三井住友銀行の住宅ローンを徹底検証|大手銀行の安心感とペアローン対策に強み | イエ&ライフ

三井住友銀行の住宅ローンを徹底検証|大手銀行の安心感とペアローン対策に強み

住宅ローン

この記事では、三井住友銀行の住宅ローンについて、徹底検証していきます。

*金利情報については、リアルタイムで更新されているこちらの住宅ローン金利比較サイトをご利用ください。

 

三井住友銀行の住宅ローンの特徴

(1)金利

住宅ローンの金利は、「店頭表示金利(基準金利)」から「引き下げ幅」を差し引かれて金利が決まります。

「店頭表示金利(基準金利)」は定価で、「引き下げ幅」が割引率だと思えば結構です。

 

三井住友銀行では、この「引き下げ幅」の条件によって2種類の金利タイプのどちらかを選べます。

 

① 最初にぐぐっと引き下げプラン

「最初にぐぐっと引き下げプラン」は、5年固定金利か、10年固定金利を選ぶ場合に使えるタイプで、最初の固定金利を低めにすることができます。

 

②最後までずーっと引き下げプラン

「最後までずーっと引き下げプラン」は、引き下げ幅が全期間で変わらない金利タイプです。

このタイプでは、変動金利・固定金利のどちらも選ぶことができます。

 

③超長期固定金利型

こちらは、返済期間中の金利がずっと固定している金利プランです。

 

(2)手数料

上で説明した金利は表面金利で、それ以外にも事務手数料などの費用がかかります。

保証料

・内枠方式:融資時に一括で支払い。下表参照

・外枠方式:金利に+0.2%上乗せ

事務手数料 32,400円
繰上げ返済手数料

・一部:ネットは無料、窓口は1.62万円

・全額:ネットは0.54万円、窓口は2.16万円

固定金利手数料 新規申し込み時に固定金利を選択した場合に、10,800円

 

保証料の外枠方式の手数料は下表のようになります。

外枠方式の保証料(100万円あたり)

返済期間 元利均等返済 元金均等返済
15年 11,982円 10,195円
25年 17,254円 13,908円
35年 20,620円  16,329円

 

35年で借入金額に対して2.06%になる計算です。

一方で、0.2%の金利を上乗せる内枠方式にした場合には、15年で1.5%、25年で2.5%、35年で3.5%になります。

そのため、外枠方式にした方が、保証料の節約になります。

 

(3)その他の契約条件

その他、利用するための条件を一覧表にしましたので、確認してください。なお、こちらの条件は、ネット専用住宅ローンのものになります。

 

年齢制限 20才以上〜70才未満、契約期間は最終返済時で80才未満
利用条件

・安定した収入がある

・団体信用生命保険に加入できる人(健康な人)

連帯保証人 必要なし

 

(4)団体信用生命保険と特約について

民間の住宅ローンでは、ローン契約者に万が一のことがあった場合のために、団体信用生命保険(団信)への加入が義務付けられています。

三井住友銀行でも、この団信に加入するのですが、保険料は金利に含まれているので、追加の費用は発生しません。

それに加えて、普通の保険ではつけられない「特約」をつけることができます。

 

①8大疾病特約は、所定の条件で住宅ローンがゼロになる

三井住友銀行の8大疾病保障特約

(参考:三井住友銀行 8大疾病保障付き住宅ローン)

 

この特約は、病気で所定の状態になった場合に、住宅ローンがゼロになる特約です。

特にガンの場合は、診断された時点でローン残高がゼロになるので強力な保障です。

その他にも、入院が1ヶ月以上続いた場合には、その間の住宅ローンが免除になりますので、医療保険の入院保障のような機能もついています。

金利に+0.3%つけることで、このような保障を受けられます。

 

がんのリスクはどの程度なのか?

ちなみに、年齢別のガン発生リスクは、以下のように50代から上昇してきます。女性では9人に1人がガンに罹患しているので、特に女性がローンを組まれる場合には、検討した方がいいかもしれません。

 

ガンの年代別の罹患リスク

(参考:国立がんセンター ガンの統計2017)

 

また、現在がん保険に加入されているのならば、保険の見直しのきっかけにもなるでしょう。

というのも、医療保険としてのがん保険は、一時金100〜200万円と入院費用が日額1〜2万円ですから、200〜300万円分の保障にしかならないからです。

 

がんのリスクが上がる50代でガンと診断された場合に、ローンの残高が1,000万円を切っている人は、よほど繰上げ返済を頑張った人でしょう。

そのため、残高が100%減るガン特約は、多くの方にとって1,000万円以上の備えの効果をもたらすはずです。

 

今払っているがん保険の保険料を入院費用や繰上げ返済の費用に回すことで、いざという時のための貯蓄を増やすことが可能になるでしょう。

 

②ペアローンで万が一の場合は、クロスサポートで保障できる

三井住友銀行のクロスサポート

 

また、共働きでペアローンを組む場合には、どちらかに万が一のことがあっても、残される側のローンは残りますが、こちらの「クロスサポート」をつければ、どちらのローンもゼロになります。

家計を1人で支えることになると、経済的な負担は一気に増えるので、こちらの保障でローン負担がゼロになれば、その後の生活も安心でしょう。

 

こちらは金利に+0.18%でつけられる保障です。他行ではあまり取り扱っていないので、この特約が必要ならば、三井住友銀行の住宅ローンがいいかもしれませんね。

 

結論:どんな人に向いているか?

三井住友銀行は、

  • 一流の信頼できる金融機関で、対面で相談できる
  • 数千万円単位のお金が動く契約に対する安心感
  • 共働きで返済する場合のクロスサポート特約

といった点が優れている住宅ローンです。

 

そのため、

  • 信頼できる金融機関から、アドバイスを受けたい人
  • 大手銀行のサービスという安心感が欲しい人
  • ペアローンを検討している人

にはピッタリの住宅ローンと言えるでしょう。

まずは1度、確かめてみてください。

 

 

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この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

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