東京都北区の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し

東京都北区東京都

この記事では東京都北区の

  1. 公示地価、基準地価
  2. 土地価格がこれまで上昇・下落した理由
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説しています。

(なお、本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)(※1)

 

 

1、東京都北区の公示地価・基準地価

*詳しい地名を入力すると、絞り込めます。1文字からOK

*公:公示地価(2023.1.1現在)NEW!

*基:基準地価(2022.7.1現在)

*変化率が空白:比較する年度のデータがない場合

 

所在地及び地番最寄駅(m)坪単価(万円)前年比2018年比
公)北区滝野川5丁目6番4外西巣鴨(300)313.87.5%35.5%
公)北区赤羽1丁目32番14赤羽岩淵(140)448.87.1%36.3%
公)北区王子5丁目3番33王子神谷(130)287.47.0%35.9%
公)北区志茂2丁目2番20外志茂(0)247.26.8%
公)北区十条仲原1丁目3番26十条(150)419.16.7%27.0%
公)北区西ケ原1丁目106番14外駒込(500)346.56.6%36.4%
公)北区田端1丁目222番5田端(670)336.66.5%29.1%
公)北区赤羽南1丁目15番1赤羽(450)389.46.3%
公)北区田端新町3丁目70番3外田端(650)2606.2%29.2%
公)北区上十条3丁目18番8十条(570)212.56.1%22.4%
公)北区王子1丁目13番24王子(280)537.95.8%30.4%
公)北区赤羽1丁目8番10赤羽(0)1197.95.8%38.0%
公)北区王子1丁目6番15王子(250)422.45.8%30.3%
公)北区東十条3丁目9番34東十条(160)346.55.7%28.0%
公)北区赤羽1丁目36番24赤羽(400)249.55.7%23.7%
公)北区赤羽西1丁目510番13外赤羽(0)646.85.4%33.3%
公)北区滝野川2丁目54番3王子(750)154.45.2%21.9%
公)北区神谷3丁目27番6志茂(690)142.65.1%19.7%
公)北区田端1丁目15番3田端(380)212.95.0%20.6%
公)北区田端新町2丁目33番1田端(630)193.15.0%23.7%
公)北区赤羽2丁目10番4赤羽(390)485.15.0%31.3%
公)北区志茂2丁目49番6外赤羽(600)215.55.0%22.1%
公)北区東田端2丁目11番16田端(400)237.35.0%24.8%
公)北区上中里1丁目26番18外上中里(370)203.34.9%19.8%
公)北区滝野川6丁目17番7西巣鴨(300)164.74.8%23.5%
公)北区東十条1丁目15番1東十条(490)172.64.8%22.2%
公)北区十条仲原1丁目12番53外十条(500)159.14.8%20.8%
公)北区西ケ原3丁目40番9西ケ原(520)181.54.8%20.4%
公)北区田端2丁目11番15田端(420)220.84.7%19.5%
公)北区志茂1丁目14番62赤羽(700)1634.7%26.3%
公)北区十条仲原2丁目8番38十条(500)224.44.6%19.3%
公)北区豊島3丁目1番64王子(1100)150.54.6%17.5%
公)北区滝野川5丁目48番19西巣鴨(600)174.64.5%20.5%
公)北区王子本町2丁目27番6王子(650)198.34.5%19.5%
公)北区王子2丁目17番17王子(750)160.44.5%19.4%
公)北区滝野川6丁目28番5板橋(500)206.94.5%21.5%
公)北区岸町1丁目17番14王子(670)1614.5%20.5%
公)北区中十条1丁目18番17十条(560)161.74.5%18.6%
公)北区赤羽2丁目349番2赤羽(750)183.84.3%20.3%
公)北区田端4丁目106番4駒込(430)241.94.1%22.0%
公)北区岩淵町475番3赤羽岩淵(440)144.94.0%16.4%
公)北区赤羽3丁目212番18赤羽岩淵(350)153.54.0%18.9%
公)北区西ケ原1丁目55番10駒込(410)259.74.0%19.2%
公)北区志茂3丁目18番7志茂(220)156.14.0%
公)北区十条仲原4丁目2番23十条(890)148.83.9%
公)北区赤羽西1丁目19番赤羽(590)183.23.5%18.3%
公)北区堀船3丁目19番8梶原(400)154.83.5%15.5%
公)北区赤羽北2丁目1962番5北赤羽(280)138.93.4%
公)北区堀船3丁目29番21梶原(90)169.62.8%14.7%
公)北区栄町19番5上中里(720)134.62.8%17.6%
公)北区浮間2丁目24番73浮間舟渡(480)128.72.6%13.7%
公)北区赤羽西4丁目216番2赤羽(1100)167.32.6%
公)北区浮間1丁目15番14北赤羽(750)120.52.5%11.6%
公)北区浮間4丁目6番12浮間舟渡(740)153.12.0%11.3%
公)北区赤羽西3丁目980番10赤羽(1100)149.5
基)北区東十条三丁目9番34東十条(160)336.64.9%19.6%
基)北区王子一丁目10番8王子(0)841.54.5%20.3%
基)北区滝野川七丁目8番3板橋(60)392.74.4%17.8%
基)北区昭和町二丁目2番3外尾久(300)226.14.3%18.1%
基)北区東十条四丁目8番2東十条(400)239.34.0%18.3%
基)北区上十条五丁目7番14十条(950)208.93.9%18.5%
基)北区豊島八丁目27番19王子神谷(470)1613.6%14.6%
基)北区滝野川七丁目26番5外板橋(520)189.83.2%15.0%
基)北区中里二丁目20番8駒込(410)235.63.2%14.1%
基)北区神谷二丁目10番12東十条(780)1613.2%12.7%
基)北区滝野川一丁目76番33西ヶ原四丁目(210)174.63.1%12.6%
基)北区東十条六丁目5番51東十条(720)164.73.1%15.5%
基)北区上中里一丁目26番18外上中里(370)1983.1%11.9%
基)北区田端五丁目476番7田端(260)232.73.1%14.8%
基)北区堀船二丁目33番1外王子(1100)113.23.0%9.9%
基)北区王子本町一丁目28番10外王子(550)249.23.0%17.8%
基)北区上十条二丁目22番2十条(450)180.52.8%14.0%
基)北区赤羽一丁目21番5赤羽(250)488.42.8%19.4%
基)北区豊島四丁目20番54王子神谷(1200)1302.3%11.3%
基)北区西が丘一丁目7番2赤羽(1400)152.11.8%9.8%
基)北区豊島四丁目1番29王子神谷(1100)176.61.7%10.3%
基)北区浮間三丁目21番16北赤羽(550)130.40.8%7.9%
基)北区赤羽二丁目349番2赤羽(750)179.9

 

途中ですが、この記事の説明を

どうも、このサイトの運営者のゴトウです。

この記事では、「あなたの(気になっている)不動産が、これからどうなるのか?」が分かるように、解説をしていきます。

 

とても不思議に思うのですが、

不動産の取引は、数百万円〜数億円単位の大きなお金が動きますから、絶対に失敗したくないはずなのに、

参考になる情報が、あまりに少なすぎると感じませんか?

 

例えば、年に3回ほど、公示地価や基準地価、路線価などの国が発表する土地価格の情報が、新聞やテレビニュースで取り上げられます。

ですが、その解説の多くが、都道府県単位、市区町村単位、または、1番大きく上昇した場所ぐらいです。

 

もっと細かい地区の情報は、ほとんど見かけませんよね。

これでは、あなたの(気になっている)不動産が、これから上がるのか?下がるのか?の判断がつきませんし、今がチャンスなのかどうかも分かりません。

最悪の婆には、営業マンの言いなりになって、もっと高く売れた(もっといい物件を探せた)のに、、、なんてことも。

 

それはちょっと残念すぎると思うんです。

そこで、この記事では、取り引きの参考になりそうなデータを集めて、なるべく詳しく、そして分かりやすく解説をしました。

そのため、ちょっと記事が長くなってしまいましたが、難しいことは書いていませんので、気楽に読み進めてみてください。

 

それでは参りましょう。

 

2、東京都北区の土地価格の動き

東京都北区の土地価格は、この1年間で、住宅地で+4.5%、商業地で+5.2%と、大きく上昇しました。

また、2018→2023年の5年間で見ると、住宅地で+20.6%。商業地で+25.9%でした。

 

東京都北区の公示地価

(参考:国土交通省 地価公示)

 

では、具体的にどのあたりが上がっているのか?

まずは地図上で、上昇しているエリアを確認してみましょう。

 

5年間の変化率(2018→2023年)

変化率:赤紫(+50%以上)>ピンク色(+30〜49.9%)>オレンジ色(+10〜29.9%)>緑色(0〜+9.9%)>青色(-0.1〜 -9.9%)>茶色(-10%以下)

 

赤羽駅、王子駅、西巣鴨駅などの駅周辺の商業地ほど、大きく上昇していました。

これらの駅近の商業地では、新型コロナで一時は下落したものの、昨年辺りから回復し始め、コロナ前の高値を更新しています。

 

一方で、住宅地では、新型コロナでも影響はなく、毎年のように上昇している状況です。

 

なぜ、これほど上昇し続けているのか?

理由は大きく2つあります。

①金利が低下して、高い物件が買えるようになった

そもそも、不動産価格が上昇した最も大きな理由は、金利の低下です。

アベノミクスによる異次元緩和政策が始まった2013年から2020年ごろまでは、固定金利が2%台から0.82%まで、1%以上も下落したのです。

 

住宅ローンの金利推移

(参考:財務省ARUHISBI新生銀行

 

さらに、2022年に入ると、変動金利がさらに下がりました。それまで0.5%前後だった金利が、0.3%台にまで下がったのです。

新型コロナ以降も、都心部や大都市圏を中心に不動産価格は上がり続けていますので、それでも買いたい人が、変動金利を利用するようになり、ついに7割以上が変動金利を選ぶようになっています。

 

変動金利の利用率

(参考:住宅金融支援機構 「住宅ローン利用者の実態調査」)

 

これによって、同じ返済額でも、買える物件の価格が大きく上がりました。

 

アベノミクスが始まる前の2012年ぐらいまでは、月に約10万円の返済(ふらっと35)で、約3,000万円の物件しか買えませんでした。

ですが、2023年現在、変動金利を選べば、約4,130万円の物件まで買えるようになっているのです。

 

月10.4万円の返済で、いくらの物件が買えるのか?

月10万円の返済で、いくらの物件が買えるか?

 

今の夫婦は、共働き世帯が多いですから、変動金利で、2人でそれぞれ月10万円を返済すると決めれば、なんと約8,200万円の物件が買えるわけです。

東京23区では、新築マンションが8,000万円を超えていますが、このような事情があるからなんですね。

 

②北区では、人口が増えている

2つ目が、人口の増加です。

北区では、この5年間で、人口が約6,000人、世帯数は約9,000世帯増えていました。

 

東京都北区の人口・世帯数

(参考:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)

 

特に世帯数が増えていると言うことは、住宅に対する需要が増えているということですので、不動産価格は上がりやすくなります。

そのため、土地価格の上昇が起こっているわけですね。

 

3、これからどうなるのか?

ここからは、北区の土地価格に影響を与えそうなポイントをいくつかご紹介します。

 

(1)そろそろ金利が上がりそう

日本では、低金利が長く続いているため、金利の上昇リスクを心配しない人が増えており、7割以上の人が、半年ごとに金利が変わる変動金利を選んでいます。

 

ですが、本当にこれからも金利は上がらないのでしょうか?

実は、10年〜30年までの長期金利については、すでに上昇し始めています。特にロシアのウクライナ侵攻が始まった2022年ごろから、本格的に上がって来ています。

 

国際金利推移 202306

(参考:財務省

 

これによって、変動金利は低いままですが、ふらっと35などの固定金利は上昇を始めています。

 

なぜ上昇しているのかと言うと、世界的に物価が上昇しているからです。

例えば、アメリカでは、物価が一時、前年比で9%以上も上がったため、政策金利を0.25%→5.25%まで、1年間で5%も引き上げました。

ドイツでも、前年比で11%以上も上がっていたため、こちらも政策金利を0%→3.5%にまで、約1年間で3.5%も引き上げています。

 

その結果、欧米各国でも、住宅価格が下落をはじめています。

アメリカの先月の中古住宅価格は前の年の同じ月と比べた下落幅(-1.7%)がおよそ11年ぶりの大きさとなり、住宅価格の下落傾向が鮮明になっています。
急速な利上げに伴う住宅ローン金利の高止まりで需要が落ち込んでいることが背景にあります。

(参考:NHK 2023.5.19「アメリカ 4月の中古住宅価格 下落幅 約11年ぶりの大きさに」)

 

欧州連合(EU)域内で、住宅価格が2015年以来初めて四半期ベースで下落に転じた。借り入れコストの上昇(=金利の上昇)が10年近くに及ぶ住宅用不動産ブームに終わりをもたらしている。

EU統計局は4日、22年10〜12月期に住宅価格が前の期と比べ1.5%下落したと発表した。域内27カ国のうち15カ国で下がった。下落幅が最も大きかったのはデンマークとドイツで、それぞれ6.5%、5%低下した。

(参考:日経新聞 2023.4.14「[FT]欧州住宅価格、四半期で15年以来の下落 ブームに幕」)

 

金利を引き上げたことで、住宅価格が下落しているのです。

ちなみに日本の物価上昇率は、前年比で3.0%の上昇です。

(参考:NHK「2022年度 消費者物価指数 前年度比3.0%上昇 41年ぶり水準」)

 

そして、日本でも、7月28日に、植田日銀総裁が、政策修正を発表し、事実上の利上げを行いました。

これまでは、10年国債の金利が0.5%以上に上がらないようにコントロールしてきましたが、それを1.0%まで引き上げたのです。

(参考:野村総合研究所 2023.7.28「日銀が長期金利の上昇を容認するYCCの運用柔軟化策を決定(日銀金融政策決定会合)」)

 

これによって、期間10年以上の固定金利については、今後、徐々に上がっていくことが予想されます。ふらっと35などの、長期固定の住宅ローン金利は上がるでしょう。

 

変動金利が上がる可能性は?

今回の事実上の利上げは、期間10年以上の長期金利への影響が大きいですが、変動金利への影響は、今のところ、ありません。

ですが、物価上昇が続くようであれば、いずれ短期金利も引き上げざるを得なくなるでしょう。

 

というのも、そもそも、金利を引き上げている理由は、お金を借りにくくすることで、モノの消費や生産をおさえ、物価上昇を止めるためだからです。

長期金利を引き上げても、物価上昇が止まらないのであれば、短期金利の引き上げも、いずれ視野に入ってくるはずです。

 

なお、日銀が見込んでいる、今後の物価上昇率は、2024年が年率1.9%で、2025年が年率1.6%です。

(参考:野村総合研究所 2023.7.28「日銀が長期金利の上昇を容認するYCCの運用柔軟化策を決定(日銀金融政策決定会合)」)

 

もし、今回の利上げでも、現在の年率3%の物価上昇率がおさまらなければ、さらに政策を修正する可能性は高く、その際には、変動金利型の住宅ローンにも、影響が出てくるかもしれません。

 

1%金利が上がると、不動産価格は15〜20%下がる可能性

ちなみに、金利が1%上がると、住宅ローンの利息は、35年で15〜20%増えます。

例えば、月に約10万円の返済を考えている人であれば、現在なら3,500万円の物件が買えますが、金利が1%上がると、毎月10万円の支払いで、3,000万円の物件しか買えません。

 

金利上昇で下落

 

なお、すでに変動金利で組んでいる人については、5年ルールという、当初5年間は、返済額が固定(ただし、増えた利息はあとで支払う)というルールがあるため、すぐに払えなくなって投げ売りが始まるわけではありません。

 

しかし、新しくローンを組む人は、変動金利でも高い金利になるため、今まで通りの高い価格でローンを組むことが難しくなりますから、価格は下がりやすくなるでしょう。

 

(2)これから北区の人口はどうなるの?

国立社会保障・人口問題研究所が、2018年に発表した北区の人口の見通しによると、2025→35年の10年間で約2,000人減少するそうです。

 

東京都北区の人口予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)

 

しかし、足元の状況を見ると、北区に引っ越してくる人が増えており、人口も増加傾向にあります。

 

昨年22年は、1,000人以上が北区に引っ越して来た

*転入超過数=引っ越して来た人 ー 出て行った人

東京都北区の転入超過数

(参考:総務省統計局 住民基本台帳人口移動報告)

 

そのため、北区の住宅需要は、まだまだ増え続けているため、金利の上昇がなければ、まだまだ高値で買い手がつきそうです。

 

結論:売るなら?買うなら?

以上のことから、北区の土地価格は、

  • 北区の不動産は、金利の低下や、人口の増加を追い風に、上昇傾向にある
  • 今後も人口は増加していきそうだが、金利が上昇していく可能性が高く、現在の価格で購入できる人は減りそう

と言えるでしょう。

 

買うなら:低金利なのでチャンスだけれど、、、

本来であれば、低金利は家を購入するチャンスな訳ですが、建築費が上がっているため、家を建てるハードルも上がっています。

なので、いい物件を探すことがポイントになってきます。

 

非公開物件=安い物件

不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。

そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、特定の不動産会社が取り扱っている場合があります。

 

非公開物件の理由

 

当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。

 

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売るなら:金融市場が安定しているうちに

北区の土地価格は、低金利や人口増加などを追い風に上昇を続けてきました。

 

しかし、金利が上昇すると、現在の価格でローンを組める人が減りますので、金融市場が崩れないうちに売却を考えた方がいいかもしれません。

特に、物価上昇はまだまだ続きそうですし、海外の不動産市場は崩れてきていますので、注意が必要です。

 

こんなに違うの?公示地価と実勢価格

この記事では、公示地価をもとに土地価格の動きについて解説してきましたが、実際の取引では、はるかに高い価格、または安い価格で取引される場合があります。

 

例えば、「西ケ原(にしがはら)」という、西ヶ原駅の周辺に広がる住宅地があります。

 

こちらの公示地価と実際の取引を比べてみると、

  • 公示地価:171万円/坪
  • 実際の取引価格:170〜320万円/坪

と、公示地価の約1.0〜1.9倍で取引されていました。

最高価格は、最低価格の約1.9倍です。

 

どちらも「第一種中高層住居専用地域」と呼ばれる同じような街並みのエリアです。駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?

 

【北区西ヶ原の公示地価】

東京都北区の公示地価

  • 西ヶ原駅から520mの距離、徒歩約6分(1分=80m)
  • 519,000円/㎡ × 3.3(㎡/坪) =171万円/坪

(参考:国土交通省地価公示・都道府県地価調査)

 

【東京都北区西ヶ原の土地取引】

東京都北区の土地取引

  • 西ヶ原駅から徒歩3〜7分のエリアで、170〜320万円/坪で取引されている
  • この取引情報のアンケート回収率は約2割のため、実際の取引数はこの5倍程度ある

(参考:国土交通省 不動産取引価格情報検索)

 

なぜ、これほど売却価格が変わるのでしょうか?

その理由は、不動産会社によって、持っている取引情報に差があるからです。

 

不動産取引は、株式市場のように、全ての取引情報を管理しているところがないため、

  1. 自社でどれだけ取引情報を持っているか
  2. どれだけ買い手のリストを持っているか?

で、評価額も、売れる金額も変わってくるのです。

 

持っている取引情報が違うため、評価額・売却額が変わる

査定額が違うイメージ

 

*REINSとは、不動産会社間でだけ共有できる物件情報・取引情報のサービスです。ただし、売主の承諾が必要なため、情報の共有率は、全体の取引の約11%程度となっています

(2022年実績:売り物件報告件数17.5万件 ÷ 土地取引件数152.5万件 = 11.4%)

 

また、不動産会社が持っている取引情報や、買い手のリストは、エリアや物件によって違いますから、いくつかの不動産会社に査定を申し込むことで、

  1. どれだけの評価額になるのか?
  2. どこの会社が、自分の不動産を高く売ってくれるのか?

を知ることができます。

 

そんな時に便利なのが、1度の登録で、複数社から査定をもらえる一括査定サービスなのですが、それぞれのサービスで参加企業に違いがあるため、特徴のある2つをご紹介します。

 

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それぞれ、「すまいバリュー(運営元 三井不動産リアルティ株式会社)」「イエウール(運営元 株式会社Speee)」「タウンライフ(運営元 タウンライフ株式会社)」の委託を受けて作成しております

 

 

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