行田市の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し | イエ&ライフ

行田市の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し

埼玉県

(画像出典:ウィキペディア 京浜にけ, 行田市の田んぼアート

 

この記事では行田市の

  1. 公示地価、基準地価
  2. 土地価格がこれまで上昇・下落した理由
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説しています。

(なお、本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)

 

 

1、行田市の公示地価、基準地価の一覧

(1)公示地価(2024.1.1現在)NEW!

*変化率が空白:2019年のデータがない場合

住所または地番最寄駅(m)坪単価(万円)前年比5年前比
行田市清水町7番16行田(200)21.41.1%1.4%
行田市壱里山町18番6行田(100)26.50.0%-0.5%
行田市門井町3丁目5番24行田(1900)16.60.0%-1.2%
行田市大字下忍字高畑1924番1吹上(2500)5.60.0%-1.7%
行田市城西5-3-8持田(700)12.3-0.3%-3.1%
行田市向町7-40行田市(930)12.3-0.3%-5.1%
行田市佐間3-15-12行田市(2300)12.2-0.3%-3.4%
行田市大字持田字油免2264番6ソシオ流通センター(970)10.7-0.6%-5.5%
行田市谷郷2-16-3行田市(1200)10.7-0.6%-5.6%
行田市忍2-18-34行田市(650)15.5-0.6%-5.4%
行田市大字持田字藤之宮2474番4ソシオ流通センター(320)9.5-0.7%-4.3%
行田市行田4-6行田市(350)16.4-0.8%-4.6%
行田市大字白川戸字堤根241番2東行田(2100)4.1-0.8%-5.3%
行田市長野3-1-21東行田(920)11.8-0.8%-6.0%
行田市大字長野字白川戸前709番3東行田(1300)10.6-0.9%-5.3%
行田市長野4丁目28番15外東行田(1900)10.4-0.9%-4.0%
行田市藤原町2丁目15番13東行田(1600)10.2-1.0%-7.7%
行田市谷郷1-9-32行田市(600)9.9-1.0%-6.3%
行田市城南13-11行田市(1700)12.6-1.0%-4.5%
行田市矢場1-6-8行田市(880)11.4-1.1%-5.2%
行田市向町17-15行田市(1100)13.2-1.2%-7.9%
行田市大字南河原字中新田830番13熊谷(6800)4.6-1.4%-6.7%

 

(2)基準地価(2023.7.1現在)

*変化率が空白:比較する年度のデータがない場合

*最寄駅の( )内は、駅からの距離(m)

住所または地番最寄駅坪単価(万円)前年比2018年比
行田市大字前谷字西通772番3行田( 2100)8.11.7%6.6%
行田市藤原町1丁目18番1東行田( 2000)10.91.5%10.0%
行田市門井町1丁目26番2外行田( 850)19.50.0%-0.8%
行田市壱里山町18番6行田( 100)26.5-0.1%-0.5%
行田市持田5-15-21行田( 2200)12.7-0.5%-4.7%
行田市向町7-40行田市( 930)12.3-0.5%-5.3%
行田市駒形1-9-21行田市( 2100)11.9-0.6%-4.0%
行田市富士見町2丁目5番11東行田( 430)11-0.6%-8.7%
行田市大字中里字蔵殿477番3持田( 1500)4.2-0.8%-5.3%
行田市大字藤間字一ノ口70番1東行田( 4800)3.3-1.0%-5.7%
行田市佐間1-6-14行田市( 1500)13.2-1.0%-5.9%
行田市大字下中条字野際377番2武州荒木( 3300)2.9-1.1%
行田市谷郷3-4-48行田市( 700)10-1.3%-7.3%

 

2、行田市の土地価格の動き

どうも、当サイト「イエアンドライフ」の運営者のゴトウです。

ここからは、「行田市の土地価格が下落してきた理由」をなるべくわかりやすく、読みやすく、解説していきますので、よろしくお付き合いください。

 

行田市の土地価格は、この1年間で、住宅地で-0.8%、商業地で-1.1%と、下落が続いていました。

また、2018→2023年の5年間で見ると、住宅地で-4.8%。商業地で-5.2%でした。

 

行田市の公示地価

(参考:国土交通省 地価公示)

 

では、具体的にどのあたりが上がっているのか?

まずは地図上で、上昇しているエリアを確認してみましょう。

 

5年間の変化率(2018→2023年)

変化率:赤色(+10%以上)>オレンジ色(+5〜9.9%)>緑色(0〜 +4.9%)>青色(-0.1〜 -4.9%)>紺色(-5〜 -9.9%)>紫色(-10%以下)

 

行田駅の周辺で上昇している地点はあるものの、ほとんど下落していました。特に行田市駅の周辺の下落率が大きいですね。

 

なぜ行田市では、これほど下落しているのか?

最も大きな理由は、農地の宅地化です。

 

この10年で、埼玉県内の農地は、約0.9万ヘクタール(ha)も減っているのです。

1haで約3,000坪ですので、30坪の戸建てに換算すると、約90万戸分の農地が住宅や、道路、工場、倉庫、ショッピングモールなどに変わっているのです。

 

埼玉県の農地面積

(参考:農林センサス 「2−8 経営耕地の状況」)

 

これは逆を言えば、その周辺の古くからある住宅地の需要を減らすことにつながります。

特に行田市駅の周辺で下落しているのは、若い世代がロードサイド店舗を利用するため、人気がないのでしょう。

 

人口の減少も追い討ち

さらに人口の減少によって、買い手が減っていることも追い討ちとなっています。

行田市では、2013〜20年の7年間で、約4,700人も減っているのです。

 

行田市の人口推移

(参考:総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)

 

人口10万人弱の市で、5,000人近くも人口が減ってしまうと、買い手もかなり減りますので、価格への影響も大きいわけですね。

 

3、これからどうなるのか?

ここからは、行田市の土地価格に影響を与えそうなポイントをいくつかご紹介します。

 

(1)いよいよ金利上昇が本格化しそう

低金利によって、住宅ローンが組みやすい状況が続いていますが、2024年以降は、この環境がいよいよ変わってきそうです。

 

今年2024年3月19日に、日銀はこれまでのマイナス金利政策を解除し、政策金利を-0.1→+0.1%へ引き上げました。

政策金利の影響が大きいと言われる、変動型の住宅ローンも、4月は据え置きのところが大半ですが、今後さらに利上げが起これば、変動金利も上がっていくでしょう。

 

高額マンションをギリギリの住宅ローンで買っている人がやばい

変動金利の上昇によって、影響を受けそうなのが、ここのところ大きく上昇している駅近マンションです。

というのも、新築・中古マンションの購入者の75〜80%の人が、変動金利を利用しているからです。

 

新築・中古マンションの変動金利利用率

(参考:住宅金融支援機構 「住宅ローン利用者の実態調査」)

 

今までは、ネット銀行で申し込めば、0.2〜0.3%台という、かなり安い条件で住宅ローンを組めてきたわけですが、今後はこの条件が厳しくなってきます。

異次元緩和政策が始まる前の2012年ごろまでは、変動金利も1%前後でした。そのため、1%前後の水準にまで引き上げていくと予想されます。

 

1%金利が上がると、不動産価格は15〜20%下がる可能性

ちなみに、金利が1%上がると、住宅ローンの利息は、35年で15〜20%増えます。

例えば、月に約10万円の返済を考えている人であれば、現在なら3,500万円の物件が買えますが、金利が1%上がると、毎月10万円の支払いで、3,000万円の物件しか買えません。

 

金利上昇で下落

 

政策金利は少しずつ引き上げていくと思われますので、すぐに大きく価格が下落するわけではありません。

ですが、購入を検討されている方は、変動金利でギリギリのローンを組むのは危ないので気をつけてください。

 

(2)これから行田市の人口はどうなるの?

国立社会保障・人口問題研究所が、2018年に発表した行田市の人口の見通しによると、2025→35年の10年間で人口は約1万人減少するそうです。

 

行田市はこれから10年で約1万人減少

行田市の人口予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)

 

また、家を建てる中心年代の30〜40代人口は、2025→35年の10年間で約4,000人減る見通しです。

 

行田市の30〜40代人口は、これから10年で約4,000人減る

行田市の30〜40代人口の予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)

 

そのため、土地に対する需要はさらに減っていくでしょう。

 

結論:買うなら?売るなら?

以上のことから、行田市の土地価格は、

  • 17号線沿いはあまり下げていないが、昔からの中心街の下落が大きい
  • 若い世代の人口減少が加速するため、人気のないエリアでは、さらに下落していきそう

と言えるでしょう。

 

買うなら:建築コストがさらに上がるので、物件選びは慎重に

行田市の不動産価格は、下落しているところも多く、安く購入することが可能になっています。

 

ただし、今後は金利上昇リスクもあり、建築費も上昇傾向にあります。

そのため、不動産の購入コストは上がっていくため、物件選びは慎重に行う必要がありそうです。

 

非公開物件=安い物件

不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。

そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、特定の不動産会社が取り扱っている場合があります。

 

非公開物件の理由

 

当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。

 

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売るなら:低金利のうちなら、高く売れる

行田市の不動産は、下落しているところも多いですが、それでも、これまでの金利低下は、買い手にとって追い風でした。

 

ですが、今後は金利の上昇が予想されますので、今の水準で買える人は確実に減ります。

さらに、建築費の上昇も続くため、高く売りたい場合は、早めに動いた方がいいでしょう。

 

戸建ての売却は、不動産会社によって結果が変わる

土地の売却であれば、公示地価や基準地価が、一応の目安にはなります。

ですが、家を売るとなると、選ぶ不動産会社によって、結果が大きく変わってきます。

 

例えば、以前であれば、雨漏りやシロアリなどの被害があったとしても、きちんと調査しないまま、売買されることが普通でした。

その結果、「築20年だったら、建物の価値はほぼゼロ(だって税法上の耐用年数が22年だから)」みたいな評価が一般化していたのです。これでは、なかなか高く売れませんよね。

 

ですが、2018年に法律が改正されて、中古住宅の売買時には、

  1. ホームインスペクション(住宅の状態を診断すること)をするかどうかを選べること
  2. そして、行った場合には必ず説明をすること

の2点が義務付けられました。

 

ホームインスペクション

(参考:国土交通省 建物状況調査をしませんか?)

 

これによって、中古住宅の評価の仕方が大きく変わってきています。

雨漏れもシロアリもない物件であれば、たとえ築年数が古くても、建物の価値をきちんと評価されるようになってきているのです。

 

ですが、このような評価は、不動産会社によって変わってきます。マンションの取引が大半の会社もありますし、法律改正後に十分な取引経験がない会社もあるでしょう。

では、どうすれば、家を良い評価で売却できるのか?

 

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