この記事では藤沢市の
- 公示地価、基準地価
- 土地価格がこれまで上昇・下落した理由
- 今後どうなるのか?
の3点について解説しています。
(なお、本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)
1、藤沢市の土地価格
(1)公示地価(2024.1.1現在)
*変化率が空白:2019年のデータがない場合
住所または地番 | 最寄駅(m) | 坪単価(万円) | 前年比 | 5年前比 |
---|---|---|---|---|
藤沢市湘南台4丁目2番17 | 湘南台(300) | 106.9 | 9.5% | 20.4% |
藤沢市辻堂3-14-28 | 辻堂(750) | 104.3 | 9.0% | 19.2% |
藤沢市朝日町19番9 | 藤沢(600) | 105.6 | 8.1% | 19.0% |
藤沢市湘南台2丁目37番7 | 湘南台(700) | 100 | 7.8% | 18.4% |
藤沢市湘南台6丁目24番9 | 湘南台(1100) | 95.7 | 7.4% | |
藤沢市辻堂元町2-8-20 | 辻堂(1000) | 86.8 | 7.3% | |
藤沢市本鵠沼2-17-16 | 本鵠沼(350) | 83.8 | 7.2% | 13.4% |
藤沢市鵠沼石上2-4-14 | 藤沢(650) | 119.1 | 7.1% | 16.1% |
藤沢市南藤沢22-1 | 藤沢(0) | 577.5 | 6.7% | 15.1% |
藤沢市湘南台3丁目16番25 | 湘南台(700) | 99 | 6.4% | 16.3% |
藤沢市鵠沼海岸5-9-14 | 鵠沼海岸(650) | 82.8 | 5.9% | 12.1% |
藤沢市本町1-5-10 | 藤沢本町(800) | 72.3 | 5.8% | 11.2% |
藤沢市鵠沼桜が岡3-5-6 | 本鵠沼(100) | 97.7 | 5.7% | 8.4% |
藤沢市本鵠沼4-8-5 | 本鵠沼(550) | 79.5 | 5.7% | 11.1% |
藤沢市藤沢字東横須賀575番16外 | 藤沢(400) | 117.8 | 5.6% | 9.5% |
藤沢市辻堂東海岸2-13-18 | 鵠沼海岸(1300) | 74.9 | 5.6% | |
藤沢市辻堂2-9-3 | 辻堂(0) | 189.1 | 5.5% | |
藤沢市藤沢字東横須賀532番4 | 藤沢(350) | 183.8 | 5.5% | 8.8% |
藤沢市湘南台2丁目4番8 | 湘南台(60) | 228.4 | 5.5% | 9.5% |
藤沢市本鵠沼5-10-38 | 本鵠沼(850) | 77.2 | 5.4% | 10.4% |
藤沢市片瀬海岸2-11-22 | 片瀬江ノ島(350) | 78.5 | 5.3% | 11.2% |
藤沢市辻堂太平台1-7-2 | 辻堂(1600) | 78.5 | 5.3% | 10.7% |
藤沢市鵠沼海岸2-3-9 | 鵠沼海岸(90) | 106.3 | 5.2% | 6.6% |
藤沢市片瀬4-10-7 | 湘南海岸公園(100) | 79.9 | 5.2% | 10.5% |
藤沢市鵠沼藤が谷4-10-8 | 柳小路(0) | 93.7 | 5.2% | 10.9% |
藤沢市片瀬海岸1-3-3 | 江ノ島(100) | 94.4 | 5.1% | 8.3% |
藤沢市鵠沼石上2-5-2 | 藤沢(450) | 121.8 | 5.1% | 7.3% |
藤沢市辻堂東海岸1-14-19 | 辻堂(1800) | 81.5 | 5.1% | 10.3% |
藤沢市辻堂元町5-12-20 | 辻堂(1400) | 90.1 | 5.0% | 10.1% |
藤沢市弥勒寺1-15-9 | 藤沢(1100) | 76.2 | 5.0% | 10.0% |
藤沢市弥勒寺3-21-3 | 藤沢(1300) | 69.3 | 5.0% | |
藤沢市鵠沼海岸6-2-8 | 本鵠沼(900) | 92.7 | 4.9% | 8.9% |
藤沢市湘南台1丁目9番2 | 湘南台(300) | 142.9 | 4.8% | 7.2% |
藤沢市片瀬山1-7-16 | 片瀬山(1400) | 60.1 | 4.6% | -1.6% |
藤沢市辻堂西海岸3-1-41 | 辻堂(1800) | 82.8 | 4.6% | 9.1% |
藤沢市藤沢3-2-33 | 藤沢本町(250) | 79.5 | 4.3% | 6.6% |
藤沢市村岡東1丁目11番8 | 藤沢(1700) | 64.4 | 4.3% | 6.6% |
藤沢市鵠沼橘1-17-3 | 藤沢(250) | 145.9 | 4.2% | 7.3% |
藤沢市弥勒寺字前河内92番1外 | 藤沢(1400) | 32.5 | 4.2% | 7.1% |
藤沢市大庭字持瀬8200番1外 | 善行(1600) | 34 | 4.0% | 7.3% |
藤沢市片瀬2-20-14 | 湘南海岸公園(700) | 60.1 | 4.0% | 6.4% |
藤沢市亀井野字上屋敷添1358番3 | 六会日大前(1000) | 52.1 | 3.9% | 4.6% |
藤沢市遠藤字向原2002番1外 | 湘南台(2400) | 21.8 | 3.9% | 5.6% |
藤沢市亀井野2丁目22番2 | 六会日大前(350) | 70.6 | 3.9% | 8.1% |
藤沢市羽鳥4-2-2-10 | 辻堂(1800) | 77.2 | 3.5% | |
藤沢市亀井野字土橋401番17 | 六会日大前(800) | 58.4 | 3.5% | 4.7% |
藤沢市鵠沼神明4-9-34 | 藤沢本町(850) | 59.7 | 3.4% | 5.2% |
藤沢市花の木4-10 | 藤沢本町(700) | 61.7 | 3.3% | 4.5% |
藤沢市藤沢4-14-9 | 藤沢本町(600) | 62 | 3.3% | 3.9% |
藤沢市石川4丁目8番15 | 湘南台(2900) | 41.9 | 3.3% | 5.8% |
藤沢市羽鳥5-10-5 | 藤沢本町(1300) | 63 | 3.2% | 3.2% |
藤沢市善行1丁目13番25 | 善行(350) | 66 | 3.1% | |
藤沢市藤が岡2-20-10 | 藤沢(1100) | 66.7 | 3.1% | 6.3% |
藤沢市下土棚字新屋敷538番18 | 長後(600) | 46.9 | 2.9% | 2.2% |
藤沢市大庭字小ケ谷5335番3 | 辻堂(3400) | 47.2 | 2.9% | 2.1% |
藤沢市高倉字中丸2182番17 | 長後(1100) | 47.9 | 2.8% | 2.1% |
藤沢市長後字宿中分904番10 | 長後(750) | 49.8 | 2.7% | 2.0% |
藤沢市遠藤字菖蒲沢境3634番13 | 湘南台(2700) | 50.2 | 2.7% | 2.0% |
藤沢市石川3丁目8番15外 | 湘南台(3500) | 51.2 | 2.6% | 2.0% |
藤沢市川名字通町592番2外 | 藤沢(1600) | 51.5 | 2.6% | 2.0% |
藤沢市村岡東4丁目13番3 | 藤沢(2600) | 53.5 | 2.5% | 2.5% |
藤沢市鵠沼神明2-7-8 | 藤沢(1700) | 53.8 | 2.5% | 4.5% |
藤沢市石川5丁目25番35外 | 湘南台(2600) | 55.1 | 2.5% | 1.8% |
藤沢市亀井野字渋沢3210番9 | 善行(1300) | 55.4 | 2.4% | 2.4% |
藤沢市立石1-18-20 | 善行(1100) | 55.4 | 2.4% | 2.4% |
藤沢市大鋸3-13-11 | 藤沢(1600) | 56.4 | 2.4% | 1.8% |
藤沢市亀井野3丁目28番5 | 六会日大前(700) | 86.1 | 2.4% | 7.4% |
藤沢市天神町1丁目17番20 | 六会日大前(1600) | 57.4 | 2.4% | 2.4% |
藤沢市白旗2-17-29 | 藤沢本町(1200) | 58.1 | 2.3% | 2.3% |
藤沢市本藤沢2-9-11 | 藤沢本町(1100) | 58.4 | 2.3% | 2.3% |
藤沢市石川6丁目18番45 | 湘南台(2500) | 59.7 | 2.3% | 3.4% |
藤沢市円行字滝之沢826番16 | 六会日大前(950) | 59.7 | 2.3% | 2.3% |
藤沢市渡内4-17-43 | 藤沢(2700) | 44.9 | 2.3% | 1.5% |
藤沢市本藤沢7-6-3 | 藤沢本町(1100) | 62 | 2.2% | 2.2% |
藤沢市西俣野字北窪62番6 | 六会日大前(1400) | 49.2 | 2.1% | 0.7% |
藤沢市打戻字上ノ原1860番5 | 長後(4700) | 39.3 | 1.7% | -0.8% |
藤沢市下土棚字新屋敷468番9 | 長後(70) | 79.2 | 1.7% | 1.3% |
藤沢市大庭字聖ヶ谷7902番2外 | 善行(1500) | 28.5 | 1.4% | 1.4% |
藤沢市葛原字下滝谷1674番 | 長後(4100) | 1.6 | 0.0% | 0.0% |
藤沢市今田字殿窪803番1 | 六会日大前(1400) | 15.3 | 0.0% | -0.9% |
藤沢市柄沢字大上566番11 | 藤沢(2500) | 51.5 | ||
藤沢市大庭字丸山5461番5 | 辻堂(4000) | 49.2 |
(2)基準地価(2024.7.1現在)更新
*変化率が空白:2019年のデータがない場合
住所または地番 | 最寄駅(m) | 坪単価(万円) | 前年比 | 2019年比 |
---|---|---|---|---|
藤沢市鵠沼花沢町12-9 | 藤沢(500) | 122.1 | 10.1% | 24.6% |
藤沢市辻堂3-14-28 | 辻堂(750) | 109.6 | 9.6% | 24.8% |
藤沢市湘南台5丁目3番9 | 湘南台(350) | 109.2 | 9.2% | 24.4% |
藤沢市湘南台4丁目2番17 | 湘南台(300) | 111.5 | 9.0% | 23.8% |
藤沢市羽鳥1-4-7 | 辻堂(950) | 91.7 | 9.0% | 24.7% |
藤沢市湘南台7丁目22番19 | 湘南台(900) | 101.6 | 8.5% | 22.7% |
藤沢市本鵠沼1-13-31 | 本鵠沼(800) | 87.8 | 8.1% | 19.3% |
藤沢市鵠沼海岸5-9-14 | 鵠沼海岸(650) | 86.8 | 7.8% | 17.4% |
藤沢市片瀬海岸1-12-23 | 片瀬江ノ島(200) | 122.8 | 7.5% | 14.8% |
藤沢市鵠沼海岸1-14-15 | 鵠沼海岸(450) | 92.1 | 7.3% | 16.7% |
藤沢市鵠沼海岸6-16-6 | 鵠沼海岸(1000) | 78.9 | 6.7% | 16.0% |
藤沢市弥勒寺3-21-3 | 藤沢(1300) | 71.6 | 6.4% | |
藤沢市鵠沼海岸2-3-9 | 鵠沼海岸(90) | 110.2 | 6.4% | 10.6% |
藤沢市鵠沼橘1-17-3 | 藤沢(250) | 151.8 | 6.2% | 10.3% |
藤沢市片瀬海岸3-22-17 | 片瀬江ノ島(550) | 131.3 | 6.1% | 12.1% |
藤沢市本町2-10-1 | 藤沢本町(700) | 74.3 | 6.1% | 14.2% |
藤沢市遠藤字北原2010番3 | 湘南台(3300) | 36.0 | 5.8% | 7.9% |
藤沢市鵠沼桜が岡1-2-23 | 本鵠沼(700) | 97.4 | 5.7% | 17.1% |
藤沢市辻堂太平台2-12-12 | 藤沢(2200) | 85.8 | 5.7% | 14.0% |
藤沢市菖蒲沢字大上96番1外 | 長後(3800) | 25.2 | 5.5% | 11.4% |
藤沢市鵠沼石上1-7-4 | 藤沢(350) | 232.0 | 5.4% | 11.8% |
藤沢市鵠沼松が岡2-6-15 | 鵠沼(550) | 92.7 | 5.2% | 14.2% |
藤沢市辻堂東海岸4-11-21 | 鵠沼海岸(1500) | 81.8 | 5.1% | 13.2% |
藤沢市川名1-6-20 | 藤沢(850) | 82.8 | 5.0% | 14.1% |
藤沢市高倉字上原892番16 | 長後(600) | 51.2 | 4.7% | 5.4% |
藤沢市亀井野2丁目3番2 | 六会日大前(250) | 94.4 | 4.4% | 7.5% |
藤沢市亀井野3丁目15番11 | 六会日大前(800) | 65.0 | 4.2% | 8.2% |
藤沢市藤沢1-1-5 | 藤沢(900) | 81.8 | 4.2% | 8.8% |
藤沢市片瀬1-6-19 | 藤沢(2100) | 65.7 | 4.2% | 8.2% |
藤沢市長後字天神添1416番2 | 長後(1000) | 50.8 | 4.1% | |
藤沢市辻堂神台1-3-39 | 辻堂(350) | 245.5 | 3.9% | 11.4% |
藤沢市遠藤字南原821番12 | 湘南台(3900) | 48.8 | 3.5% | 4.2% |
藤沢市石川5丁目3番6 | 湘南台(2000) | 55.8 | 3.0% | 3.7% |
藤沢市渡内2-17-31 | 藤沢(2600) | 57.1 | 3.0% | 3.6% |
藤沢市西富2-5-5 | 藤沢(1400) | 60.7 | 2.8% | 4.0% |
藤沢市善行1丁目5番9 | 善行(150) | 78.9 | 2.6% | 2.6% |
藤沢市みその台2-6 | 藤沢本町(950) | 56.4 | 2.4% | 3.6% |
藤沢市善行坂1-16-4 | 善行(1100) | 59.1 | 2.3% | 3.5% |
藤沢市本藤沢7-6-3 | 藤沢本町(1100) | 62.7 | 2.2% | 3.3% |
藤沢市善行2丁目12番14 | 善行(650) | 66.3 | 2.0% | 5.2% |
藤沢市葛原字下滝谷1613番3 | 長後(4100) | 25.2 | 1.3% | 2.0% |
藤沢市亀井野字三屋向1850番23 | 六会日大前(180) | 71.9 | ||
藤沢市片瀬山3-9-8 | 片瀬山(550) | 62.0 |
2、藤沢市の土地価格の動き
どうも、当サイト「イエアンドライフ」の運営者のゴトウです。
ここからは、「藤沢市の土地価格が大きく上昇してきた理由」をなるべくわかりやすく、読みやすく、解説していきますので、よろしくお付き合いください。
藤沢市の土地価格は、この1年間で、住宅地で+2.2%、商業地で+2.6%と、特に商業地で大きく上昇していました。
また、2018→2023年の5年間で見ると、住宅地で+3.6%。商業地で+2.5%でした。
では、具体的にどのあたりが上がっているのか?
まずは地図上で、上昇しているエリアを確認してみましょう。
5年間の変化率(2018→2023年)
変化率:赤紫(+10%以上)>ピンク色(+5〜9.9%)>オレンジ色(0〜 +4.9%)>緑色(-0.1〜 -4.9%)>青色(-5〜 -9.9%)>茶色(-10%以下)
- 上昇エリア:藤沢駅、湘南台駅、辻堂駅などの駅周辺で大きく上昇
- 下落エリア:駅から離れたエリア(特に坂の多い住宅地)
という傾向が見られました。
なぜ、駅周辺ほど上昇しているのか?
理由は大きく3つあります。
①金利が低下して、高い物件が買えるようになった
そもそも、不動産価格が上昇した最も大きな理由は、金利の低下です。
アベノミクスによる異次元緩和政策が始まった2013年から2020年ごろまでは、固定金利が2%台から0.82%まで、1%以上も下落したのです。
さらに、2022年に入ると、変動金利がさらに下がりました。それまで0.5%前後だった金利が、0.3%台にまで下がったのです。
新型コロナ以降も、都心部や大都市圏を中心に不動産価格は上がり続けていますので、それでも買いたい人が、変動金利を利用するようになり、ついに7割以上が変動金利を選ぶようになっています。
これによって、同じ返済額でも、買える物件の価格が大きく上がりました。
アベノミクスが始まる前の2012年ぐらいまでは、月に約10万円の返済(ふらっと35)で、約3,000万円の物件しか買えませんでした。
ですが、2023年現在、変動金利を選べば、約4,130万円の物件まで買えるようになっているのです。
月10.4万円の返済で、いくらの物件が買えるのか?
今の夫婦は、共働き世帯が多いですから、変動金利で、2人でそれぞれ月10万円を返済すると決めれば、なんと約8,200万円の物件が買えるわけです。
特に、マンション価格の上昇が続いているのは、富裕層や高所得層だけでなく、共働き世帯による購入もした支えしているのでしょう。
②建築費が上昇したため、中古住宅の価格も上がった
2つ目が、建築費の上昇です。
新型コロナの感染拡大や、ロシアのウクライナ侵攻によって、マンション、戸建てそれぞれ建築費が2〜3割も上がっているのです。
マンションの建築費
木造戸建ての建築費
その結果、新築を買えない人が、中古住宅のに乗り換えています。
神奈川県の中古マンションでは約23%、中古戸建てでも約23%上昇しているのです。
仮に中古住宅が、4,000万円から4,800万円(+20%)になったとしても、建物部分の価値が800万円上がったと考える人はまずいません。
周りに土地を持っている人ならば、「以前よりも、もっと高く土地も売れるはずだ」と考えますし、実際に値上がりした価格での取引も行われています。
その結果、土地価格の上昇が起こっているわけですね。
③藤沢市では、世帯数が増加している
建築費が上がったといっても、買い手がつかなければ、土地価格も上がりません、
しかし、藤沢市では、この5年間で人口は約1.4万人の増加。世帯数は約1.5万世帯も増えているのです。
特に、世帯数が増えていると言うことは、住宅に対する需要が増えているということになります。
では、どんな人が増えているのか?
藤沢市の転入超過数(区外から引っ越して来た人 ー 出て行った人)を見てみると、全ての年代で増加していました。
都心部や横浜の不動産価格が上昇しすぎたことと、リモートワークの普及によって、湘南エリアへ移住する世帯が増えているようです。
というわけで、藤沢市の不動産価格は、
- 建築費が上がって、新築・中古価格が上がった
- そのため、金利の低い変動金利を選んで買う人が増えた
- さらに、市外からの人口流入が増えており、特に通勤しやすい駅近エリアに人気が集中している
- 一方で、駅から離れた郊外では買い手がつきにくく、土地価格の下落が進んでいる
という、土地価格の二極化が進んでいるのです。
3、これからどうなるのか?
藤沢市の土地価格に影響を与えそうなリスクをまとめました。
(1)いよいよ金利上昇が本格化しそう
ここ2年ぐらいで、建築費も3割ぐらい上がっていますが、給料が上がりにくい中で、高い物件を買えていたのは、変動金利を選択することで、支払い負担を減らす人が増えていたからです。
ですが、今年3月に日銀がマイナス金利を解除し、7月には政策金利が0.25%にまで引き上げると発表されたことで、変動金利もこれから上がってきます。
そのため、これまでは変動金利を選ぶことで、何とか高い物件を買えていた人たちも、利息負担が上がってくるため、返済が苦しくなってくる人が増えるでしょう。
また、ギリギリの枠でローンを組もうとする人も減るでしょう。
1%金利が上がると、不動産価格は15〜20%下がる可能性
ちなみに、金利が1%上がると、住宅ローンの利息は、35年で15〜20%増えます。
例えば、月に約10万円の返済を考えている人であれば、現在なら3,500万円の物件が買えますが、金利が1%上がると、毎月10万円の支払いで、3,000万円の物件しか買えません。
政策金利は少しずつ引き上げていくと思われますので、すぐに大きく価格が下落するわけではありません。
ですが、購入を検討されている方は、変動金利でギリギリのローンを組むのは危ないので気をつけてください。
(2)これから藤沢市の人口はどうなるの?
国立社会保障・人口問題研究所が、2018年に発表した藤沢市の人口の見通しによると、2025→35年の10年間で人口は約4,000人減少するそうです。
藤沢市はこれから10年で約4,000人減少
(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)
ですが、新型コロナ以降のリモートワークの普及による、都心から湘南エリアへの移住が増えていることを考えると、当分の間は、人口の増加が続くと考えられます。
ただし、勤務先が都心方面であることは変わらないため、駅から近いエリアに需要は集中しそうです。
結論
というわけで、藤沢市の土地価格は、
- ①変動金利の利用者の増加、②建築費の上昇→中古物件の価格上昇、③人口の増加、といった理由から、駅周辺を中心に、土地価格の上昇が続いている
- 人口流入も続いているため、今後も当分は、住宅需要は増え続ける
- 金利が上昇し始めているため、高額の物件をギリギリでローンを組むのは危ないので、注意が必要
と言えそうです。
買うなら:購入コストが上がっていくので、物件選びは慎重に
藤沢市の土地価格は、移住者が増えているため、住宅の需要も増え続けるものの、金利と建築費の上昇が進むため、購入コストは上がっていきます。
そのため、ギリギリで住宅ローンを組むのはリスクが高いですし、物件選びを慎重にすべきでしょう。
非公開物件=安い物件
不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。
そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、特定の不動産会社が取り扱っている場合があります。
当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。
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売るなら:低金利の今が、高く売れる最後のチャンス
藤沢市の不動産価格は、変動金利の利用者増加と、移住者の増加を追い風に、上昇を続けてきました。
ですが、変動金利の利用率が8割に近づいている中で、給料も上がりにくい状況では、これ以上の値上げについてこれる人は少ないでしょう。
そのため、低金利の今が、高く売れる最後のチャンスかもしれません。
戸建ての売却は、不動産会社によって結果が変わる
土地の売却であれば、公示地価や基準地価が、一応の目安にはなります。
ですが、家を売るとなると、選ぶ不動産会社によって、結果が大きく変わってきます。
例えば、以前であれば、雨漏りやシロアリなどの被害があったとしても、きちんと調査しないまま、売買されることが普通でした。
その結果、「築20年だったら、建物の価値はほぼゼロ(だって税法上の耐用年数が22年だから)」みたいな評価が一般化していたのです。これでは、なかなか高く売れませんよね。
ですが、2018年に法律が改正されて、中古住宅の売買時には、
- ホームインスペクション(住宅の状態を診断すること)をするかどうかを選べること
- そして、行った場合には必ず説明をすること
の2点が義務付けられました。
これによって、中古住宅の評価の仕方が大きく変わってきています。
雨漏れもシロアリもない物件であれば、たとえ築年数が古くても、建物の価値をきちんと評価されるようになってきているのです。
ですが、このような評価は、不動産会社によって変わってきます。マンションの取引が大半の会社もありますし、法律改正後に十分な取引経験がない会社もあるでしょう。
では、どうすれば、家を良い評価で売却できるのか?
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査定サービスはいくつもありますが、参加企業がどこかで、大きく2つに分かれます。ここでは、代表的な2つのサービスをご紹介します。
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こちらの「すまいValue(バリュー)」は、国内の取引実績の多い大手6社に、無料で査定を依頼することができます。
三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブル、野村の仲介の4社は、こちらのサービスにだけ参加しています。
そのため、大手不動産会社に依頼したい場合には、こちらのサービスを活用するといいでしょう。
【PR】イエウール(地元企業も参加)
特に「イエウール」は、参加している不動産会社が1,700社以上と多く、なおかつ大手不動産会社が1番多く参加しているのでオススメです。
無料で使えますので、1度調べてみてはいかがでしょうか?
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