今回の動画は、「キューバ音楽入門。キューバ音楽の魅力とは?キューバのB’zやサザンはどこにいるのか?」ということで、やっていきたいと思います。
1、はじめに
この動画を作っているのは、5月末なのですが、現在のトランプ政権はキューバへの原油輸入を止めていて、国民の生活がかなり追い込まれています。
ただ、以前にキューバ革命の嘘という動画を作った時に、現在の社会主義政権というのは、国内のインフラはほったらかしにしているようです。

GAESAなどの政府系の国営企業が経済を牛耳っていて、そこで儲かった金もホテルなどのドルが稼げる観光業向けにしか使っておらず、道路は穴だらけ、送電線もボロボロで停電もしょっちゅうあるなど、そろそろ国として成り立たなくなってきた感じでした。
YouTuberのバッパ・ショータさんの動画を以前に見たのですが、私が旅行に行った2000年ごろの記憶と比べると、一般庶民の生活はもっと酷くなっているような印象ですね。
これらの国は、タックスヘイブンなどを使って、ロンドンなどの金融機関に金を預けてるところが多いですから、トランプ政権は、イギリスを潰すために、ベネズエラ、イラン、そしてキューバを潰すつもりなのでしょう。
そして、こちらの記事によると、キューバは夏頃には崩壊するだろうと見越して、準備を進めているとのことです。

もし、キューバの社会主義政権が倒れれば、キューバのミュージシャンももっと自由に海外で活躍できるようになるのかもしれません。日本への来日も増えるのではないか?と期待しています。
ただ、来日が増えても、席が空いたままでは困るので、キューバ音楽に目覚めて、30年近くになる私が、キューバ音楽を1mmも知らない人たち向けに、日本のミュージシャンに例えてざっくりとご紹介するのが今回の動画になります。
このチャンネルは、いつもは政治や経済の話題が多いですが、キューバ音楽を紹介してくれているチャンネルや、動画が全く見当たらないので、このままでは10年経っても、誰もキューバ音楽を紹介する動画が出てこないような気がしたので、こんな無茶な企画をやることにしました。
愛好家の方から見ると、異論は当然出るでしょうが、そういうのはコメント欄でぜひ教えてください。ただし、ここに出したように、ビジュアルだけで、もうツッコミどころが多い内容となってますので、ビジュアル面でのクレームは不可とさせてもらいます。
あと、ミュージシャンへの敬称は省略していきますので、その点もご了承ください。
それと、今回の記事では、踊れるサルサバンドを5組紹介していきますが、しっとり聴きたい系のミューシャンは後編でやりますので、そちらもチェックしてみてください
それでは、参りましょう。
2、踊れるキューバグループ5選
まずは、初心者におすすめの踊れるキューバ音楽、特にサルサと呼ばれるジャンルにおいて、5組ご紹介していきます。
全ての男性がサルサを学ぶべき理由
サルサとは、男女のペアで踊る時のラテン系の音楽のことです。キューバだけでなく、中南米で広く聴かれているジャンルですね。社交ダンスをもっと腰を振りながら踊るようなイメージです。40代以上ですと、ランバダといえばわかる人もいるかもしれませんね。イメージ的には似てると思います。
また、今年のスーパーボールのハーフタイムショーを見た人ならわかると思いますが、レディ・ガガが歌ってた「Die with a smile」という曲が、サルサバージョンでした。
そういう感じです。

それで、これは私の持論なのですが、日本人のすべての男性は、サルサを学ぶべきだと思っています。
というのも、男性にとってサルサとは、「女性を楽しませる技術」だからです。
単に一つの音楽ジャンルというだけではないのです。
世の男性のうち、どれだけの割合の人が「女性を楽しませる技術」を持ってるというのか?いやない。
というわけで、その技術を身につけさえすれば、女性と仲良くなれる可能性が、ググッと上がるはずです。
しかも、サルサダンスは、技術ですから、地道に練習すれば上手くなります。
野球やサッカーなんかのスポーツや、ギターの演奏、イラストを描けるようになること、ゲーセンで太鼓の達人で高得点を取る、などなど、テクニックを磨くという、あらゆる分野のものと同じなのです。
なので、口下手だとか、奥手だとか、そういう人ほどサルサをやるべきだと思いますね。だって、練習中に、気の利いたことをしゃべる必要ないですからね。
どうやったら上手く踊れますかねー、みたいな、共通の話だけなので、気まずさを感じる必要もありません。
東名阪と福岡あたりの大都市なら、サルサ教室はいろいろあると思うので、ぜひチャレンジしてみてください。
というわけで、おそらく、100人中2人ぐらいのやる気を引き出せたと思うので、ここから5組紹介していきます。
(1)Adalberto Alvarez y su son
まず1組目は、アダルベルト・アルバレス イ ス ソンです。
キューバのサザンオールスターズですね。この画像の人が、アダルベルトで、桑田佳祐みたいな、偉大な作曲家でもあります。

次に紹介するロスバンバンというバンドの方がサザンだろ、と考えてた人もいると思いますが、桑田佳祐は誰か?というところで、こちらとさせてもらいました。
それで、代表曲はいろいろあるのですが、Vivir lo nuestro という曲がありまして、これがサザンのいとしのエリーのように、広くカバーされています。
特にマークアンソニーとインディアのカバーはすごい有名で、Spotifyで2.5億回以上再生されており、まるでレイ・チャールズのエリーマイラブみたいな扱いなんですね。なので、この辺りのこともあって、こちらのバンドをサザンとさせてもらいました。
それで、おすすめの動画なんですが、2つありまして、1つは、2020年のライブで、音楽活動45周年ということで、キューバの超一流アーティストが集まって、アダルベルトの往年の名曲を演奏するという、NHKのうたコンみたいな感じの雰囲気のコンサート動画です。
老若男女が集まって、楽しげに踊ってる姿も映し出されていて、本当に長いこと、愛されてきたんだなということがわかります。
そして、もう1つが下の画像のサルサダンスの動画です。流れている曲は、「deja la mala noche」という、ノリノリな曲で、個人的にはYouTubeで見たことのあるダンス動画の中で、一番好きなやつです。こんな風に踊りたい人生だったなと、いつも思いながら見てます。
サルサを踊るということが、どういうことなのか?イメージできると思いますので、習ってみたいと思った人は、必見の動画となっています。
(2)Los Van Van
2つ目のバンドが、ロスバンバンです。
キューバの国民的バンドと言ったら、こちらを思い浮かべる人の方が多いでしょう。リーダーのフアン・フォルメルは死んでしまいましたが、息子のサミュエルがドラムで跡を継いでます。

キューバのB’zというのが、今のところの私の結論です。
それで、代表曲はEsto te pone la cabeza mala という曲で、これはSpotifyでも900万回以上再生されてるヤバいやつです。
B’zでいうところの、「Ultra Soul」のようなポジションの曲と言えばいいでしょうか。これが流れ始めると、みんな気が狂ったように踊り始めます
じゃあ、稲葉浩志は誰なんだ?ということなのですが、それがこの画像の左から3番目の背の高い黒人のおっさんのロベルトンです。
この人のボーカルは本当に凄くて、歌が上手いジャイアンがキューバで生まれたら、こんな感じだろうなと思うような、パワフルで煽り成分マシマシの歌声の持ち主です。
このロベルトンという、歌の上手いジャイアンを日本で例えたらどうなるのか?ということに悩んでしまい、結論として、B’zの稲葉さんとなったわけです。

それで、ロスバンバンのおすすめは、ライブアルバムですね。特に1990年代から2000年代ぐらいのライブアルバムは、みんなメンバーが若いので、原曲よりも1.2倍から1.3倍ぐらいの速度で演奏しまくって、煽りまくってるのが多い印象です。
日本にも2024年にきてまして、私もみましたが、まあ大変でした。
また数年後に来ると思うので、一度ライブを見てみたい方は、一度チェックしてみてください。
ここに載せたリストは、概要欄にリンクを貼っています。
Esto te pone la cabeza mala のライブバージョン
Quien no ha dicho una mentira のライブバージョン
Deja la ira のライブバージョン
(3)Alexander Abreu y Havana D’Primera
3組目は、アレクサンデル・アブレウ イ ハバナ ドプリメーラです。
現在のキューバンサルサのリーダー的な存在だと思います。2013年に来日して、私も東京で見ましたが、まあ大変でした。この真ん中のゴツい兄ちゃんが、リーダーのアレクサンデルです。歌声がパワフルで、たまに吠えるので、子供が聞いたら泣く勢いなのですが、すごい盛り上がりました。

しかも、トランペットも吹くので、無茶苦茶かっこいいです。
キューバのミスチルと言える存在だと思っています。
というのも、このバンドは、社会派的な歌を歌ってるからです。
ミスチルの櫻井さんは、バンクバンドという、チャリティ的な要素のバンドもやってますよね。
代表曲にMe dicen cuba があるのですが、ミスチルの「Hero」的なポジションの歌かな?と思ったりしてました。
このバンドも、すごいイカつい親分みたいなリーダーのバンドですが、MVを見ると、本当にキューバの庶民の生活を映し出してるものが多くて、キューバ大好きな感じを全面に出している印象が強いです。

また、コロナの時に外出が自粛となった時にも、ステイホームを呼びかける曲を作ったりするなど、一緒に頑張ろうぜ!みたいな活動も多いですし、過去の名曲のカバーをしたり、若い人たちとコラボをして引っ張り上げたりなど、本当にキューバ音楽を盛り上げていこうと気持ちが強い感じなんですよね。
なので、そういう自分達の音楽だけでなく、社会にも目を向けて活動をしているようなところにミスチル味を感じました。
Me dicen Cuba(MV)
Al final de la Vida
Quiero verte otra vez(MV)
(4)LOS 4
4つ目が、ロス4です。
これは、キューバのエグザイルですね。スペイン語圏のヒップホップはレゲトンというのですが、キューバのヒップホップは、クバトンと言われます。

このロス4は、そのクバトングループになります。
ただ、このグループは、すでに海外に移住して活動をしているようですね。それで、代表曲に「Historia entre tus dedos」があるのですが、
これは、ジャンルカ・グリニャーニというイタリアの歌手が、30年ぐらい前に、この曲をスペイン語で歌って、中南米で無茶苦茶ヒットしまして、それをカバーして、こちらも大ヒットしたという経緯があります。Spotifyで5000万回以上再生されてます。
EXILEも、ZOOの「Choo Choo TRAIN」をカバーして大ヒットさせましたよね。
クバトンもエグザイル系のグループも、若い人たちに人気ですし、イカつい感じも似てるし、売れそうな曲のカバーも手がける嗅覚もあるということで、キューバのEXILEとさせてもらいました。
それで、このグループのリーダーは、この水色の革ジャンを着てるホルへで、プロデュースとラップ担当なのですが、歌ってる最中に笑い声を差し込むんですよね。
私はたまにしかヒップホップとかラップは聴かないのですが、歌いながら笑い声を入れるミュージシャンは、聴いたことがなかったので、その点も新鮮でした。
それと、EXILEのアツシって、顔がイカついのに、声がすごい綺麗じゃないですか?この右側の黒人のゴツいにいちゃんも、名前はわからないのですが、ものすごく声がキレイなんですよね。その辺りにも、エグザイル味を感じました。

それで、おすすめの動画ですが、ロス4は、サルサバンドともいろいろとコラボをやってまして、先ほどご紹介したアレクサンデル・アブレウともこちらの動画の曲を一緒に作ってます。
嵐で櫻井くんがラップを担当するようになって、一気にジャニーズの曲が洒落た感じになったように、サルサもラップが入ると、一気に現代的になっていく印象があります。
こちらは、とあるダンススタジオの動画ですが、ロス4の曲に合わせて、イカついにいちゃんと、子供達がやべえ体の動きで踊っているものになります。おすすめです。
Yo Represento
(5)BAMBOLEO
そして5組目が、バンボレオです。
このバンドは現在も活躍してますが、私がハマっていた2000年前後のキューバンサルサの中で、もっともスタイリッシュでカッコイイバンドだったので、ご紹介させてもらいます。

村上龍さんが、2010年代の半ばぐらいまで、毎年品川のステラボールにキューバのミュージシャンを招待してライブをやっていたのですが、その時によく来てたのが、このバンボレオです。
Jazzっぽいカッコよさがあって、活動初期のボーカルの女性2人がこんな感じのスキンヘッドで、リーダーもサングラスをかけると、クレージーケンバンドの横山剣みたいな、イカつくて怪しい雰囲気を醸し出してました。
キューバンサルサは、観客を踊れ踊れと煽り散らかしながら演奏するので、ボーカルが男性のグループが多いです。
そこにスキンヘッドの女性2人が、颯爽と現れたので、すごい新しい感じがありました。女性の尖ったカッコ良さみたいなものを前面に出してたような気がしますね。
なので、キューバのM-flo 的な存在だと思います。あとは、この画像の右側のハイラは、queen of HipHop の後の安室奈美恵みたいなイメージですかね。
2000年前後の当時、M-floのリサとか、HipHopに行った後の安室奈美恵とか、あとはUAなど、なんか尖った感じのかっこいい女性が多かった印象があるのですが、そこにシンクロしてるような気がします。

それで、おすすめのアルバムは、こちらの「Yo no me parezco a nadie」です。
2枚目のアルバムなのですが、1曲目の「Opening Estudio 10」は、ライブの最初にやる曲で、踊れるジャズっぽい雰囲気を出しまくってきます。
そして、アルバムと同じタイトルの2曲目が、このバンドの代表曲なのですが、この曲で、学生時代に行ったメキシコの日本人宿で、いつもサルサの練習をしてました。
そういう思い出深い曲なのですが、ジャズっぽいスタイルのバンドなので、今聴いても全然古さを感じないですね。当時のキューバンサルサの最先端を切り開いていたバンドだったと思います。
それで、バンボレオというか、初代ボーカルだったハイラでおすすめのアルバムが、こちらのDeep Rumba です。

キップ・ハンラハンという、アメリカのプロデューサー兼パッカーショニストのプロジェクトに参加した作品なのですが、この中の「Quimbara2000」という曲で歌ってます。
セリア・クルスのquimbaraという曲のカバーなのですが、ほぼパーカッションとベースと歌声だけで構成されてる曲で、まあ聴いてると大変なことになります。
体温が2度ぐらい上がります。
中学とか高校時代に、和太鼓の演奏を聞かされた経験のある人って、そこそこいると思うのですが、和太鼓を生音で聞くと、胸とか肺とか、内臓に響いてきますよね。
でも、和太鼓だけの演奏だと、メロディがないので、どこで終わるのかよくわからなくて、次第にしんどくなってきたり、意識の置き場に困るというか、ただただ、太鼓の音や鼓動に身を任せるしかない、みたいな状況になったりすると思います。
私がそんな感じでした。
しかし、このquimbara2000は、ハイラの歌声というメロディがありますから、体全体で打楽器を浴びながらも、歌のストーリーに飲み込まれていくというような、やばい体験をすることができます。
実はこれを南青山のBlueNoteで聞いたことがあります。25年ぐらい前の話です。
BlueNoteというのは、主にジャズを聴くような場所らしいので、お酒を飲めるテーブルと椅子が並べてあって、みんな洒落くさく座って聞いてましたね。
私は最前列に座ってて、もう踊りたくて踊りたくてしょうがなかったのですが、後ろの人たちがそうやって座ってたので、「なんでこんなノリノリな曲聴いてて踊りたくならないんだよ!」と内心ムカついてました。
ですが、最後にこの曲を演奏し始めて、ハイラが「みんな、立って踊って!」と呼びかけてくれたおかげで、堂々と踊り狂うことができて、満足して帰ったという思い出があります。
ライブ映像はありませんでしたが、この曲はYouTubeにアップされてましたので、ぜひ聞いてみてください。体温が1度か2度、上がるのを実感できると思います。
というわけで、前編はここまでです。後編はこちら








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