ひたちなか市の土地価格|上昇・下落した理由|今後の見通し

ひたちなか市茨城県

(画像出典:ウィキペディア 小石川人晃, 茨城県道262号那珂湊港線

 

この記事ではひたちなか市の

  1. 公示地価、基準地価
  2. 土地価格がこれまで上昇・下落した理由
  3. 今後どうなるのか?

の3点について解説しています。

(なお、本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)(※1)

 

 

1、ひたちなか市の公示地価、基準地価の一覧

*詳しい地名を入力すると、絞り込めます。1文字からOK

*公:公示地価(2023.1.1現在)2023年3月 更新

*基:基準地価(2022.7.1現在)

*変化率が空白:比較する年度のデータがない場合

 

所在地及び地番最寄駅(m)坪単価(万円)前年比2018年比
公)ひたちなか市表町1番7勝田(250)19.11.8%3.6%
公)ひたちなか市勝田本町16番10勝田(600)16.71.6%6.5%
公)ひたちなか市高場3丁目10番5佐和(950)13.11.3%4.2%
公)ひたちなか市大字稲田字カチ内1096番34外佐和(2100)70.9%-0.5%
公)ひたちなか市大字田彦字西原63番39勝田(2400)120.8%2.0%
公)ひたちなか市大字武田字久保459番19勝田(1400)16.20.8%4.7%
公)ひたちなか市東大島4丁目4番2外勝田(1300)16.20.8%4.0%
公)ひたちなか市大字稲田字円明39番4佐和(1100)10.60.6%2.2%
公)ひたちなか市大字東石川字堂端3570番3勝田(2400)11.30.6%1.8%
公)ひたちなか市大字市毛字上坪1220番12勝田(2700)11.90.6%0.6%
公)ひたちなか市外野2丁目10番7勝田(1800)15.30.4%1.3%
公)ひたちなか市西大島3丁目9番15勝田(1600)150.2%2.2%
公)ひたちなか市大字市毛字下坪404番146勝田(1800)11.50.0%0.0%
公)ひたちなか市大字稲田字今鹿島1455番9佐和(2800)80.0%0.0%
公)ひたちなか市長堀町3丁目11番6勝田(2400)17.20.0%0.0%
公)ひたちなか市平磯遠原町27番15平磯(650)7.10.0%-1.8%
公)ひたちなか市大字勝倉字大房地2634番20勝田(2700)8.50.0%-0.4%
公)ひたちなか市大字足崎字舟橋1302番64佐和(2900)9.10.0%0.0%
公)ひたちなか市大字馬渡字向野2920番177勝田(4400)10.50.0%-1.2%
公)ひたちなか市大字中根字富士山3337番146勝田(3000)11.20.0%0.0%
公)ひたちなか市小砂町1丁目8番15勝田(2700)12.70.0%0.0%
公)ひたちなか市西十三奉行11466番3平磯(1700)5.70.0%0.0%
公)ひたちなか市大字馬渡字西谷津2525番179勝田(3700)9.90.0%-3.9%
公)ひたちなか市大字高場字庚塚1608番89佐和(2100)110.0%0.0%
公)ひたちなか市大字足崎字深谷津1469番49勝田(3100)9.40.0%0.0%
公)ひたちなか市笹野町3丁目2番19勝田(2000)17.90.0%-0.7%
公)ひたちなか市東大島1丁目18番11勝田(900)16.40.0%0.0%
公)ひたちなか市大字市毛字上坪1243番2外勝田(2400)12.80.0%-0.8%
公)ひたちなか市山崎170番勝田(5700)5.50.0%-2.9%
公)ひたちなか市牛久保2丁目1271番殿山(250)6.6-0.5%-3.4%
公)ひたちなか市八幡町7129番5外那珂湊(450)6.4-0.5%-3.0%
公)ひたちなか市田中後45番8那珂湊(600)11-0.6%-4.3%
公)ひたちなか市阿字ケ浦町字南平1001番4阿字ヶ浦(560)5.2-0.6%-3.7%
公)ひたちなか市大字足崎字北根668番1佐和(3400)4-0.8%-7.0%
公)ひたちなか市湊泉町5310番2那珂湊(700)6.6-1.0%-5.2%
公)ひたちなか市湊中央2丁目5661番那珂湊(300)8.6-1.5%-8.5%
公)ひたちなか市平磯町字宮下1790番1平磯(900)5.6-1.7%-9.6%
公)ひたちなか市大字枝川字鳴戸内1279番水戸(2500)4.7-2.8%-15.1%
公)ひたちなか市笹野町3丁目7番7勝田(2200)15.8
基)ひたちなか市高場4丁目6番7佐和(700)13.31.5%4.7%
基)ひたちなか市東大島4丁目4番2外勝田(1300)16.11.0%3.6%
基)ひたちなか市大字高野字栗河野212番133佐和(1300)10.60.6%1.9%
基)ひたちなか市大字中根字深谷津3322番8勝田(3100)12.90.5%2.1%
基)ひたちなか市大成町32番14勝田(1800)15.10.2%1.8%
基)ひたちなか市東石川2丁目1469番9勝田(1300)15.60.2%0.2%
基)ひたちなか市大字足崎字西原1457番323佐和(3200)9.50.0%0.0%
基)ひたちなか市大字田彦字後原1307番2勝田(2900)11.60.0%0.3%
基)ひたちなか市大字東石川字堂端2450番41勝田(2100)12.90.0%0.0%
基)ひたちなか市大字市毛字原坪821番34勝田(2500)11.60.0%0.0%
基)ひたちなか市大平1丁目11番11勝田(2200)13.50.0%0.2%
基)ひたちなか市はしかべ1丁目9番19勝田(2600)14.20.0%0.0%
基)ひたちなか市大字三反田字金上境岡田3639番4勝田(3500)70.0%-0.9%
基)ひたちなか市松戸町3丁目5番4勝田(2300)16.10.0%0.4%
基)ひたちなか市東石川3丁目6番15勝田(1200)19.10.0%1.6%
基)ひたちなか市津田東1丁目6番7勝田(3400)11.20.0%0.0%
基)ひたちなか市相金町10番5高田の鉄橋(600)8.70.0%0.0%
基)ひたちなか市北神敷台8番11殿山(1400)100.0%0.0%
基)ひたちなか市勝田中央3番5勝田(0)340.0%1.0%
基)ひたちなか市笹野町3丁目2番19勝田(2000)17.90.0%-0.6%
基)ひたちなか市西光地2丁目17番6佐和(1900)14.30.0%0.0%
基)ひたちなか市大字武田字下屋敷1255番23外勝田(800)15.40.0%-1.1%
基)ひたちなか市大字市毛字上坪1101番1勝田(2300)13.70.0%-0.7%
基)ひたちなか市大字高野字向小山148番27東水戸道路ひたちなかIC(8100)5.50.0%-2.9%
基)ひたちなか市大字中根字城之内4995番2外勝田(3700)5-0.6%-2.5%
基)ひたちなか市磯崎町字磯合4567番5磯崎(650)4.9-0.7%-3.9%
基)ひたちなか市赤坂2475番3殿山(1000)7.3-0.9%-4.3%
基)ひたちなか市大字津田字片岡2031番319勝田(3500)6.6-1.0%-2.9%
基)ひたちなか市湊本町5260番1那珂湊(650)9.1-1.4%-7.7%
基)ひたちなか市栄町1丁目6312番1外那珂湊(600)5.8-1.7%-7.8%

 

途中ですが、この記事の説明を

どうも、このサイトの運営者のゴトウです。

この記事では、「あなたの(気になっている)不動産が、これからどうなるのか?」が分かるように、解説をしていきます。

 

とても不思議に思うのですが、

不動産の取引は、数百万円〜数億円単位の大きなお金が動きますから、絶対に失敗したくないはずなのに、

参考になる情報が、あまりに少なすぎると感じませんか?

 

例えば、年に3回ほど、公示地価や基準地価、路線価などの国が発表する土地価格の情報が、新聞やテレビニュースで取り上げられます。

ですが、その解説の多くが、都道府県単位、市区町村単位、または、1番大きく上昇した場所ぐらいです。

 

もっと細かい地区の情報は、ほとんど見かけませんよね。

これでは、あなたの(気になっている)不動産が、これから上がるのか?下がるのか?の判断がつきませんし、今がチャンスなのかどうかも分かりません。

最悪の婆には、営業マンの言いなりになって、もっと高く売れた(もっといい物件を探せた)のに、、、なんてことも。

 

それはちょっと残念すぎると思うんです。

そこで、この記事では、取り引きの参考になりそうなデータを集めて、なるべく詳しく、そして分かりやすく解説をしました。

そのため、ちょっと記事が長くなってしまいましたが、難しいことは書いていませんので、気楽に読み進めてみてください。

 

それでは参りましょう。

 

2、ひたちなか市の土地価格の動き

ひたちなか市の住宅地は、アベノミクス以降の、この9年間で9.4%下落しました。

また、2021→22年の公示地価については、住宅地は前年比で0.1%のマイナス商業地も0.1%のマイナスとなっていました。

 

ひたちなか市の公示地価

(参考:国土交通省 地価公示)

 

では、具体的にどのようなエリアが上昇、または下落しているのでしょうか?

上昇率に応じて、色分けして地図上にまとめてみました。

 

コロナ前:2013-20年の変化率

変化率:赤色(30%以上)>オレンジ色(10〜29.9%)>緑色(0〜9.9%)>青色(-9.9〜0%)>紫色(-10%以下)

 

ご覧の通り、佐和駅の周辺で一部堅調な地域がありますが、それ以外のエリアでは軒並み下落しています。

特に沿岸部のほとんどのエリアでは、1割以上下落しており、震災後の沿岸部の人気の低下が反映されています。

 

また、中心部の勝田駅周辺でも1割以上下落している地点がチラホラあり、全体的に不動産に対する需要がかなり低くなっていました。

 

ちなみに、2013〜20年の7年間で、人口が100人以上の減少、または増加している地区を調べてみた結果がこちらです。

 

ひたちなか市の地区別の人口変化(2013.12〜2020.12)

増減:赤色(1,000人以上増加)>オレンジ色(500〜999人増加)>緑色(100〜499人増加)>青色の↙️(100〜499人減少)>紫色の↙️(500人以上の減少)

(参考:ひたちなか市の人口と世帯数(常住人口))

 

ご覧の通り、佐和駅から勝田駅にかけての、中心部で人口が増えていますが、そこから離れると減少している地区が増えていきます。

特に沿岸部では、減少しているエリアが多い印象ですね。

 

中心部で人口が増えているにもかかわらず、土地価格が下落しているのは、農地から宅地への転用が多いからでしょう。

 

実際、この7年間で人口が600人以上増えている東石川地区は、市役所のある市の中心部に位置していますが、googleマップで航空地図を確認すると、かなりの農地が残っていますし、数十戸単位で新興住宅地ができていました。

 

つまり、新型コロナ以前は、

  1. 金利が約1%低下(月10.4万円の35年返済で、3,000万→3,500万円の物件が購入可能に)
  2. 人口は減少(8年で約1,500人)
  3. 農地の宅地化が進行

といったことにより、住宅ローンが組みやすくなったものの、古くからある住宅地の買い手が減ってしまい、一部のエリアでしか土地価格が上がらなかったと考えられます。

 

コロナ後:2020-22年の変化率

変化率:赤色(5%以上)>オレンジ色(2〜4.9%)>緑色(0〜1.9%)>青色(-0.1〜 -1.9%)>紫色(-2%以下)

 

新型コロナ以降は、沿岸部での下落は続いているものの、佐和駅〜勝田駅にかけての中心部の住宅地では安定していました。

新型コロナで県外への移住が難しくなったこともあって、地元に残る人が増えているのでしょう。

 

3、これからどうなるのか?

ひたちなか市の土地価格に影響がありそうなリスクをまとめました。

 

(1)金利の上昇リスク

2022年に入ってから、金利の上昇が始まっています。

新型コロナや、ウクライナ侵攻などで、世界各国の経済が混乱し、物価が上昇しているため、物価上昇をおさえるために、世界中の国々で金利を引き上げているのです。

例えば、アメリカでは、この1年間で、0.25→5.25%へと、なんと5%もの金利の引き上げを行っています。

 

日本では、今のところそういう対策をしていませんが、投資家の間ではすでに「日本も金利の引き上げを行うのではないか?」と見られており、期間10〜30年の国債の金利が上がり始めています。

 

国際金利推移 202306

(参考:財務省

 

住宅ローンの金利も、このような状況を受けて、上昇し始めています。

固定金利の住宅ローンである、フラット35(期間21〜35年)の金利も上昇傾向にあり、23年6月分は1.76%となっています。

 

ふらっと35は上昇しているが、変動金利はむしろ下落

住宅ローン金利の推移 202306

(参考:財務省ARUHISBI新生銀行

 

ところが、変動金利は、ほとんど変化がないか、むしろ下落している銀行もあります。

銀行同士で、お客さんの獲得競争が激しいため、金利が下がっているためです。

 

そのため、変動金利の利用者が、2019年には約6割ぐらいだったのが、2022年には約7割にまで増えていました。

 

不動産価格が上がりすぎたため、変動金利の利用者が増加

利用した金利タイプ

(参考:住宅金融支援機構 「住宅ローン利用者の実態調査」)

 

毎月の支払額で比較すると、約2万円も安く済むのですから、無理もありません。

 

変動金利の方が、月々の返済が約2万円安い
  金利月の返済額総返済額
①ふらっと35固定金利1.76%95,723円約4,020万円
②SBI新生銀行変動金利0.32%75,512円約3,172万円
①ー②  20,211円約848万円

*期間35年、ローン諸費用は除く

(参考:住宅保証機構 「住宅ローンシミュレーション」)

 

大都市のマンションがかなり値上がりしており、「誰が買ってるの?」と疑問に思う人もいるでしょうが、変動金利を選んでいる人が増えているからでしょう。

では、そのような人たちが、金利が上がった時にどうするのか?というと、約2割の人が、「見当がつかない、わからない」と答えていました。

 

アンケート 金利上昇時の対応

(参考:住宅金融支援機構 「住宅ローン利用者の実態調査」)

 

このように、金利が上がった時に、返済に困る人が、かなりの割合でいると考えられます。

 

つまり、

  • 世界的な物価上昇・金利上昇によって、「日本の金利も上がる」と予想する投資家が増えている
  • 変動金利で借りている人の2割ぐらいは、金利が上がった場合に、対応できない可能性がある

と言う状況なのです。

 

今年の4月に、日銀総裁が交代し、植田新総裁になりましたが、今のところは、黒田旧総裁の方針を引き継ぐようなコメントをしています。

 

ですが、そもそも、黒田総裁が異次元緩和をやり始めたのは、物価を毎年2%上げるためでした。

そして、2022年度の物価上昇率は、前年比で3.0%の上昇です。すでに目的は達成されて、むしろかなりのハイペースで上昇している状況です。

(参考:NHK「2022年度 消費者物価指数 前年度比3.0%上昇 41年ぶり水準」)

 

また、ウクライナ戦争もまだ終わりが見えませんので、物価上昇はまだまだ続くと考えると、いずれ金利を引き上げる時が来るでしょう。

 

1%金利が上がると、不動産価格は15〜20%下がる可能性

ちなみに、金利が1%上がると、住宅ローンの利息は、35年で15〜20%増えます。

例えば、月に約10万円の返済を考えている人であれば、現在なら3,500万円の物件が買えますが、金利が1%上がると、毎月10万円の支払いで、3,000万円の物件しか買えません。

 

金利上昇で下落

 

特に、変動金利が上がってきた場合には、注意が必要でしょう。

 

(2)これからひたちなか市の人口はどうなるの?

国立社会保障・人口問題研究所が、2018年に発表したひたちなか市の人口の見通しによると、2020→30年の10年間で約7,000人減少するそうです。

 

ひたちなか市では、これから10年で約7,000人減る

ひたちなか市の人口予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)

 

また、30〜40代人口でも、2020→30年の10年間で約1万人減る見通しです。これから10年で、買い手がさらに2割以上も減るのです。

 

ひたちなか市の30〜40代人口は、2020→30年で約1万人減る

ひたちなか市の30〜40代人口の予測

(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)

 

今後も農地の宅地化は進むでしょうから、さらに今ある住宅地では、買い手がつきにくくなるでしょう。

 

結論:買うなら?売るなら?

以上のことから、ひたちなか市の土地価格は、

  • 新型コロナ以降は、内陸部の駅周辺では土地価格が安定してきた
  • 今後は、金利が上昇し始めていることもあって、住宅ローンの金利負担が厳しくなるため、家を建てる人が減っていきそう

と言えるでしょう。

 

では、売りたい人、買いたい人は、それぞれどう対応すべきなのでしょうか?

 

買うなら:下落を待つよりも低金利の今がベスト

土地価格の坪単価が10〜30万円の地域が多いので、下落を待つ必要はありません。

その理由は2つあります。

 

①土地価格の下落分よりも、待っている間の家賃の方が高くつく

例えば、坪20万円ぐらいの土地であれば、30坪でも600万円程度で買えます。

仮に数年で1割下げたとして60万円ぐらいしか安くなりませんから、その間の家賃を考えると、早めに買った方がトクになります。

 

②異次元緩和で低金利の今がチャンス

また、現在は住宅ローンがかなり安いため、月々の返済負担が軽いのもチャンスです。

ですから、もし家を買おうと思っているのならば、土地価格が下がるのを待つよりも、金利が上がる前の今のうちに買うのがベストでしょう。

 

ただし、購入を検討する場合には、今後の金利上昇を想定しておかないと大変なことになるので、「フラット35」「10年以上の固定金利」でも返済ができるかどうかで予算を考えるべきでしょう。

 

未公開物件=安い物件の可能性大

不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。

そのような物件は、ネット上にも出回らず「未公開物件」として、ある特定の不動産会社や、住宅メーカーが取り扱っている場合があります。

 

未公開物件

 

当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。

 

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売るなら:低金利のうちに売却を検討すべき

特に住宅地において、これから影響が出てくるのが金利の上昇です。金利が1%上がると、組める住宅ローンが15〜20%程度減るためです。

 

今は上昇率が小幅なため、まだ影響は小さいですが、これから物価上昇がさらにひどくなれば、アメリカやヨーロッパのように金利を引き上げて物価上昇を抑える政策を取る可能性があるため、早めの準備がおすすめです。

 

不動産会社選びを間違えると損する?

不動産会社によって、得意とするエリアや物件種類(戸建て・マンション)が違うので、実際の取引では、公示地価より高く、または安く取引されることがあります。

 

 

例えば、「笹野町(ささのちょう)」という、勝田駅の東側、1〜2kmほど離れたところに広がる住宅地があります。

 

こちらの公示地価と実際の取引を比べてみると、

  • 公示地価:14万円/坪
  • 実際の取引価格:9.1〜22万円/坪

と、公示地価の約0.6〜1.6倍で取引されていました。

 

どちらも「第二種中高層住居専用地域」と呼ばれる、戸建てや店舗、5〜10階建ぐらいのマンションが立ち並ぶエリアです。

駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?

 

【ひたちなか市笹野町の公示地価】

ひたちなか市の公示地価

  • 勝田駅から2,300mの距離、徒歩約29分(1分=80m)
  • 43,300円/㎡ × 3.3(㎡/坪) = 14万円/坪

(参考:国土交通省地価公示・都道府県地価調査)

 

【ひたちなか市笹野町の土地取引(令和元年〜2年)】

ひたちなか市の土地取引

  • 勝田駅から徒歩25〜29分のエリアで、9.1〜22万円/坪で取引されている

(参考:国土交通省 不動産取引価格情報検索)

 

なぜ、これほど売却価格が変わるのでしょうか?

その理由は、不動産会社によって、持っている取引情報に差があるからです。

 

不動産取引は、株式市場のように、全ての取引情報を管理しているところがないため、

  1. 自社でどれだけ取引情報を持っているか
  2. どれだけ買い手のリストを持っているか?

で、評価額も、売れる金額も変わってくるのです。

 

持っている取引情報が違うため、評価額・売却額が変わる

査定額が違うイメージ

 

*REINSとは、不動産会社間でだけ共有できる物件情報・取引情報のサービスです。ただし、売主の承諾が必要なため、情報の共有率は、全体の取引の約11%程度となっています

(2022年実績:売り物件報告件数17.5万件 ÷ 土地取引件数152.5万件 = 11.4%)

 

また、不動産会社が持っている取引情報や、買い手のリストは、エリアや物件によって違いますから、いくつかの不動産会社に査定を申し込むことで、

  1. どれだけの評価額になるのか?
  2. どこの会社が、自分の不動産を高く売ってくれるのか?

を知ることができます。

 

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