【マッカーシズム2.0】チャーリー・カーク暗殺で、アメリカはどう変わるのか? | イエ&ライフ

【マッカーシズム2.0】チャーリー・カーク暗殺で、アメリカはどう変わるのか?

youtube原稿

今回の記事では、「チャーリー・カーク暗殺で、一線を越えたアメリカ。保守が怒りの覚醒で、マッカーシズム2.0が始まる」ということで、やっていきたいと思います。

 

1、はじめに

9月10日に、アメリカの保守系のインフルエンサー、政治活動家で、420万人ものユーチューブ登録者数をもつ、チャーリー・カーク氏が、ユタ州のユタバレー大学でのイベント中に、何者かに銃撃され、亡くなりました。

 

(参考:BBC)

 

31歳という若さで、奥さんと小さいお子さん二人が見ている中での悲劇ということで、アメリカ中が大騒ぎとなっています。

 

(参考:産経新聞)

 

犯人が逮捕される前の、事件当日に、トランプ大統領は、過激な左派の仕業だと動画で声明を出しており、民主党などのリベラル派は、まだ犯人も誰かわからないのに、左派のせいにするのはひどいと反論していました。

ですが、アメリカは政治的な対立がひどく、トランプ氏も昨年銃撃事件にあっているため、多くの人が左派の過激派だろうと思っています。

 

また、左派、リベラル系の人たちは、今回の事件に大喜びだったようで、TikTokやX、インスタなどで、「ざまあ」みたいな喜びの動画が多数見られます。

 

 

YouTubeでは、流石にありませんが、それらをまとめた批判動画はいくつか出ており、それを見ると、さすがに酷いなと感じます。

 

(参考:テレグラフ)

 

さらに、既存メディアの記事でも、カーク氏が銃撃された時に、ユタバレー大学でも、遠くで見ていたリベラル派が、歓声の声を上げていたという話も出ており、どういう神経をしていれば、これで喜べるのか?本当に意味がわからない状況となっています。

 

チャーリー・カーク氏とは?

そもそも、このチャーリー・カーク氏がどんなことをしていたのか?というと、こちらは、カーク氏のユーチューブチャンネルに上がっている動画なのですが、カーク氏と誰かが、1対1でディベートをするという形式の動画が多く見られます。

 

 

これは、リベラルな学生に対して、なんで俺たちのことが嫌いなの?とか、いろいろと話し合っていく中で、お互いの理解を深めていくという内容のもので、リベラルと保守の橋渡しをしていた人なのです。

このことから、カーク氏は、対話を通じて、分かり合えると信じていたことがわかります。

 

それが、今回の銃撃事件で亡くなったということ、そして、その死を喜んでいる姿を動画に出しているリベラルがいる、ということから、もう話せば分かり合えるなんてレベルじゃねえな、と感じる保守層のアメリカ人は、多いと思われます。

 

アメリカは、一線を超えたと感じる保守層

こちらは、コンスタンチン・キシンさんという方のブログなのですが、個人のブログに2000以上のいいねがついています。

 

(参考:Konstantin Kisin)

 

その内容を見ると、トランプ氏の銃撃事件は酷いなとは思ったけど、過去にもアメリカの大統領が暗殺されることはあったので、一応、受け入れることは可能だったと言います。

しかし、今回は違うと。

 

単に討論会を行い、アメリカ国民の半分を代表する政党に投票するよう、若者を動員したというだけで、若い父親を殺害しようとするというのは、もうこれまでのアメリカではなくなった。一線を越えてしまったと感じたと言うのです。

おそらく、多くの保守層のアメリカ人は、このような感情になったのだと思われます。

 

腹を括った保守層が増えてる

(参考:ガーディアン)

 

そのため、もう対話は無理だわ、と腹を括った人が多い印象です。

「我々は、戦争中だ」

「討論の時間は終わった。あなたたちが終わらせたのだ」

といったコメントを出す、保守系のメディアや、インフルエンサー、政治家が、何人も出てきています。これから、どういった形になるのかわかりませんが、報復を誓った人が多くいるようです。

 

12日に、犯人が自首してきた

そして、12日に犯人が自首してきました。

タイラー・ロビンソンという22歳のディキシー工科大学の大学生で、両親と同居しており、今回の犯行を告白したところ、自首を勧められて出頭したようです。

 

(参考:BBC)

 

親には、「カークは憎しみに満ち、憎しみを広めていた」と語っており、DISCORDというSNSにも、犯行を仄めかす投稿をしていたなど、それっぽい証拠がいろいろあるので、確定だろうと思われます。

しかし、この事件については、いろいろと怪しい点があるようで、今回の犯人の自首で、その謎が解けたようには思えません。

 

やばそうな話なので、この記事では詳しく話しませんが、ただ、この事件が起こったことで、左派は祝杯を上げ、保守層は、怒りに覚醒しつつあることは確かです。

なので、ここからは、この動きがさらにどうなっていくのか?について、考察していきます。

 

2、なぜ左派リベラルは、こんなに狂ったのか?

 

ですが、そもそも、なぜアメリカの左翼リベラルの人たちは、こんなにトチ狂ってしまったのでしょうか?

ざっくり、思想的な流れを押さえていきましょう。

 

ポリコレ思想の源流は、マルクーゼ

 

そもそも、左翼リベラルが好きなポリコレの元祖と言われるのは、諸説あるものの、マルクーゼという思想家を挙げる人が多いようです。

この人は、1934年にナチスドイツからアメリカに亡命してきたユダヤ人で、フランクフルト学派の哲学者でもあり、社会学者でもあります。

 

当時のドイツは、3割近いユダヤ人が、ユダヤ人以外の人と結婚をしていました。

なので、ユダヤ教を信じていない人もいたし、宗教意識や民族意識も希薄になってきていた時期でした。

 

そんな時に、ナチス政権が成立して、いきなりお前らはユダヤ人だからと迫害が始まったのです。ユダヤ人への迫害は、1000年以上の歴史があるらしく、歴史的にずっと苦しめられてきました。

そして、ようやく、ユダヤ人以外の人たちと結婚したり、宗教意識も薄くなってきて、ようやく社会に溶け込めるようになったと思ったら、いきなり、お前らはあっち行けとか、財産は全部没収なとか、迫害されてしまったわけです。

 

いじめっ子の心理を想像してみると

これは、いじめられっ子が、いじめが苦しくて転校したものの、また次の学校でもいじめにあったようなものです。

 

 

このようないじめに遭ったら、その子供はどう思うでしょうか?

おそらく、大きくは3つの選択肢が考えられます。

1つ目は、強くなって、やり返すという方法です。

アメリカでは、ユダヤ人が多くの企業の重役や政治家、官僚などに入っていますが、そういう気持ちで、アメリカに移住してきたユダヤ人が多いのでしょう。

 

2つ目は、学校に行かなくなって引きこもるということです。

これは、イスラエルの建国にあたるでしょう。自分の居場所を他に作るという意味で、同じですよね。

 

そして、3つ目が、学校という仕組みそのものをぶっ壊すということです。

マルクーゼなどの、フランクフルト学派は、この3つ目をやるために、哲学とか思想の力を使って、ぶっ壊してくれる弟子を育ててきたと、捉えています。

 

マルクーゼは、どうやって社会を壊そうとしたのか?

では、どうやって、マルクーゼは、社会という仕組みそのものをぶっ壊そうとしたのでしょうか?

フランクフルト学派は、マルクス主義的な考え方を基本としています。

 

 

労働者が苦しいのは資本家のせいだとして、労働者が資本家へ階級闘争を仕掛けることで、資本主義の仕組みをぶっ壊そうとしたのが、マルクス主義です。

 

 

ですが、この階級闘争は、社会が豊かになると起こりません。

なぜなら、労働者も、そこそこ生活が豊かになってしまうと、今の生活に満足してしまって、ストライキや労働争議などを起こさないからです。

 

 

そこで、マルクーゼは、上と下の対立を煽るマルクス主義ではなく、右と左の対立を煽ることで、互いに戦わせようとしました。

左派は弱者で、右派を強者として、黒人などのマイノリティが差別で苦しい目に遭ってるのは、右派、アメリカであれば、白人のせいだと考えたのです。

 

 

この部分を発展させていったのが、批判的人種理論なわけです。

簡単にいうと、「今の白人のいい暮らしは、黒人の犠牲に上に成り立っているのだから、黒人やマイノリティに道を譲れ」というものです。

 

また、マルクーゼの教え子に、アンジェラ・デイビスという人がいるのですが、この人は刑務所という仕組みが黒人を酷い状況に貶めている元凶なんだから、刑務所自体を無くして仕舞えばいい、という廃絶主義を唱えてたりしてます。

 

2020年にブラックライブズマター運動が起こりました。

この時に白人警官が黒人を殺害したということで、暴動が起こりましたが、その時の要求に、警察予算の削減が掲げられていました。これは、アンジェラ・デイビスの思想を受け継いだものと思われます。

 

(参考:Fox News)

 

そして、この思想は、第二期トランプ政権まで、子供たちに教えられてきました。

2022年に調査したところによると、6割以上の人たちが、高校時代に批判的人種理論を学んだと回答しています。

 

「アメリカって、クソだよな。白人ってクソだよな。俺たちってクソだよな。」と子供の頃から洗脳されてきたわけですし、白人であれば、自分には価値がないと思い込んでしまう人も結構いるのでしょう。

アメリカでは、学校時代に、そうやって自我が不安定になった子供たちに、性別だって選択できるんだよ、と訳のわからないことを言って、性転換手術まで持って行こうとする教師や医者もいます。

 

そこまで、強烈な洗脳をかけている訳ですから、「いやいや、アメリカっていい国だよ。白人っていい奴らだよ。」なんていう保守層は、まるで「万引きしてもいいんだよ。人に迷惑かけてもいいんだよ」と言ってるようなやべえ人、罰せられるべき人だと、考えているのではないでしょうか?

その結果、違う考え方を持っている人が死んだら、喜んで祝杯を上げるような動画を出すアメリカ人が生まれてしまっているという訳です。

 

3、トランプ政権はこれから何をやるのか?

では、これからトランプ政権は、何をやっていくのでしょうか?

9月10日の事件のあった日に、トランプ氏は、左翼過激派の取り締まり強化すると宣言しました。

 

(参考:ガーディアン)

 

しかし、翌日には、保守層の人たちに対して、平和的に反応すべきだと、冷静さも求める発言もしています。

市民同士の対立が激しくなると、復讐の連鎖となってしまいますからね。

なので、そういう役割は、俺たち政府に任せろということなのでしょう。

 

(参考:Sky News)

 

トランプ氏は、つい先日、国防総省という名前を戦争省に改名する大統領令に署名をしました。

そして、自身のSNSのトゥルースソーシャルに、シカゴに州兵を派遣するという投稿とともに、「シカゴは、なぜそれが戦争省と呼ばれるのかを知ることになるだろう」と意味深なコメントを残していました。

 

Defenseから、War に省の名前を変えた訳ですから、シカゴに戦争を仕掛けるという宣言です。シカゴは、民主党が地盤の大都市ですので、ここを占領する、または敵をやっつけるために、州兵を送ると言っている訳です。

 

民主党は不法移民にも、犯罪者にも権利があると言って、反対している訳ですが、LAでも、ワシントンDCでも、お構いなしに州兵を派遣して、治安の浄化を行いましたので、シカゴでも同じような容赦のなさで、やろうとしているのでしょう。

わがままに育った子供に対して、ブチギレて怖い親父化したような、そんなノリのように思います。

 

(参考:Scoop)

 

そして、こちらの記事では、この後のトランプ政権がどうなっていくのかを予想したものとなっているのですが、

①反対意見の犯罪化や、

②監視国家の拡大、

③警察力の向上や軍事化、

④左翼はめんどくせえから全部逮捕、みたいな理不尽さの爆発など、

怖い親父化がさらに進んで、本当に軍事国家になりそうな気がしています。

 

軍国化のメリット

ですが、そもそも、軍国化が進むことでのメリットはないのでしょうか?

 

(参考:Wikipedia「チェザーレ・モーリ」)

 

例えば、イタリアでは、ムッソリーニが国家ファシスト党の党首として、政権をとっていた時期に、シチリアンマフィアを壊滅させたと言います。

国が軍国化すると、国民への締め付けも強くなりますが、それ以上に犯罪者への締め付けも強くなるので、治安が回復するようです。

 

トランプ政権は、すでにこのノリで、州兵派遣や麻薬カルテルの捜査なども積極的にやっているように感じます。

戦争省という改名も、もっと国内で兵士をうろつかせて、ナマハゲみたいに国民をビビらせながら、悪いことをやろうと思わなくさせようとしているのかもしれません。

そして、その対象に左翼も入っていくというのが、今回のカーク氏の死亡を受けて、始まるということなのではないでしょうか?

 

酷い?過去にマッカーシズムもやったし、ヘーキヘーキ

そして、これは別に昔やったことがある、マッカーシズムにも共通するような気がします。

 

(参考:Wikipedia「マッカーシズム」)

 

マッカーシズムとは、1940年代後半から、50年代にかけて行われた、左翼リベラルに対する審査・尋問を通じた、公職追放などの迫害政策です。

それまで、アメリカは、ルーズベルト大統領が第二次大戦があったため、12年もの長期政権となっており、ニューディール政策のような、ダム作って仕事を分け与えるということをやってきたため、労働者や共産主義への共感を示すような、リベラルな考え方をする人が増えていました。

 

それを気に入らなかった共和党の人たちが、アメリカ的な個人主義と、資本主義的な価値観を復活させようと、共産主義的な考え方を持つ左翼リベラルな知識人や役人、労働組合員を徹底的に問い詰めて、追放していったのです。

これによって、1万人以上の人たちが、職を失ったといいます。

 

しかも、謂れのない罪で職を失った人も多かったようで、後世の歴史家の評価はかなり批判的です。

 

今回のトランプ氏の戦争省への改名や州兵の派遣、左派への取り締まり強化などの、強引な動きは、ポリコレに支配されたアメリカ社会の空気をMAGA的な価値観に塗り替えることが目的だと思います。

そして、調子に乗って気狂い化した左翼リベラルをマッカーシズムの時のように、トラウマレベルまで追い込むことで、大人しくさせるということを考えているのではないでしょうか?

 

トランプは海外駐留兵を国内に使う

なお、戦争省が今後の防衛計画の草稿をリークしていますが、この中では、中国への脅威に備えるみたいな話はほとんどなくて、アメリカ国内を優先するということです。

 

(参考:Politico)

 

なので、日韓EUなどの在日米軍は、撤退は難しくても、削減は確実にしてくるはずです。

そして、浮いた兵を国内に常駐させて、警備をギチギチにして、治安を安定させていくのかもしれません。

 

トランプ氏のアメリカファーストというのは、単に金がかかる海外派兵を止めるだけでなく、兵士自体を国内の治安維持のために使うということなのかもしれません。

軍国化が進みそうですね。

 

この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

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