この記事では鴻巣市の
- 公示地価、基準地価
- 土地価格がこれまで上昇・下落した理由
- 今後どうなるのか?
の3点について解説しています。
(なお、本ページはプロモーションが含まれています。該当するサービスには、【PR】と表記しております)
1、鴻巣市の土地価格
(1)公示地価(2024.1.1現在)
*変化率が空白:2019年のデータがない場合
住所または地番 | 最寄駅(m) | 坪単価(万円) | 前年比 | 5年前比 |
---|---|---|---|---|
鴻巣市本町3-6-16 | 鴻巣(600) | 38 | 2.7% | 5.5% |
鴻巣市氷川町29番7 | 鴻巣(1100) | 27.8 | 1.3% | 1.6% |
鴻巣市加美1-2-9 | 鴻巣(950) | 28.3 | 1.3% | 1.3% |
鴻巣市天神5-5-10 | 鴻巣(1300) | 27 | 1.1% | 0.9% |
鴻巣市逆川1-3-32 | 鴻巣(320) | 32.9 | 1.0% | 1.6% |
鴻巣市本町7-4-10 | 鴻巣(1000) | 28.1 | 0.9% | 1.6% |
鴻巣市宮地4-7-1 | 鴻巣(1400) | 26.2 | 0.9% | 0.3% |
鴻巣市松原3-8-6 | 北本(1600) | 24.8 | 0.8% | 0.0% |
鴻巣市本町4-3-3 | 鴻巣(160) | 54.8 | 0.0% | 0.6% |
鴻巣市赤見台2-15-16 | 北鴻巣(570) | 31.2 | 0.0% | -0.9% |
鴻巣市神明3-11-6 | 鴻巣(2000) | 22.2 | 0.0% | -1.2% |
鴻巣市吹上本町2-14-7 | 吹上(500) | 21.5 | 0.0% | -1.2% |
鴻巣市堤町4-3 | 鴻巣(1500) | 23.8 | 0.0% | -1.2% |
鴻巣市南1-21-16 | 吹上(600) | 21.1 | 0.0% | -1.4% |
鴻巣市新宿2丁目68番2 | 行田(1100) | 18.7 | 0.0% | -1.4% |
鴻巣市箕田字九右エ門1287番8 | 北鴻巣(1000) | 20.8 | 0.0% | -1.4% |
鴻巣市南2-10-27 | 吹上(900) | 18 | 0.0% | -1.8% |
鴻巣市本町3-10-34 | 鴻巣(530) | 36 | 0.0% | -1.8% |
鴻巣市箕田字二本木3906番3 | 鴻巣(2100) | 20.6 | 0.0% | -2.0% |
鴻巣市天神1-7-19 | 鴻巣(1300) | 19.4 | 0.0% | -2.3% |
鴻巣市屈巣字市場2748番1 | 北鴻巣(3800) | 5.4 | 0.0% | -2.4% |
鴻巣市生出塚1-18-10 | 鴻巣(2100) | 22.3 | 0.0% | -2.5% |
鴻巣市下忍字砂山3981番10 | 吹上(1600) | 15.7 | -0.2% | -2.3% |
鴻巣市吹上本町3-2-2 | 吹上(250) | 23.7 | -0.4% | -2.3% |
鴻巣市糠田字本田壱ノ割1553番 | 鴻巣(2800) | 4.9 | -1.3% | -7.0% |
鴻巣市関新田字二番260番1 | 鴻巣(7100) | 4 | -1.6% | -7.7% |
(2)基準地価(2024.7.1現在)更新
*変化率が空白:2019年のデータがない場合
住所または地番 | 最寄駅(m) | 坪単価(万円) | 前年比 | 2019年比 |
---|---|---|---|---|
鴻巣市箕田字吉右エ門3264番1 | 北鴻巣(2100) | 12.8 | 5.1% | 15.1% |
鴻巣市本町3-6-16 | 鴻巣(600) | 38.6 | 2.6% | 7.3% |
鴻巣市大間4-20-24 | 鴻巣(420) | 29.6 | 1.5% | 3.3% |
鴻巣市松原4-11-19 | 北本(1300) | 26.9 | 1.2% | 1.7% |
鴻巣市宮地2-5-9 | 鴻巣(1200) | 27.0 | 1.2% | 2.5% |
鴻巣市本宮町1-1 | 鴻巣(570) | 34.7 | 1.0% | -0.9% |
鴻巣市栄町2-24 | 鴻巣(0) | 42.2 | 0.8% | 0.8% |
鴻巣市人形1-2-44 | 鴻巣(1500) | 26.3 | 0.6% | 0.6% |
鴻巣市稲荷町16-4 | 北鴻巣(1000) | 25.2 | 0.0% | -1.0% |
鴻巣市宮前字本田125番87 | 北鴻巣(1800) | 19.7 | 0.0% | -1.3% |
鴻巣市明用字壱ノ耕地40番2 | 吹上(1300) | 19.1 | 0.0% | -1.7% |
鴻巣市鎌塚3-8-17 | 吹上(900) | 19.9 | 0.0% | -1.0% |
鴻巣市北根字前原1720番1 | 北鴻巣(6500) | 9.0 | 0.0% | -9.0% |
鴻巣市筑波2-8-21 | 吹上(1200) | 21.3 | 0.0% | -0.9% |
鴻巣市笠原字下手2481番外 | 鴻巣(4700) | 4.6 | -0.7% | -6.1% |
鴻巣市広田字番場2249番1 | 北鴻巣(5400) | 4.2 | -0.8% | -4.5% |
2、鴻巣市の土地価格の動き
どうも、当サイト「イエアンドライフ」の運営者のゴトウです。
ここからは、「鴻巣市の土地価格が下がってきた理由」をなるべくわかりやすく、読みやすく、解説していきますので、よろしくお付き合いください。
鴻巣市の土地価格は、この1年間で、住宅地で+0.2%、商業地で-0.2%と、ほぼ横ばいでした。
また、2018→2023年の5年間で見ると、住宅地で-1.3%。商業地で-1.6%でした。
では、具体的にどのあたりが上がっているのか?
まずは地図上で、上昇しているエリアを確認してみましょう。
5年間の変化率(2018→2023年)
変化率:赤色(+10%以上)>オレンジ色(+5〜9.9%)>緑色(0〜 +4.9%)>青色(-0.1〜 -4.9%)>紺色(-5〜 -9.9%)>紫色(-10%以下)
鴻巣駅の周辺では、上昇しているエリア(オレンジ色のマーク)がいくつかありますが、それ以外では下落していました。
なぜ鴻巣駅の周辺だけが上昇しているのか?
その最も大きな理由は、物価の上昇(インフレ)です。
新型コロナ以降、戸建て・マンションどちらの建築費も、20〜30%の上昇をしているのです。
マンションの建築費
木造戸建ての建築費
特に、昨年22年は、戸建て・マンションともに大きく上昇していますね。
ロシアによるウクライナ侵攻が起こったことで、原油や天然ガスなどのエネルギー価格が上昇し、小麦などの食糧や肥料、北欧からの木材など、ありとあらゆるモノの価格が上昇を続けているのです。
このように、新築マンション・戸建てが高くなっているため、中古市場でも価格が上昇しています。
(参考:東日本不動産流通機構)
特に中古の戸建て価格は、新型コロナ以降に上昇していることから、建築費の高騰が大きく影響を与えていることが分かりますね。
また、中古マンション・戸建ての価格が上昇した時に、「建物部分の価値だけが上がった」と考える人はいないでしょう。
「土地と建物全体の価格が上がった」と考える人が大半なため、土地価格も合わせて上昇しているわけですね。
また、鴻巣市では、家を購入する中心年代である30〜40代が、市外から引っ越してきていることも追い風となっています。
【赤色の線】家を購入する30〜40代が、引っ越して来ている
都心の不動産価格が上昇しすぎたことで、近隣県へ引っ越す人が増えています。
鴻巣市は、都心への通勤圏内であり、土地価格も比較的安いため、引っ越してくる人が増えているのでしょう。
3、これからどうなるのか?
ここからは、鴻巣市の土地価格に影響を与えそうなポイントをいくつかご紹介します。
(1)金利はこれからも上がるのか?
2022年に入ってから、金利の上昇が始まっています。
固定金利の住宅ローンである、フラット35(期間21〜35年)の金利も上昇傾向にあり、23年4月分は1.76%となっています。
この水準は、6年ぶりの高水準になります。
2022年から金利が本格的に上昇中
もっとも大きな理由は、日本でも物価が上昇しているためでしょう。
新型コロナ以降、ロシアのウクライナ侵攻などの影響もあって、原油や穀物など、あらゆるものの値段が上がっているため、欧米各国を中心に、金利を引き上げています。
例えば、アメリカでは、政策金利(FF金利)をこの1年間で、なんと5%近くも引き上げているのです。
そのため、日本でも、同様のことが起こると考える投資家が増えており、金利の上昇が起こっているわけです。
金利が1%上がると、支払いは15〜20%増える
なお、1%金利が上がれば、35年の住宅ローンで15〜20%も返済額が増えます。
多くの人は、今の景気で給料が上がっていませんので、買うのを諦めるか、不動産価格の安いところに引っ越して、家を購入する動きとなるでしょう。
そのため、「低金利で不動産価格が高いうちに売りたい」という人は、早めに準備を始めた方がいいでしょう。
逆に、これから購入を検討している人は、物件選びも重要ですが、変動金利でローンを組むのは危ないです。気をつけた方がいいでしょう。
(2)2022年問題で、都市の農地が宅地になる
2022年問題をご存知でしょうか?
「都市部にある税金を優遇されていた農地(生産緑地)が、優遇期間が切れることで宅地として放出され、土地価格に影響を与える」
という問題です。
(出典:ウィキペディア cory.2005.Seisan Ryokuchi)
実は、鴻巣市の生産緑地面積は、71ヘクタールあります。
30坪の土地で約7,000戸分にもなります。
埼玉の生産緑地の分布図:鴻巣市は71ヘクタール
(参考:国土交通省 都市計画区域、市街化区域、地域地区の決定状況)
これらの農地は、住宅地から離れたエリアではなく、住宅地の中にある農地なため、買い手がつきやすいのも特徴です。
そのため、中古住宅よりも取引されやすいため、郊外の住宅地ほど、買い手が見つかりにくくなるでしょう。
(3)これから鴻巣市の人口はどうなるの?
国立社会保障・人口問題研究所が、2018年に発表した鴻巣市の人口の見通しによると、2025→35年の10年間で約9,000人減少するそうです。
鴻巣市はこれから10年で約9,000人減少
(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)
さらに、家を建てる中心年代の30〜40代人口はすでに減り始めており、2025→35年の10年間で約5,000人も減る見通しです。
鴻巣市の30〜40代人口は、これから10年で約5,000人減る
(出典:国立社会保障・人口問題研究所 平成30年度人口推計)
すでに、駅から離れた郊外では、買い手がつきにくく、土地価格の下落が始まっています。
駅近エリアは、都心への通勤需要から、買い手はつきやすいですが、郊外では、この傾向がさらに進むと考えられます。
結論:買うなら?売るなら?
以上のことから、鴻巣市の土地価格は、
- 新型コロナ以降は、都心への通勤に便利な鴻巣駅周辺では上昇しているものの、それ以外のエリアでは下落が進んでいる
- 今後は、生産緑地の解禁で土地がさらに余ることと、買い手となる若い世代が減るので、郊外エリアほど厳しくなっていく
と言えるでしょう。
買うなら:建築コストがさらに上がるので、物件選びは慎重に
鴻巣市の不動産価格は、一部のエリアを除いて下落しており、安く購入しやすいでしょう。
ただし、今後は金利上昇リスクもあり、建築費も上昇傾向にあります。
そのため、不動産の購入コストは上がっていくため、物件選びは慎重に行う必要がありそうです。
非公開物件=安い物件
不動産を売る理由はさまざまですが、「周りに知られずに売却したい」という売主は一定の割合でいます。
そのような物件は、ネット上にも出回らず「非公開物件」として、特定の不動産会社が取り扱っている場合があります。
当然、このような物件は少ないお客さんにしか目にとまる機会がないため、相場よりも価格の安い可能性が高いです。
【PR】タウンライフ
こちらの「タウンライフ」に登録すると、全国250社以上の不動産会社が、非公開物件や、値下げ情報を教えてくれます。
無料ですので、一度利用してみてはいかがでしょうか?
売るなら:一部のエリアを除いて、下落は進む
鴻巣市の不動産は、移住者が増えていることで、駅周辺で上昇していますが、それ以外では下がっています。
また、今後は金利が上昇していきますし、建築費の上昇も続いているため、さらに買い手のハードルが上がってきます。
そのため、高く売りたい場合は、早めに動いた方がいいでしょう。
戸建ての売却は、不動産会社によって結果が変わる
土地の売却であれば、公示地価や基準地価が、一応の目安にはなります。
ですが、家を売るとなると、選ぶ不動産会社によって、結果が大きく変わってきます。
例えば、以前であれば、雨漏りやシロアリなどの被害があったとしても、きちんと調査しないまま、売買されることが普通でした。
その結果、「築20年だったら、建物の価値はほぼゼロ(だって税法上の耐用年数が22年だから)」みたいな評価が一般化していたのです。これでは、なかなか高く売れませんよね。
ですが、2018年に法律が改正されて、中古住宅の売買時には、
- ホームインスペクション(住宅の状態を診断すること)をするかどうかを選べること
- そして、行った場合には必ず説明をすること
の2点が義務付けられました。
これによって、中古住宅の評価の仕方が大きく変わってきています。
雨漏れもシロアリもない物件であれば、たとえ築年数が古くても、建物の価値をきちんと評価されるようになってきているのです。
ですが、このような評価は、不動産会社によって変わってきます。マンションの取引が大半の会社もありますし、法律改正後に十分な取引経験がない会社もあるでしょう。
では、どうすれば、家を良い評価で売却できるのか?
おすすめは、不動産の一括査定です。
複数の不動産会社に査定を依頼することで、どれぐらいで売れるのか?を知ることができますし、得意な会社も探せます。利用は無料です。
査定サービスはいくつもありますが、参加企業がどこかで、大きく2つに分かれます。ここでは、代表的な2つのサービスをご紹介します。
【PR】すまいValue(大手に依頼したいなら)
こちらの「すまいValue(バリュー)」は、国内の取引実績の多い大手6社に、無料で査定を依頼することができます。
三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブル、野村の仲介の4社は、こちらのサービスにだけ参加しています。
そのため、大手不動産会社に依頼したい場合には、こちらのサービスを活用するといいでしょう。
【PR】イエウール(地元企業も参加)
特に「イエウール」は、参加している不動産会社が1,700社以上と多く、なおかつ大手不動産会社が1番多く参加しているのでオススメです。
無料で使えますので、1度調べてみてはいかがでしょうか?
コメント