はいどうも、ゴトウです。
今回の動画は、キューバ音楽入門の後編です。
1、しっとり聴けるキューバ音楽5選
私自身も50前後になって、イヤホンで音楽を聴いてると、鼓膜が弱ってきているからなのか、もっと刺激の少ない、綺麗な曲を聴きたいという気分になってきました。
そんな人のために、ここからは、一人でしっとりと聴けるキューバミュージシャンを5人ほど、ご紹介していきます。
早速参りましょう。
(1)Ibrahim Ferrer
まず一人目は、イブライム・フェレールです。
イブライムは、1999年に公開されたブエナビスタソーシャルクラブという映画で歌っていた男性ボーカルです。キューバの登川誠仁だと、個人的には思っています。沖縄民謡のレジェンドですね。

映画の中では、バックコーラス時代の若い頃の歌声も聴けたのですが、正直、若い頃のイブライムの声にはピンと来てませんでした。
ですが、歳をとって一気に、唯一無二の歌声になった感じがしますね。

それで、おすすめのアルバムは、こちらのイブライム・フェレールというアルバムで、
「Cienguegos tiene su guaguanco」は、映画の予告でも使われてましたし、ブエナビスタの曲で、一番有名な曲です。
それ以外にも、「Aquellos oojs verdes」や「como fue」「Silencio」あたりは、しっとりと聴ける良い曲だと思います。
特に「Aquellos ojos verdes」は、「花様年華」という映画が、公開25周年ということで、5月から全国でリバイバル上映されているようなのですが、ここで流れてくるナット・キング・コールの「Aquellos ojos verdes」と同じぐらい、雰囲気が出てて、個人的には好きですね。
そういうノスタルジックな映画世界に入り込みたい人には、こちらのアルバムはおすすめです。
Como Fue
Silencio
(2)Cesar Portillo de la Luz
二人目が、セザール・ポルティージョ・デ・ラ・ルスです。
この人は、キューバの坂本九 的な人だなと思います。

代表曲に「Contigo en la distancia」があるのですが、これが「見上げてごらん夜の星を」のように、星空を見上げながら歌ってるような雰囲気があります。
「見上げてごらん夜の星を」は、多くのミュージシャンがカバーしてますが、こちらも世界中のミュージシャンによってカバーされるほど有名です。
それで、セザールの原曲ももちろん聴いて欲しいのですが、セザールの声は太いので、もうちょっと聴きやすい歌声を求める人は多そうだなと思います。

そんな中、聴きやすい動画を3つほどご紹介します。
1つ目は、ルイスミゲルのカバーで、これはイケメン枠が綺麗な声で歌ってるのを聴きたい人向けです。
2つ目は、アンドレア・ボッチェリで、ガチのテノールの歌声で聴きたい人はこちらがおすすめですね。
3つ目は、小野リサで、カフェで聴く雰囲気でしょうか。この辺りが、しっとり聴くのにちょうどいいように思いました。
(3)Bola de Nieve
三人目が、ボラ・デ・ニエべです。
1930年代から60年代にかけて、キューバやメキシコなどの中南米で活躍した、ピアノの弾き語りスタイルの音楽家です。

この人の歌声は、本当に優しくて、聞き惚れてしまいます。日本人で、優しい歌声でピアノの弾き語りをするのは、KANだと思ってるので、キューバのKANのイメージです。
代表曲の「Si me pudieras querer」は、とても美しい曲で多くのミュージシャンがカバーしてますが、やはりBola de Nieve の優しい歌声には勝てないなというのが、正直なところですね。
また、「Ay Amor」も好きで、これも聴いてると心が洗われます。
それで、おすすめのアルバムなのですが、Bola de Nieve の曲は、いろいろな人がカバーしているのですが、優しい歌声の持ち主でないと、曲の良さが活かせないように感じます。

その点、こちらのブラジルの音楽家のカエターノ・ヴェローゾの弾き語りは、優しくて色気がある歌声なので、本当に聴き惚れてしまいます。
先ほどご紹介したセザール・ポルティージョの「Contigo en la distancia」も、このアルバムでカバーしてるので、おすすめですね。
(4)Omara Portuondo
四人目が、オマーラ・ポルトゥンドです。
この人が、キューバの美空ひばりです。

実は今回、いろいろ調べていく中で、最も驚いたし、絶対にこのテーマで動画にしなければいけないと思ったきっかけとなったのが、このオマーラでした。
イブライム・フェレールと一緒に、ブエナビスタソーシャルクラブの映画に出ていたので、日本でも知ってる人はそこそこいると思いますが、それでもあの映画は30年近く前なので、最近も追いかけている人はほとんどいないでしょう。
ですが、現在95歳でまだ歌ってます。
しかも、年々すごくなってます。バイオリンの名作は、経年変化によって木から水分が抜けていくことで、音が良くなっていくそうですが、オマーラの歌声がまさにそんな感じに思いました。
なので、美空ひばりが存命なら、おそらく今が絶頂期にあっただろうなと思いましたね。それぐらい、歌手の体というのは、楽器として進化し続けていくんだなと驚かされました。
「そんな素人が、歌声を聴いて、そんなところまでわかるんかい!」と訝しんだ人もいるかもしれません。
確かに、オマーラ一人で歌っていたら、ここまで凄さに気づかなかったと思います。
ですが、最近のオマーラは、共演する曲が多いんですね。
なので、自然と共演者の歌と比較してしまうのですが、そこで「オマーラ、すげえ」と気付かされた感じです。
決して声量が大きいわけではないのに、どの曲を聴いても、声の響きが違うのか、存在感が無茶苦茶でかくて、結局オマーラが主役になってしまうんです。

それがよくわかるのが、2023年にリリースされたアルバム「VIDA」です。
92歳で、いろいろな一流ミュージシャンと共演してますが、結局オマーラの存在感にみんな圧倒されてしまってる感じです。
しかも、テンポの速いサルサまで歌ってますので、全く限界が見えません。
また、左下の画像は、9年前の動画なので、当時86歳ぐらいだと思うのですが、スペインの人気歌手のナタリア・ラフォルカデとの共演動画です。
ラピュタのドーラおばさんとシータが30年後に共演してるみたいな、貫禄のあるおばあちゃんと、その孫みたいな雰囲気で、なかなかいい感じでした。
VIDAは映像が入ってないので、共演してる様を見たいという場合は、こちらがおすすめです。
それで、日本でも、北島のサブちゃんが、昨年YouTubeチャンネルを開設しまして、過去の動画を上げているようなんですが、引退してる場合じゃないなと思いましたね。
サブちゃんは89歳ですが、オマーラを見てると、まだ行けるよと、その先にまだ追求すべき道があるよと、思わされました。
また、玉置浩二が、何かの動画で喋っていたのですが、歌手は50歳になってからが本番だと、先輩に言われてたという話をしていました。
なので、玉置浩二は、おそらく、80歳になっても90歳になっても、その道を追求し続けるでしょうから、これから20、30年は、ピークを更新し続けるのではないかなと思いますね。
(5)Javier Olmo
そして最後の五人目は、ハビエル・オルモです。
ハビエルは、村上龍が発掘した天才歌手で、映画「KYOKO」でも歌ってました。

初めて曲を聴いた時には、女性かと思ってしまうほどに、性別がよくわからない歌声で、20歳前後で聞いた私は、かなりやられてしまいましたね。
日本人で例えるのは、本当に難しいのですが、あえていうなら、「ワインレッドの心」を歌っていたあたりの玉置浩二みたいな感じでしょうか?
それで、おすすめのアルバムと言っても、1枚しか出てないのですが、Spotifyなどで登録はされてないようです。
なので、このジャケットのアルバムを見かけたら、ぜひ一度、手に取ってみることをお勧めします。ブックオフとかで売ってたらラッキーですね。
ただ、YouTubeにもこのアルバムから3曲ほど、誰かがアップしてるようなので、
今のところ聞くことはできます。その中でもお勧めはアルバムのラストの曲の
「Se Fue」です。
というわけで、今回はキューバ音楽入門編ということで、5組の踊れるグループと、五人のしっとり聴けるミュージシャンをご紹介してきました。
前編を見てない人はこちらからどうぞ。







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