媒介契約の選び方|メリットとデメリットを解説 | イエ&ライフ

媒介契約の選び方|メリットとデメリットを解説

ビジネスマン 不動産売却

(本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)

 

 

媒介契約とは、不動産会社に販売活動を依頼する契約のことです。

  1. 専属専任媒介契約
  2. 専任媒介契約
  3. 一般媒介契約

の3種類があります。

 

なので、どの媒介契約を選べばいいか迷う人もいますが、

  • 1社だけと契約するか
  • 2社以上と契約するか

のどちらを選ぶかが1番重要なポイントです。

 

  契約社数
専属専任媒介契約 1社だけ
専任媒介契約
一般媒介契約 2社以上でもOK

 

 

なぜ、契約する社数が重要なのか?

その理由は、不動産会社のやる気に影響を与えるからです。

 

「2社以上との契約」の場合には、買い手を探してこれなければ、タダ働きになってしまいます。

 

それに対して、「1社との契約」の場合には、買い手を他の会社が探してきたとしても、売り手であるあなたからの手数料は、契約した不動産会社に入ります。

 

【不動産会社がもらえる手数料】

  自分で買い手を探した場合 探せなかった場合
1社だけとの契約 売り手+買い手 売り手
2社以上との契約 売り手+買い手 タダ働き

 

 

つまり、「1社だけの契約」の方が、不動産会社から見ると嬉しいのです。

契約する側から見れば、他の会社とのやりとりがないので、全部おまかせできるのがメリットですね。

 

1社だけとの契約は、全部おまかせ

1社だけとの契約

 

その一方で、「2社以上との契約」では、何社もやりとりが必要になりますが、早い者勝ち勝負になるので、早く売れるというメリットがあります。

 

2社以上との契約は、早い者勝ち勝負

一般媒介契約

 

 

近年は、2社以上との契約が増えている

 

このように、どちらにもメリット・デメリットのある媒介契約ですが、この20年ぐらいの動きを見ると、2社以上との契約(一般媒介契約)の方が増えています。

 

一般媒介契約を選ぶ人は、20年で4割まで増加

媒介契約のシェア

(参考:公益財産法人 不動産流通推進センター)

 

その理由は2つあります。

  1. 一括査定サービスで簡単に高く売れる会社が探せるようになった
  2. 悪徳業者の手口がわかってきた

の2点です。

 

1、一括査定サービスで簡単に高く売れる会社が探せるようになった

 

一括査定とは、複数の不動産会社から無料で査定書がもらえるサービスのことです。

地域や物件によって、不動産会社にも得意・不得意がありますから、複数の不動産会社の査定をもらうことで、高く売れる会社が簡単に探せるようになったのです。

 

不動産の一括査定の仕組み

 

一括査定サービスは、2001年ごろから始まったサービスですが、一般媒介契約もそのタイミングで増え始めてきました。

 

複数の不動産会社の査定を見た利用者が、「高く売れそうだとわかったし、いっそのこと競争してもらった方が、早く売れるのでは?」と何社も契約するようになったのが、その理由です。

 

一括査定が始まってから、一般媒介契約も増加し始めた

一般媒介契約の比率の推移

(参考:公益財産法人 不動産流通推進センター)

 

先ほど説明した通り、不動産会社から見れば「1社だけの契約」の方が嬉しいわけです。

ですから、不動産会社に行けば、必ず

 

まさお
不動産会社

専属専任、または専任媒介契約でお願いします。

こちらも頑張りますから!!!

 

と提案してきますから、そこで「いいえ、一般媒介契約でお願いしたいです。」とは言いにくいんですよね。

 

その点、一括査定を使えば、

 

まさお
不動産会社

他の不動産会社からも査定をもらっているだろうし、「ウチだけとお願いします」と言う理由がないよなぁ。

 

 

と不動産会社の方も思うので、「一般媒介契約でお願いします」と依頼しやすくなったんですね。

 

 

2、悪徳業者の手口がわかってきた

2つ目の理由は、悪徳業者の手口がわかってきたからです。

 

以前に週刊ダイヤモンドで、「”囲い込み”という手口で、売り主がひどい目にあってる」という特集が組まれ、大きな反響がありました。

 

 「囲い込み」とは?

「囲い込み」とは、他の会社から問い合わせに「商談中です」などと嘘をついて、自社で取引を独占しようとする手口です。

囲い込みの仕組み

 

具体的には、このような被害にあいます。

  • 本当なら高い価格で売れたはずなのに、業者の都合で、チャンスが台無しになる
  • 業者が自分で買い手を探したがるために、売却までに時間がかかる
  • わざと「この価格では内覧に来る人もいない」と売り主に印象づけようとするため、不安な日々を過ごすハメになる
  • 業者の腕が悪ければ、値下げして売るハメになる

 

実は、このような手口にあうのは、売り手との契約を独占している「1社だけとの契約」の場合だけなんですね。

 

そのため、「2社以上との契約をした方が安心だ」と思う人が増えているのです。

 

 

一括査定を選ぶなら、どこがいい?

 

ただ、複数の不動産会社に査定をもらえると言っても、いきなり何社も家に来られるのは疲れますよね。

 

そのため、一括査定では、机上査定と呼ばれる簡易査定が利用できます。

それぞれの会社が、過去の取引実績をもとに査定をしてくれるのです。

 

メールや郵送で査定書を送ってくれるので、そこから2、3社に絞り込む場合にも便利な方法です。

 

机上査定を選べば、メールや郵送で査定が届く

 

ここからは、机上査定が使えて、利用者数の多い人気の2社のサービスをご紹介します。

 

【PR】HOME’S(ホームズ)

ホームズ

 

参加社数:1,704社

利用者数:470万人

机上査定:可能

 

大手不動産サイトの「ホームズ」が運営しているサービスです。

ベッキーとくっきーがCMでやってるので、知っている方も多いのではないでしょうか?

 

こちらのサービスは、大企業なだけあって、参加している会社の数も1番多く地方や郊外の物件でも査定ができるのが強みです。

 

 

HOME’Sはこちら

 

 

【PR】イエウール

イエウール_ライン

 

参加社数:1,600社

利用者数:450万人

机上査定:可能

 

イエウールの特徴は、大手企業の参加数が1番多い点です。複数の査定の中に大手も入れたい場合には、このサービスを使うといいでしょう。

 

大手15社中9社が参加しているのは、イエウールだけ

一括査定の比較_大手の参加状況

 

 

この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

不動産価格の動きの理解や今後の予想は、金融マーケットの知識があると理解しやすいため、読者のお役に立てるのではないかと、サイトを運営しています。

また、2024年からYoutubeチャンネルも始めました。
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