横浜市緑区の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し | イエ&ライフ

横浜市緑区の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し

横浜市緑区神奈川県

(画像出典:wikimedia commons Suikotei, 中山とうきゅう(緑区中山))

 

この記事では横浜市緑区の

  1. 公示地価、基準地価
  2. この8年間の土地価格の動きと、その理由
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説しています。

 

1、横浜市緑区の公示地価、基準地価の一覧

*詳しい地名を入力すると、絞り込めます。1文字からOK

*公:公示地価(2021.1.1現在)

*基:基準地価(2021.7.1現在)更新

 

住居表示最寄駅(m)坪単価(万円)前年比平成25年比
基)横浜市緑区寺山町字中原183番7中山(700)651.0%7.7%
基)横浜市緑区長津田1-9-19長津田(600)90.11.1%7.5%
基)横浜市緑区十日市場町803番1十日市場(180)118.81.1%6.8%
基)横浜市緑区台村町字中村531番2中山(750)631.1%5.5%
基)横浜市緑区鴨居3-1-4鴨居(200)138.61.2%5.3%
基)横浜市緑区三保町字大上2662番12中山(2100)48.80.7%0.0%
基)横浜市緑区霧が丘3丁目4番4十日市場(1600)67.30.0%0.0%
基)横浜市緑区東本郷2-21-15鴨居(1100)64.70.0%-0.5%
基)横浜市緑区白山4-7-15鴨居(1800)55.10.0%-6.7%
基)横浜市緑区十日市場町874番28十日市場(250)83.5
基)横浜市緑区中山5-12-13中山(640)80.21.3%
基)横浜市緑区長津田6-8-20長津田(400)96.71.7%
公)横浜市緑区長津田4-4-5長津田(200)108.20.3%17.1%
公)横浜市緑区長津田6-8-20長津田(400)95.40.3%16.5%
公)横浜市緑区十日市場町889番9十日市場(250)86.50.4%12.9%
公)横浜市緑区中山1-7-11中山(300)123.10.5%12.0%
公)横浜市緑区上山1-4-1中山(1100)56.42.4%11.8%
公)横浜市緑区長津田5-4-40長津田(250)140.90.5%10.9%
公)横浜市緑区いぶき野40番8長津田(900)76.90.0%9.4%
公)横浜市緑区青砥町字御嶽堂172番37中山(900)66.70.5%8.6%
公)横浜市緑区長津田7-9-3長津田(550)75.20.0%7.5%
公)横浜市緑区三保町字宮根2160番5中山(450)980.7%7.2%
公)横浜市緑区森の台25-6中山(900)69.30.0%4.0%
公)横浜市緑区十日市場町字中山谷1865番16十日市場(1100)67.70.5%3.5%
公)横浜市緑区長津田みなみ台5丁目14番7外長津田(1100)79.90.0%3.4%
公)横浜市緑区長津田町字柳下2426番11長津田(800)680.0%3.0%
公)横浜市緑区三保町字杉沢1467番62十日市場(1600)55.40.6%1.2%
公)横浜市緑区中山6-36-2中山(1800)56.40.6%0.6%
公)横浜市緑区東本郷2-21-15鴨居(1100)64.7-0.5%0.0%
公)横浜市緑区霧が丘4丁目19番11十日市場(2400)58.70.0%0.0%
公)横浜市緑区鴨居6-18-3鴨居(1500)59.4-0.6%-0.6%
公)横浜市緑区長津田町字中村4086番2長津田(1200)46.2-0.7%-0.7%
公)横浜市緑区鴨居3-16-1鴨居(500)690.0%
公)横浜市緑区十日市場町911番6十日市場(800)69.60.5%
公)横浜市緑区台村町字往還下292番3中山(130)157.11.3%
公)横浜市緑区中山1-21-16中山(200)1030.6%
公)横浜市緑区中山3-28-35中山(500)77.90.9%
公)横浜市緑区中山5-12-13中山(640)79.50.8%
公)横浜市緑区長津田3-2-19長津田(480)89.10.4%
公)横浜市緑区東本郷4-14-5-1鴨居(1800)52.5-0.6%
公)横浜市緑区白山1-16-2鴨居(1400)50.82.0%
公)横浜市緑区白山3丁目1155番4鴨居(1800)26.40.0%
公)横浜市緑区北八朔町字原1938番163中山(2100)52.5-0.6%
公)横浜市緑区霧が丘2丁目18番3十日市場(2300)59.1-0.6%
公)横浜市緑区霧が丘3丁目1番5外十日市場(1400)84.20.0%

 

途中ですが、この記事の説明を。

どうも、このサイト「イエ&ライフ」を運営しているゴトウです。

ここからは、「わたしの(気になっている)不動産の価格は、今後はこうなっていきそうだ」とザックリ予測できるように解説をしていきます。

 

すごく不思議に思うんですが、新聞や雑誌、ニュースなどの不動産の特集を見ると、

「高層マンションが人気で盛り上がってます!」

「郊外の限界ニュータウンがヤバイです!!」

というような、とても極端な話題が多いと思いませんか?

 

ほとんどの人は、そんなところに住んでもいないし、もっと身近なエリアの現実的な情報が欲しいはずなのに、そういった情報はほとんど見当たりませんよね。

 

そのため、

  • 買う・売るタイミングはいつがいいのか?
  • この場所に買っても、10年後、20年後も後悔しないか?

といった判断が難しくて、不動産会社のいいなりになってしまう人って、けっこういると思うんですよ。

 

それはちょっと残念すぎると思うんです。

不動産の取引は、あなたの人生の中でも1〜2番目に来るような大きな決断なわけですから、きちんと納得した上で取引したいですよね。

 

なので、そんな人の参考になればと、こんな記事を作っています。

47都道府県・500以上の市区の公示地価と基準地価について、これまで調べてきましたが、「なぜ上がったのか?」「下がったのか?」に難しい理由はありませんでした。

 

特に住宅地については、買ってすぐに売るようなものでもありませんし、人の動きもいきなりガラッと変わるわけでもないので、とても予想がつきやすいです。

 

また、この記事では、新型コロナの影響も含めて、今後の土地価格がどうなるか?についても考察しております。

 

なので、この記事を読み終わる頃には、

  • 買う、または売るタイミングがわかる
  • どこに買えば後悔しないかがわかる

ようになっているはずです。

 

と言っても、それほど難しいことは書いていないので、気楽に目を通してみてください。

それでは参りましょう。

 

 

2、緑区の8年間の土地価格の動き

横浜市緑区の住宅地は、アベノミクス以降の8年間で5.6%上昇しました。

また、今年はコロナの影響も心配されましたが、住宅地は前年比0.1%のプラス商業地は0.6%のプラスとなっていました。

 

横浜市緑区の公示地価の推移

(出典:国土交通省 地価公示)

 

では、具体的にどのあたりが上がっているのか?

まずは地図上で、上昇しているエリアを確認してみましょう。

 

地価マップ:2013-20年の上昇率

変化率:赤色(30%以上)>オレンジ色(10〜29.9%)>緑色(0〜9.9%)>青色(-9.9〜0%)>紫色(-10%以下)

 

(参考データ:国土数値情報ダウンロードサービス)

 

中山駅、十日市場駅、長津田駅の周辺で10%以上の上昇をしていますね。その一方で、郊外の住宅地では下落しているところもチラホラ見られます。

 

なぜ緑区では、一部のエリアしか上昇していないのか?

理由は大きく3つあります。

 

①金利低下によって、買い手の購買力が上がった

そもそも、今回の土地価格の上昇のきっかけは、金利の低下です。

ご覧のように、2013年4月以降、日銀が国債を買い占める、異次元緩和政策を行うことで、金利を下げてきました。

 

日銀が国債を買い占めて、金利を下げた

異次元緩和政策と住宅ローン金利

(参考:ARUHI住宅ローン フラット35金利の推移 財務省 国債金利情報)

 

ザックリ言うと、この8年間で買い手は、同じ返済額で2割高い物件を買えるようになったということです。

例えば、フラット35で期間35年・月々の返済額が10.4万円とした場合、購入できる不動産は3,000万円から3,500万円まで上がったのです。

 

同じ返済額で購入できる物件価格が2割上昇した

 

月々の支払額は増やさずに、約2割高い物件を買える。しかもその物件が人気化しているとなれば、値段が高くても買おうとする人は増えますよね。

そのため、人気のエリアほど、土地価格が上昇してきたのです。

 

不動産事業者向けの貸し出しも増えて、駅近エリアの商業地も上がりやすくなった

また、金利がさらに下がったことによって、ホテルやマンションなどの不動産業者の投資も増えました。

銀行も国債の利息で稼げなくなったため、不動産を担保にお金を貸せる不動産業者への貸し出しを増やしたのです。

 

不動産向けの貸出残高

(参考:国土交通省 土地白書)

 

その結果、駅近エリアの商業地を中心に、マンションや商業施設、ホテルなどの建設が進み、駅近エリアほど土地価格が上がりやすくなったわけですね。

 

 

②一部のエリアしか人口が増えていない

ところが、緑区の土地価格は、駅周辺しか大きく上昇していませんでした。

その理由は、駅近エリアに人気が集中しているためです。この7年間で、緑区では人口が4,000人増えているものの、郊外では減少しているのです。

 

横浜市緑区の人口推移

(参考:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)

 

では、どのあたりが減っているのか?

もう少し詳しく、地区ごとの増減を調べてたのがこちらです。

 

人口変化マップ:2013→21年の人口の増減数

*増減数:赤色(1,000以上増加)>オレンジ色(500-999人増加)>緑色(100〜499人増加)>青色(100〜499人減少)>紫色(500-999人減少)>黒色(1,000人以上減少)

(参考:横浜市 統計ポータルサイト 町丁目別)

 

ご覧の通り、長津田駅の周辺では増加している地区がいくつもありますが、駅から離れるほど、人口が減少している地区が広がっていました。

現在の30〜40代は、共働き世帯が多いため、通勤にも子育てにも便利な駅近エリアに人気が集中しがちです。

 

そのため、駅周辺ほど人口が増えやすくなっており、土地価格も駅近エリアでは上昇する一方で、駅から離れた郊外では買い手がつきにくくなっているわけですね。

 

③農地の宅地化により、古い住宅地の人気が低下

また、これに加えて農地の宅地化が進んでいることも、古い住宅地の人気低下を一層ひどくさせています。

 

実はこの10年で、神奈川県内の農地は、約2,900ヘクタール(ha)も減っているのです。

1haで約3,000坪ですので、30坪の戸建てに換算すると、約29万戸分の農地が住宅や、道路、工場、倉庫、ショッピングモールなどに変わっているのです。

 

神奈川県の農地面積

(参考:農林センサス 「2−8 経営耕地の状況」)

 

この10年で2割以上の農地が減っているわけですから、すごい勢いですね。

 

先ほどの人口変化マップを見ると、中山駅の南西方向でオレンジ色のマークがありました。三保町という地区で、この7年間で850人以上も人口が増えています。

こちらをGoogle マップの航空地図で確認してみたところ、多くの農地が数十戸単位の新興住宅地へと姿を変えていました。

 

このような新しい住宅地ができると、古い住宅地に対する需要が下がりますので、周辺の土地価格が上がりにくくなります。

その結果、緑区では、駅近エリアとそうでない郊外エリアとで、土地価格の二極化が進んでいるわけですね。

 

3、これからどうなるのか?

緑区の土地価格に影響を与えそうなリスクをまとめました。

 

(1)この低金利はいつまで続くのか?

異次元緩和とは、日銀が国債を買い占めることで、金利を引き下げてきた政策でした。

しかし、このような方法は、戦後にひどいインフレになってしまったこともあって「禁じ手」として採用されてこなかった政策です。

 

1930年代に高橋是清蔵相が昭和恐慌からの脱却を目指して直接引き受けを断行したが、戦費拡大に伴い引受額は増大し、戦後の急激なインフレにつながった。

当時の反省から財政法では原則禁止されている。

(参考:「白川総裁、昭和恐慌引き合いに「歯止め失う」 日銀議事録詳報」)

 

このような危なっかしい政策を10年続けた結果、これ以上は、金利が下がらない水準まで来ました。

むしろ、その副作用の方が話題になることが増えています。

 

例えば、預金者のお金を国債で運用していた地銀は、この異次元緩和によって、金利が低下したことで国債からの利息が減ってしまい、本業で赤字の銀行が一気に増えています。

 

2013年以降、赤字銀行が一気に増えている

地銀の決算状況

(金融庁:地域金融の課題と競争のあり方)

 

銀行が潰れれば、経済が大混乱になりますので、いつまでも続けるわけにはいきません。

 

実は、すでに異次元緩和をやめる準備に入っている

とはいうものの、「異次元緩和をやめます」と発表すれば、金利が一気に上がる可能性もありますから、あまり目立たないように止めようとしているようです。

というのも、日銀の国債を買い占めるペースが、2018年頃から徐々に減ってきているからです。

 

日銀が国債を買い占める比率を減らしている

日銀の国債買入れ比率

(参考:財務省 2021.6.24「国の債務管理の在り方に関する懇談会(参考資料2)」)

 

2021年現在、日銀が買い占めている比率は、期間1〜10年の国債(赤色の線)で約60%程度、期間10年超の国債(灰色の線)で8.7%にまで下がっています。

 

また、今年の3月に、日銀は長期金利の変動幅を±0.25%まで緩和すると発表しました。

この発表を受けて、日経新聞が専門家にアンケートしたところ、9割の人が「上昇する」と回答しています。

(参考:2021.3.22 日経新聞「長期金利「上昇」9割 日銀政策修正で市場参加者」)

 

このように、地銀の倒産リスクが高まっており、徐々に緩和する流れにもあることから、任期が満了する2023年4月までに、異次元緩和が終了する可能性は高いと考えられます。

 

ちなみに、異次元緩和が始まる前は、今よりも1%程度金利が高い水準でしたので、そのぐらいまで戻るでしょう。

2021年8月現在から数えると、あと約1年半ぐらいの間がチャンスと言えます。

 

金利が1%上昇すると、不動産価格は約15%下落する

金利上昇で下落

 

なお、金利が上昇すると、住宅ローンの返済額が増えるため、不動産価格は下落していきます。

 

そのため、特に売却を検討している人は、異次元緩和で低金利が続いているうちに、準備をしておいた方がいいでしょう。

 

 

(2)2022年問題で、横浜市の生産緑地が解禁

2022年問題をご存知でしょうか?

「都市部にある税金を優遇されていた農地(生産緑地)が、優遇期間が切れることで宅地として放出され、土地価格に影響を与える」

という問題です。

 

生産緑地

(出典:ウィキペディア cory.2005.Seisan Ryokuchi)

 

実は、横浜市にも301ヘクタールの生産緑地があります。30坪の土地で約30,000戸分にもなります。

 

この問題で影響を受けるのは、現在すでに宅地化が進んでいる三保町(新地市民の森)の周辺でしょう。

この辺りには農地がまだ多く残っており、すでにそれらの農地の一部で宅地化が進んでいるからです。

 

緑区で戸建てを探すのであれば、この辺りが狙い目かもしれません。逆にこれらのエリアでは、土地価格の下落が進みそうです。

 

(3)これから横浜市緑区の人口はどうなるの?

国立社会保障・人口問題研究所が、2018年に発表した緑区の人口の見通しによると、2020→30年の10年間で約500人増えるそうです。

 

緑区はこれから10年で約500人増加

横浜市緑区の人口予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)

 

ところが、家を建てる30〜40代人口は、2020→30年の10年間で約5,000人も減る見通しです。

 

緑区の30〜40代人口は、2020→30年で約5,000人減る

横浜市緑区の30〜40代人口の推移

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)

 

つまり、これから買い手となる世代が1割近く減るのです。

そのため、買い手の減少は避けられませんので、少しずつ土地に対する需要も減っていくでしょう。

 

結論:買うなら?売るなら?

 

ここまでをまとめると、緑区の土地価格は、

  • 低金利によって土地価格が上がりやすくなったが、駅近エリアに人気が集中していることと、農地の宅地化が進んでいることから、駅近エリアは上昇し、郊外では上がりにくい二極化が進みつつある
  • 新型コロナ以降、企業の業績も二極化しており、好調企業の社員による住宅需要は安定しているため、土地価格への影響は小さい
  • 今後は、生産緑地の解禁で土地がさらに余ることと、買い手となる若い世代が減るので、郊外エリアほど厳しくなっていく

と言えるでしょう。

 

買うなら:下落を待つよりも低金利の今がチャンス?

坪70〜100万円するエリアが多いので、今払っている家賃と比較して考えるべきでしょう。

 

例えば、坪100万円ぐらいの土地であれば、30坪で3,000万円になります。

仮に数年で1割下げたとして300万円安くなる計算ですから、「その間の家賃と比べてどうか?」で考えるべきでしょうね。

 

異次元緩和で低金利の今がチャンス

また、現在は住宅ローンがかなり安いため、月々の返済負担が軽いのもチャンスです。

ですから、もし家を買おうと思っているのならば、土地価格が下がるのを待つよりも、金利が上がる前の今のうちに買った方がいい場合もあります。

 

ただし、購入を検討する場合には、今後の金利上昇を想定しておかないと大変なことになるので、「フラット35」「10年以上の固定金利」でも返済ができるかどうかで予算を考えるべきでしょう。

 

非公開物件=安い物件

不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。

そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、ある特定の不動産会社だけが取り扱っています。

 

非公開物件の実態

 

当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。

 

タウンライフ

 

こちらの「タウンライフ」に登録すると、300社以上の非公開物件情報をもらうことができます。

価格が下がるのを待ちたい人でも、こちらで格安物件を見つければ、「低金利」と「安い物件」の2つの美味しいところが狙えるでしょう。

 

 

非公開物件の情報を手に入れるならこちら

 

 

売るなら:この低金利はチャンス

特に住宅地において、土地価格の上昇にもっとも影響があったのは、この低金利です。1%下がったことで、同じ返済額で2割近く高い物件を買えるようになったわけですからね。

 

ですが、金利はもうこれ以上、下りようがありません。

そのため、これ以上の価格上昇は、富裕層や高所得層に人気のエリアに限られてくるでしょう。

 

また、この金利低下を進めてきた日銀の黒田総裁は、任期が2023年までなので、もし売却を考えているのであれば、それまでに準備を進めた方がいいでしょう。

 

不動産会社選びを間違えると損する?

不動産会社によって、得意とするエリアや物件種類(戸建て・マンション)が違うので、実際の取引では、公示地価より高く、または安く取引されることがあります。

 

例えば、緑区に「東本郷(ひがしほんごう)」と呼ばれる地区があります。鴨居駅から東に200mほど離れたところにある住宅地です。

 

こちらの公示地価と実際の取引価格は、

  • 公示地価:52万円/坪
  • 実際の取引:47〜97万円/坪

なんと、公示地価の約0.9〜1.9倍で取引されていました。

 

どちらも「第一種低層住居専用地域」と呼ばれる、主に戸建てが立ち並ぶエリアです。

駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?

 

【緑区東本郷の公示地価】

横浜市緑区の公示地価

  • 鴨居駅から1,800mの距離、徒歩約22(1分=80m)
  • 159,000円/㎡ × 3.3(㎡/坪) = 52万円/坪

(参考:国土交通省地価公示・都道府県地価調査)

 

【緑区東本郷の土地取引(令和元年〜2年)】

横浜市緑区の土地取引

  • 鴨居駅から徒歩16〜21分のエリアで、47〜97万円/坪で取引されている
  • この取引情報のアンケート回収率は約2割のため、実際の取引数はこの5倍程度ある

(参考:国土交通省 不動産取引価格情報検索)

 

このような現象は、残念ながら全国で見られます。

と言うのも、不動産の取引情報には個人情報(住所から個人が特定できてしまいます)が含まれるため、自社の取引情報しか分からないからです。

 

*東京、大阪、北海道、福島など17都道府県を調査

都道府県住所公示地価/坪取引価格/坪公示地価の何倍?
東京都23区千代田区神保町485万円300〜990万円0.62〜2.04倍
東京都23区中央区佃644万円530〜970万円0.82〜1.51倍
東京都23区墨田区東向島111万円150〜290万円1.35〜2.61倍
東京都八王子市北野台33万円30〜43万円0.91〜1.3倍
東京都立川市柴崎町121万円97〜340万円0.8〜2.81倍
東京都武蔵野市吉祥寺本町216万円150〜300万円0.69〜1.39倍
神奈川県横浜市神奈川区松見町85万円74〜150万円0.87〜1.76倍
神奈川県川崎市中原区木月136万円160〜240万円1.18〜1.76倍
神奈川県相模原市緑区東橋本70万円17〜140万円0.24〜2倍
千葉県千葉市中央区松波77万円64〜110万円0.83〜1.43倍
千葉県船橋市松が丘30万円26〜41万円0.87〜1.37倍
千葉県柏市今谷上町49万円39〜85万円0.8〜1.73倍
埼玉県さいたま市浦和区北浦和113万円78〜160万円0.69〜1.42倍
埼玉県川口市差間43万円42〜61万円0.98〜1.42倍
埼玉県所沢市久米49万円22〜76万円0.45〜1.55倍
北海道札幌市北区25条西38万円32〜48万円0.84〜1.26倍
北海道旭川市8条通10万円7〜14万円0.7〜1.4倍
北海道苫小牧市桜木町7万円6.5〜13万円0.93〜1.86倍
青森県青森市三内10万円5.4〜14万円0.54〜1.4倍
青森県八戸市田向14万円10〜28万円0.71〜2倍
青森県弘前市大字田園13万円15〜18万円1.15〜1.38倍
秋田県秋田市手形22万円18〜25万円0.82〜1.14倍
秋田県大仙市大曲中通町11万円13〜15万円1.18〜1.36倍
秋田県由利本荘市石脇7.8万円5〜14万円0.64〜1.79倍
岩手県盛岡市加賀野21万円15〜32万円0.71〜1.52倍
岩手県一関市赤荻8万円5.5〜17万円0.69〜2.13倍
岩手県奥州市佐倉河21万円15〜32万円0.71〜1.52倍
宮城県仙台市泉区将監26万円34〜52万円1.31〜2倍
宮城県石巻市三ツ股10万円7.8〜14万円0.78〜1.4倍
宮城県名取市大手町27万円29〜40万円1.07〜1.48倍
福島県福島市野田町22万円16〜72万円0.73〜3.27倍
福島県いわき市小島町22万円35万円1.59倍
福島県郡山市芳賀18万円17〜35万円0.94〜1.94倍
山形県山形市東原町26万円18〜32万円0.69〜1.23倍
山形県鶴岡市本町11万円8〜17万円0.73〜1.55倍
山形県酒田市新橋9.5万円10〜15万円1.05〜1.58倍
新潟県新潟市中央区天神尾38万円35〜62万円0.92〜1.63倍
新潟県長岡市東栄19万円13〜19万円0.68〜1倍
新潟県上越市春日野14万円9.6〜16万円0.69〜1.14倍
富山県富山市牛島本町26万円23〜36万円0.88〜1.38倍
富山県高岡市城東17万円9.3〜19万円0.55〜1.12倍
富山県射水市太閤山15万円12〜18万円0.8〜1.2倍
石川県金沢市泉野町35万円24〜45万円0.69〜1.29倍
石川県加賀市小菅波町14万円2.3〜21万円0.16〜1.5倍
石川県野々市市押野26万円25〜31万円0.96〜1.19倍
福井県福井市灯明寺19万円15〜26万円0.79〜1.37倍
福井県坂井市丸岡町西瓜屋10万円12〜15万円1.2〜1.5倍
群馬県高崎市上中居町25万円18〜36万円0.72〜1.44倍
群馬県前橋市駒形町15万円8.7〜18万円0.58〜1.2倍
群馬県伊勢崎市昭和町13万円9.6〜41万円0.74〜3.15倍
栃木県宇都宮市泉が丘28万円28〜40万円1〜1.43倍
栃木県足利市八幡町16.5万円8.7〜19万円0.53〜1.15倍
栃木県小山市城東24万円3.8〜27万円0.16〜1.13倍
茨城県水戸市河和田14万円9.2〜20万円0.66〜1.43倍
茨城県古河市東24万円11〜36万円0.46〜1.5倍
茨城県つくば市春日37万円53万円1.43倍
愛知県名古屋市千種区東山元町56万円19〜67万円0.34〜1.2倍
愛知県岡崎市大和町37万円43〜51万円1.16〜1.38倍
愛知県豊橋市高師本郷町24万円11〜33万円0.46〜1.38倍
岐阜県岐阜市北一色21万円17〜28万円0.81〜1.33倍
岐阜県大垣市林町23万円10〜31万円0.43〜1.35倍
岐阜県多治見市明和町11.5万円8.9〜15万円0.77〜1.3倍
三重県津市大谷町35万円41〜55万円1.17〜1.57倍
三重県四日市市大字茂福21万円24〜32万円1.14〜1.52倍
三重県桑名市大字桑名22万円25〜29万円1.14〜1.32倍
静岡県静岡市葵区音羽町71万円51〜85万円0.72〜1.2倍
静岡県浜松市中区鴨江31万円0.85〜40万円0.03〜1.29倍
静岡県三島市加茂33万円33〜44万円1〜1.33倍
長野県長野市若里29万円30〜46万円1.03〜1.59倍
長野県松本市桐21万円29〜30万円1.38〜1.43倍
長野県上田市常磐城14万円14〜18万円1〜1.29倍
山梨県甲府市上石田15万円19〜23万円1.27〜1.53倍
大阪府大阪市浪速区恵美須東149万円39〜600万円0.26〜4.03倍
大阪府茨木市庄61万円40〜100万円0.66〜1.64倍
大阪府高槻市安岡時町38万円25〜55万円0.66〜1.45倍
京都府京都市伏見区深草大亀谷万帖敷町41万円22〜64万円0.54〜1.56倍
京都府宇治市小倉町43万円22〜55万円0.51〜1.28倍
京都府城陽市久世37万円28〜49万円0.76〜1.32倍
滋賀県大津市朝日が丘45万円25〜55万円0.56〜1.22倍
滋賀県草津市追分30万円32〜37万円1.07〜1.23倍
滋賀県長浜市祇園町17万円8.9〜23万円0.52〜1.35倍
兵庫県神戸市鈴蘭台南町24万円14〜41万円0.58〜1.71倍
兵庫県姫路市飾磨区今在家28万円30〜35万円1.07〜1.25倍
兵庫県尼崎市稲葉荘56万円39〜83万円0.7〜1.48倍
奈良県奈良市中登美ケ丘35万円40〜61万円1.14〜1.74倍
奈良県橿原市土橋町26万円31〜44万円1.19〜1.69倍
奈良県生駒市俵口町27万円22〜35万円0.81〜1.3倍
和歌山県和歌山市黒田21万円19〜48万円0.9〜2.29倍
和歌山県田辺市東山19万円22〜24万円1.16〜1.26倍
岡山県岡山市田中33万円35〜47万円1.06〜1.42倍
岡山県倉敷市大島31万円13〜35万円0.42〜1.13倍
岡山県津山市東一宮10万円4.5〜12万円0.45〜1.2倍
広島県広島市牛田早稲田40万円19〜80万円0.48〜2倍
広島県福山市沖野上町24万円6.9〜34万円0.29〜1.42倍
広島県呉市広白岳17万円7.4〜21万円0.44〜1.24倍
鳥取県鳥取市吉方温泉17万円5〜19万円0.29〜1.12倍
鳥取県米子市観音寺新町16万円15〜20万円0.94〜1.25倍
島根県松江市内中原町26万円26〜32万円1〜1.23倍
山口県下関市綾羅木南町13万円20万円1.54倍
山口県山口市小郡下郷16.5万円8.9〜19万円0.54〜1.15倍
山口県宇部市笹山町7.3万円10〜13万円1.37〜1.78倍
愛媛県松山市岩崎町44万円30〜68万円0.68〜1.55倍
愛媛県今治市南大門町17万円24〜30万円1.41〜1.76倍
愛媛県新居浜市河内町22万円10〜24万円0.45〜1.09倍
香川県高松市松縄町29万円39〜40万円1.34〜1.38倍
香川県丸亀市中府町25万円35万円1.4倍
徳島県徳島市佐古一番町31万円13〜59万円0.42〜1.9倍
高知県高知市東久万34万円29〜38万円0.85〜1.12倍
福岡県福岡市南区大楠56万円69〜97万円1.23〜1.73倍
福岡県北九州市八幡西区永犬丸西町17万円10〜21万円0.59〜1.24倍
福岡県久留米市諏訪野町22万円15〜27万円0.68〜1.23倍
佐賀県佐賀市兵庫北21万円 16〜31万円0.76〜1.48倍
佐賀県唐津市和多田本村18万円18〜24万円1〜1.33倍
佐賀県鳥栖市弥生が丘19万円18〜21万円0.95〜1.11倍
大分県大分市王子新町30万円28〜45万円0.93〜1.5倍
大分県別府市山の手町21万円16〜35万円0.76〜1.67倍
大分県中津市中央町30万円28〜45万円0.93〜1.5倍
長崎県長崎市滑石20万円14〜24万円0.7〜1.2倍
長崎県佐世保市広田11万円19〜29万円1.73〜2.64倍
長崎県諫早市小船越町13万円22万円1.69倍
熊本県熊本市武蔵ヶ丘21万円15〜32万円0.71〜1.52倍
熊本県八代市井上町9万円4.7〜10万円0.52〜1.11倍
熊本県天草市今釜新町14万円14〜15万円1〜1.07倍
宮崎県宮崎市神宮28万円32〜33万円1.14〜1.18倍
宮崎県都城市姫城町10万円8.5〜15万円0.85〜1.5倍
宮崎県延岡市西小路19万円20〜26万円1.05〜1.37倍
鹿児島県鹿児島市荒田56万円35〜91万円0.63〜1.63倍
鹿児島県霧島市国分中央11万円9.5〜15万円0.86〜1.36倍
鹿児島県薩摩川内市平佐町9.5万円7.9〜10.4万円0.83〜1.09倍
沖縄県那覇市首里石嶺町42万円31〜46万円0.74〜1.1倍
沖縄県うるま市江州56万円69〜97万円1.23〜1.73倍
沖縄県浦添市経塚53万円60〜69万円1.13〜1.3倍

 

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