今回の動画は、「水戸黄門的な展開のエプスタイン・ファイル。吠えない犬と呼ばれたトランプは、実はお銀だった!?」ということで、やっていきたいと思います。
(この記事は、YouTube動画の元原稿になります)
1、はじめに
11月18日に、アメリカ下院議会で、エプスタイン・ファイルの公開を義務付ける法案が可決されました。投票結果は、427対1という圧倒的賛成多数での可決であり、上院での反対者もなく、トランプ大統領に法案が送られ、署名によって法律が成立しました。

エプスタイン事件とは、ジェフリー・エプスタインが、未成年の女性を囲って、政治家や経済界などの重鎮にあてがっていたという事件で、2019年に逮捕、起訴されたものの、拘置所で謎の自殺を遂げたことで、誰が未成年女性とあれをしていたのか?が、明らかになっていなかった事件です。
トランプ氏は、昨年の選挙期間中に、エプスタインファイルの公開を公約に掲げていましたが、就任後は、不自然な「知らぬ存ぜぬ」を通してきて誤魔化してきました。
それで、多くの人がブチギレて、超党派でこの事件の全容を明らかにすべきだと盛り上がり、今回の法案の通過、ファイルの公開にまでこぎつけることができました。
今回の動画では、トランプ政権がいかに、不自然な動きをしてきたのか?そして、その目的と、これから起こることについて、考察していきます。
それでは、参りましょう。
2、エプスタインファイルに関する経緯

今年の8月にも、エプスタインファイルについては、動画にしたことがあるので、一部重複するのですが、最初に、今回の一件について、いかにトランプ政権がナメ腐った動きをしてきたのか?について、説明していきたいと思います。
話は、昨年の2024年6月にまで遡ります。
大統領選挙期間中に、テレビのインタビューで、エプスタインファイルの公開をするつもりがあるのか?という質問に対して、より多くの情報を公開すると発言していました。

トランプ氏は、当時、庶民の味方のような売り込み方をしてましたし、MAGA派の人たちも、この件については、とても怒っていましたので、トランプ氏が熱狂的に支持される理由の1つとなったと思います。

そして、今年1月にトランプ政権が始まり、FBI長官に任命予定だったカッシュ・パテル氏が、議会の承認公聴会でエプスタイン事件についての暴露を約束しました。
捜査機関の長も、トランプ氏に近い、ゴリゴリの人が任命されたので、エプスタイン・ファイル公開がもう直ぐだと期待する人も多かったと思います。

そして、2月21日には、パム・ボンディ司法長官が、顧客リストの公開について質問されたところ、私の机の上に置いてあるので、あとはトランプ氏からの指示待ちです。と答え、いよいよ誰がやらかしていたのかが明るみになると、多くの人が期待して待っていました。

そして、2月27日に、フェーズ1ということで、ネット上に公開するのではなく、15人のインフルエンサーに、物理的なファイルを渡しました。
しかし、その中には、特に目新しい情報はなく、肩透かしを喰らってしまいました。
後の、ボンディ長官は、FBIや検察官が、新しい情報を遣さなかったからだと言い訳をして、雲行きが怪しくなっていきます。

その後、2ヶ月ぐらい音沙汰なしだったのですが、5月に、なんで公開しないんだとボンディ長官に詰め寄ったところ、エプスタイン・ファイルの中にやばいビデオがいっぱいあって、被害者もたくさんいるから、きちんと精査しなければいけないんですと釈明し、
いやいや、そういうのはいいから、誰が客だったのかを教えてくれよとツッコまれ、さらにトランプ政権への不信感が高まっていきました。

それから、さらに2ヶ月後の7月7日に、司法省から、エプスタイン・ファイルについて、顧客リストらしきものはありませんでした。それと、エプスタインは自殺でした、と発表され、トランプ支持者もぶちぎれました。

さらに、翌日の7月8日にトランプ氏が逆ギレして、「まだこの男のことを言ってるのか?信じられない」と発言し、え?トランプ、どういうこと?とみんな、何が起こっているのかが理解できない状況へと進んでいきます。

さらに、12日には、FBI長官のパテル氏も、トランプ氏に同調し、エプスタインファイルを公開しないことについても、責任をとって辞任することはないと否定しました。

翌日、13日には、司法長官のボンディ氏をトランプ氏が絶賛します。
のらりくらりと公開を交わしてきたボンディ氏を擁護したわけです。

さらに15日には、記者からのエプスタインファイル、どうすんの?と聞かれたところ、
「まだそんなことを言ってんの?」と返答し、もうその件は終わった、ぐらいの雰囲気を醸し出していました。

さらに、16日には、エプスタイン事件のいろいろな疑惑については、極左の民主党の仕業だと責任転嫁し、支持者のMAGA派の人たちに対しても、まだグズグズ言ってる弱虫がと、逆に挑発するぐらいのことをしていました。
ここまで来ると、
「トランプは、初めから、ファイルを公開するつもりがなかったんだ。嘘つきだ」
「トランプも、エプスタイン事件に絡んでいるから、公開できないんだ。あいつもか」
「エプスタインは、イスラエルと繋がっているから、イスラエルを守るために、公開できないんだ」
などなど、いろいろな疑惑が盛り上がっていきます。

そんな中、経済メディアのウォール・ストリート・ジャーナルが、2003年にあったとされるトランプ氏からエプスタインへの手紙を公開しました。
その内容が、卑猥なものだったため、エプスタインとトランプが、やっぱりそういう関係だったんだと話題となりました。

そうしたら、次の日の18日に、トランプ氏が、WSJに対して、事実無根だと名誉毀損で、なんと200億ドル、3兆円を要求して提訴をしました。
これによって、やっぱりトランプとエプスタインは、そういう仲だったんだ。だから、それをこれ以上騒がせないために、訴訟をちらつかせたんだという印象が広がりました。

さらに、7月22日には、エプスタインファイルの公開についての採決を阻止するために、下院議会は、早めに切り上げて、妨害まで行いました。
というわけで、ここまでの動きを見てもらってもわかるように、いかにトランプ氏が強引に、この件について、揉み消そうとしてきたのかが分かりますよね。
トランプ氏の任期は、あと3年以上残っていますから、こんな調子で、逃げ切ることは、ほぼ不可能です。というか、来年の中間選挙すら危なくなるでしょう。
物価上昇が止まらず、景気も回復しないし、エプスタインファイルもあからさまなもみ消しをしようとしてきたということで、トランプ氏の支持率も4割前後にまで下がってきています。

そのため、民主党が若干復活しつつあります。
9月に行われたアリゾナ州の下院選挙でも、エプスタイン事件をもみ消そうとするトランプを批判した民主党の立候補者が選挙で勝利しましたし、
11月に行われたNY市長選、バージニア州、ニュージャージー州知事選でも、全部民主党に掻っ攫われてしまいました。

また、MAGA派の議員も、トランプ氏に反抗して、エプスタイン・ファイルの公開を求める法案を通そうと動き続けてきました。
そのため、今回の法案が通る直前まで、トランプ氏は、これらの議員に対して、裏切り者!とか、あいつらを選挙で落としてやる!とか、まあ無茶苦茶なことを言って、邪魔しようとしてきました。
しかし、結局、下院での投票にこぎつけ、トランプ氏も一転して、公開すると表明したので、いよいよ、これから1ヶ月以内に、エプスタイン・ファイルが公開されるというわけです。
3、トランプはクロなのか?

では、ここまで散々焦らしてきた今回の件について、トランプ氏はクロなのでしょうか?
エプスタインと一緒に、未成年の子とあれこれやっていたのでしょうか?
おそらく、それはないと考えられます。

というのも、もしトランプ氏がクロだったとしたら、昨年の大統領選挙中に、この件で訴えられていただろうからです。
昨年、トランプ氏は、本当にいろいろな訴訟に巻き込まれました。
不倫の口止め料の支払い記録の改竄とか、機密文書を持ち出して自宅で保管してたとか、フロリダの別荘の不動産評価が間違ってたとか、どうでもいいことでたくさん訴訟を起こされ、何百億円もの罰金を支払わせる判決が出ました。
これは明らかに、民主党側がトランプ氏の立候補を邪魔しようとしてたわけですから、そこでエプスタイン事件で後ろめたいことがあれば、確実に訴えられていたはずです。
しかも、FBIや司法省はバイデン政権下にあったわけですから、すべての捜査資料を見ることができていたわけですからね。
それでも、この件で訴えられなかったということは、何の証拠もなかったということなのでしょうし、これから公開される資料の中に、トランプ氏にとって不利になるような材料があるとは思えません。
衝撃の事実
それで、今回改めて、いろいろと調べてみたところ、実は、エプスタイン氏が逮捕されるきっかけとなる情報を提供していたのは、実はトランプ氏ではないか?ということがわかってきました。

こちらは、エプスタイン事件で被害者の弁護士をしていたブラッドリー・エドワーズという方のコメントです。
「トランプ大統領について言えることは、ただ1つ、2009年に私が多くの人々に召喚状を送達した時、
「とにかく話しましょう。
あなたが望むだけ時間はあげます。
必要なことは何でもお話しします」
と言ってくれたのは、彼だけだということです。」
以上です。
つまり、2009年時点で、エプスタインのやりたい放題について、いろいろと情報提供してくれていたのは、トランプ氏だけだったんですね。

さらに、今年9月に、マイク・ジョンソン下院議長が、エプスタイン事件について、FBIに情報提供したのは、トランプ氏だったと発言しています。

また、11月12日に、エプスタイン関連の文書、2万ページ分が公開されたのですが、この中に、2011年に送られていた、エプスタインのあるメールが入っていて、話題となっていました。
この部分を抜粋しますと、
「吠えていないあの犬こそ、トランプだということに気づいて欲しい。「被害者」は、私の家で彼と何時間も彼と過ごしたが、一度も彼の話は出ていない」
以上です。
公開されたメールでは、被害者名は伏せられていましたが、ここには、10月に自伝が発売されたものの、4月に自殺されてしまった、バージニア・ジュフリーさんの名前が入ると、ホワイトハウスが発表しています。
吠えない犬とは何か?
トランプ氏は、このメールの中で、”吠えていないあの犬”と呼ばれています。
この意味は何でしょうか?
シャーロック・ホームズの白銀号事件という作品があります。
この作品の中で、犯人が被害者たちの知人であるということがバレるのですが、その推理の根拠となったのが、犬が吠えなかったから、ということでした。
犯人が家に侵入してきた際に、知らない人であれば、吠えただろうけど、吠えなかったということは、いつも家に来る人だったからだろ?というわけです。
トランプ氏は、以前、エプスタインと仲が良かったと言われており、エプスタインがいない時にも家に入って来れたと言います。まさに、犬が吠えないような、そんな人物だったというわけです。
そして、ジュフリーさんはトランプ氏に、エプスタインが何をしているのかを教えたのでしょう。それをFBIに証言したことで、エプスタイン氏が捕まったと、そういうわけです。

つまり、トランプ氏は、水戸黄門で言うところの、由美かおる演じるお銀のような、そういう立ち回りをしてきた人なのです。
なお、この推理は、私独自のものではなく、Xでフォロワーが60万人いる、MJ トゥルース・ウルトラという方の投稿を参考にしています。
この投稿は、1000万回以上の再生がされており、1万回以上のリツイート、1000件以上のコメントがついていて、かなり盛り上がっていた内容です。なるほどなと思わせられた人は、結構いるようです。
実際、エプスタインが逮捕、起訴されたのは、2019年ですが、この時期はまさにトランプ政権です。被害者の弁護士に話したのは、2009年ですから、10年かけての逮捕劇だったということができます。
なので、トランプ氏は、むしろ、エプスタイン逮捕に積極的に動いていた大統領だったと言えるのではないでしょうか?
4、なぜ、ここまで焦らしたのか?

しかし、ここまで、エプスタイン逮捕を諦めなかったトランプ氏が、なぜこの動画の最初でご紹介したように、被害者やMAGAの支持者に対して、すっとぼけたような、舐めた態度を取り続けてきたのでしょうか?
その理由は、私が思うに、大きくは2つあります。
(1)イスラエルのための時間稼ぎ
1つ目は、イスラエルの時間稼ぎです。

エプスタインの愛人で、20年の懲役を喰らっている、ギレーヌ・マクスウェルという女性がいるのですが、この人の親父さんは、イスラエルのスパイだったと言われています。
なので、エプスタインはイスラエルとの繋がりがあると疑われており、このファイルが公開されれば、イスラエルがアメリカの政治家をどうやって脅してきたのか?と言ったことが明らかになってしまいます。
イスラエルは、アメリカからの軍事支援をもとに、ガザやヨルダン川西岸でやりたい放題やっていますので、ここでイスラエルへの支援が止まってしまうと、イスラエルの統一ができなくなります。
福音派の多くは、イスラエルが統一されれば、イエスが降臨すると信じているそうなので、これらの人たちからの支持も失ってしまいますから、イスラエル統一が完了するまで、時間稼ぎのつもりで、のらりくらりとやってきたのではないでしょうか?
(2)金融市場の崩壊を防ぐため
2つ目は、金融の崩壊を防ぐためです。
これまで、トランプ政権は、ビッグテックにAIへの投資を無茶苦茶やらせることで、AIバブルをさらに膨らませてきました。

その目的は、株高を演出することで、金持ちたちの邪魔が入らないようにすることで、自分たちのやりたいこと、例えば、イスラエル支援や、不法移民の追い出し、ベネズエラへの軍事的な威嚇などですね。
これらを強引にやるためだったと考えています。
しかし、エプスタインファイルが公開されると、いろいろな人たちの悪事がバレてしまいます。特に、NYは、金融業者が多いので、金融関係の大物経営者や、大企業の関与が疑われています。
もし就任早々に、公開してしまったら、一般大衆から見れば拍手喝采ですが、そのリストの中身が、あまりに広範囲で根深いものだとしたら、世界的な金融ショックへとつながる可能性だってありそうです。
そのため、公開の時期をコントロールしようと、こんな舐めた対応をしてきたのではないでしょうか?

ただ、もちろん、そうは言っても、国民の不満に対して、完全に蓋をすることは難しいですから、小出しにしてガス抜きをしてきた印象があります。
9月にエプスタイン50歳の誕生日を記念して作られた、キモい本の内容が公開されたとか、11月になって2万ページ以上の文書が公開されたとか、顧客リスト以外のものが、少しずつ出てきていました。

それで、逃げ出した人も何人かいます。
ハーバード大学の学長や、財務長官を経験し、現在はOpenAIの取締役をやっていたラリー・サマーズは、今回の件で大学教授を休職し、オープンAIの取締役も辞任して、表舞台からひっそりと姿を消しています。
ハーバード大学は、昨年も当時の学長が論文の登用疑惑で辞任してましたが、ロクでもない人間が学長になるというのが、ハーバード大学の伝統のようですね。

また、9月には、イギリスの駐米大使のピーター・マンデルソンも、9月のお誕生日ブックの公開を受けて、大使の職をクビになりました。
この人は、2002年から11年まで、エプスタインと深い付き合いがあったらしいです。
アンドリュー王子といい、マンデルソンといい、イギリスの貴族というのは、やはりロクでなしが多いのかもしれませんね。
なぜイギリスが、こういう制度を続けているのか?全く意味がわかりません。

そして、逃げ回っていたクリントン夫妻も、12月に証人喚問で呼び付けられています。10月にも来いと言われていたのですが、逃げ回っていたみたいで、今度無視したら、侮辱罪で起訴される見通しです。
とまあ、ここまで、追い込まれている人たちを見てきましたが、これらの人たちは、辞めようが捕まろうが、金融市場にとっては何の影響もない人たちです。
これらの人たちを大衆のおもちゃにして、なんとかやり過ごそうとしてきたのが、これまでだったのだと思われます。

しかし、今回のファイル公開の法案が通過するまでに、トランプ政権は、MAGA派からの支持を大きく失いました。
11月22日に、トランプ氏の熱狂的な支持者で、MAGA派のマージョリー・テイラー・グリーン氏が、議員辞職を表明しました。
今回の一件で、グリーン氏は、トランプ氏から裏切り者呼ばわれされるような、結構ひどい扱いを受けてきたのですが、アホらしくて辞めてしまいました。
11月のNY市長選挙、バージニア州、ニュージャージー州選挙でも、民主党が完勝しているように、かなりトランプ氏に対する支持や期待は落ちています。
おそらく、共和党内でも、トランプ氏から離反する動きがこれから出てくるのかもしれません。
最近、イーロン・マスク氏のアメリカ党の話が出てきていませんが、もしかしたら、MAGAがマスク氏と合流するという展開が、これからあるかもなと考えています。
この件については、改めて動画にしたいと思います。







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