなぜ終わらないのか?不思議なレベルです。
わざと欧州がロシア敵視の姿勢を崩せないようにすることで、アメリカがNATOから脱退するのを助けているように見えますね。
なので、チャールズのこの願いは、さらっと無視されることになるでしょう。
(2)気候変動詐欺について
2つ目は、気候変動詐欺についてです。
その部分を抜粋しますと、
「私たちの世代は、自然の調和と本質的な多様性を脅かすだけでなく、はるかに多くのものを脅かす、重要な自然システムの崩壊にどう対処するかを決めなければなりません。」
以上です。

これは、地球規模での自然環境についての問題ということなので、気候変動詐欺に参加してくれ!米国民は、この詐欺のために税金を払ってくれ!ということなのでしょう。

現在、気候変動詐欺を仕掛ける奴らは、国内外で本当に調子に乗ってまして、2024年に行われたCOP29では、先進国が2035年までに年間3000億ドル、約48兆円の金を途上国の環境保全のために支援するという枠組みになっています。
しかし、これまでこうやって気候変動対策に使われてきた金のうち、約4割が、使途不明のまま、どこかに消えています。
2017年から~23年までの7年間で、410億ドル、約6.5兆円がどこかに消えてるのです。これが、国内外で、気候変動を叫んでる気狂いの手元に行ってるのでしょう。
なので、最悪な公金ちゅーちゅースキームだと思うのですが、これを続けろと言ってるのが、チャールズなのですね。キングオブ詐欺というわけです。
(3)モンロー主義批判
そして3つ目が、モンロー主義批判です。
抜粋しますと、
「私は心から、私たちの同盟がヨーロッパや英連邦諸国、そして素晴らしいパートナーとともに、共通の価値観を守り続け、ますます内向きになるよう促す声に耳を貸さないことを祈っています。」
以上です。

これは、アメリカ大陸に引っ込まないで、欧州や中東にもっと首を突っ込んで、今まで通り、世界を一緒に引っ掻き回してくれ!
という感じでしょうか。

しかし、現在のトランプ政権は、昨年12月に出した国家安全保障戦略に沿って、動いているように思います。
その内容は、
①アメリカは西半球(米大陸と周辺海域)を優先地域として考える
②中国ロシアは、敵ではない。関係性は、その時々に応じて決めていく
③同盟国にはもっと義務と負担を課す。独り立ちしてもらう
というもので、もうイギリスの都合では動かないと宣言してるようなものですね。
また、今のイラン戦争を見れば、内向きになってるように見えないと思うのですが、これはイギリスにとって都合の悪い戦争なので、ノーカウントになってるみたいですね。
こんな感じで、チャールズの演説には、いろいろなメッセージが含まれていたわけですが、それでどうとなるわけでもないですし、効果はなかったと思います。
ただ、演説の中には、そこそこジョークが散りばめられていたため、YouTubeで投稿されてる動画を見ると、面白えこと言う爺さんだな、みたいな印象で編集されているものも、結構見かけましたね。

それと、今回の演説では、民主党の犬っぷりも露呈しました。
これまで、アメリカではトランプ政権に抗議する大規模デモとして「No Kings(王はいらない)」デモが、昨年から3回ほど行われており、多くの民主党議員がこのデモを支持してきました。
ところが、今回のチャールズ国王の演説では、ワンワンと犬のように立ち上がって拍手喝采をしてました。
このような民主党議員のあまりの犬っころぶりが酷かったため、晩餐会でのトランプのスピーチの中で、
「チャールズはすごい。演説で民主党議員を立ち上がらせた。俺には一度もできなかったことをやった」
と話して、大爆笑が沸き起こっていました。

それと、今回のチャールズの訪米に関する、いろいろな画像を見ていたら、すごい表情の写真があったので、最後にこれだけ紹介させてもらいます。
この画像の左側でチャールズに指差されているのは、スティーブン・ミラーという、大統領の次席補佐官で、トランプ政権のブレーンとも言われています。
チャールズの表情を見ると、ものすごく悪どそうであり、それでいて、すごい距離感が近い感じがしますよね。
何を喋っていたのかはわかりませんが、
「もうあんたの好きにはさせませんよ」
「お前が黒幕かー!やれるものならやってみろ!」
みたいな会話がぴったりな感じがしました。
というわけで、今回はチャールズ国王の訪米で、何が語られたのか?について考察してみました。
正直な話、今回の訪米では、トランプ政権はチャールズに結構気を使ったと思います。というのも、エプスタイン事件についての追加資料の公表や、被害者による議会証言をその前に行っていなかったからです。
4月9日に、メラニア夫人がホワイトハウスでエプスタイン事件でアメリカ国内で誰も捕まってないのはおかしい!ちゃんと被害者に議会で証言させて、加害者を突き止めるべきだ!と声明を出していましたので、やろうと思えば、かなり気まずい展開にすることもできたはずです。
しかし、これは逆を言えば、チャールズの訪米が終わったので、これからは容赦なくできるということになります。
なので、5月はエプスタイン事件が蒸し返されて、さらに荒れるんじゃないかなと思います。これまでイギリス勢はアンドリューとマンデルソンがバレてますが、まだまだ出てきそうな感じがしますね。
基本的に、イギリスとトランプ政権の関係は、これからさらにバチバチになっていくと予想しています。






コメント