お笑いダボス会議2026。今年は、無能とバカにするアメリカと、ドルを売るぞと脅す欧州 | イエ&ライフ

お笑いダボス会議2026。今年は、無能とバカにするアメリカと、ドルを売るぞと脅す欧州

youtube原稿

今回の動画は、「お笑いダボス会議2026。今年は、無能とバカにするアメリカと、ドルを売るぞと脅す欧州」ということで、やっていきたいと思います。

 

1、はじめに

1月19日から23日にかけての5日間、スイスでダボス会議が開催されています。

なお、19日はコンサートのみで、会議自体は20日で、政治家などのスピーチは20日以降になっています。

 

(参考:WEF)

 

ダボス会議とは、主に欧米諸国のエリートが集まって、世界をこれからどうすべきかとあれこれ考える会議で、まあ、これまで気候変動がどうとか、二酸化炭素は悪者だとか、くだらないことを掲げては、世界中に迷惑をかけてきた会議で、今年も懲りずにやってるようです。

なお、今年の全体テーマは「対話の精神」と謳っており、これまで欧米エリートが、世界中の人々の意見も聞かずに、好き勝手にいろんなことを決めて、評判が悪くなって居たので、一緒に話し合いましょう、話を聞きますよ、という意味で、対話の精神というテーマにしたのでしょう。

 

(参考:X)

イギリスの政治家

トルドー元首相

ビル・ゲイツ

ラガルド総裁

 

ところが、ダボス会議に集まってきたエリートたちに、世界中の独立系の記者がインタビューをしたところ、都合の悪い話は全部ガン無視してて、全く対話する気がないということがバレてました。

イギリスの政治家は、移民犯罪についてどう思うかと聞かれて、答えをはぐらかし、カナダのトルドー元首相や、ビルゲイツも、あれの接種後に、人がバタバタ死んでんですけど、どうするつもりですか?と聞かれて、何も答えずにスタコラ逃げていくような有り様で、全く対話の精神なんてものが微塵もないことが露呈して居ました。

 

(参考:BBC)

 

また、今年のダボス会議は、過去1やばいという前評判でもありました。

というのも、今年早々にトランプ政権が、グリーンランドをアメリカ領にすると宣言してて、それに欧州各国が反対をしてきたので、じゃあ関税を10%かけてやる、6月からは25%に上げるからな!と言われて、大混乱になって居たからです。

 

昨年のトランプ氏は、WEBでの会議参加でしたが、今年はトランプ氏だけでなく、ベッセント財務長官や、ルトニック商務長官なども一緒に参加するということで、トランプ政権として、ダボス会議に殴り込みにくる気満々でしたので、

これまではヘラヘラしながら、適当なことをしゃべって内輪の人たちから、すごーい、えらーいと褒めてもらってたエリートたちも、何を言われるかわからないという状況になって居たのです。

 

(参考:Forbes)

 

そのため、今回のダボス会議には、デンマークのフレデリクセン首相や、イギリスのスターマー首相は欠席しました。

グリーンランドくれよと、面と向かって凄まれたら、キッパリと断れる気がしなかったのでしょう。

 

イギリスのスターマー首相も、グリーンランドの件では、トランプ氏と対立してましたし、最近はイギリスがチャゴス諸島をモーリシャスという国に返還することになって居たのですが、今になってトランプ氏が、こんなことはあり得ないと批判し始めて、イギリスとの関係悪化が進んでいましたので、今会ったら、何を言われるかわからないとびびったのでしょう。

 

(参考:Yahoo!ニュース)

 

また、日本や韓国はどうかというと、これまたスルー気味でしたね。

これから解散総選挙があるから、ということもあると思うのですが、日本からの出席者は、片山財務省や赤澤経済産業相、小泉防衛相など、閣僚級の人たちが何人か行ったぐらいでした。

 

今年は前評判から、トランプ氏が欧米のグローバリストをタコ殴りにする会だと見られて居たので、日韓首脳はニヤニヤしながら、定食屋でテレビ中継を見るような感じで、外野から見ている感じなのでしょう。

今回の動画では、グローバリストとキッパリと縁を切ったトランプ政権が、欧米のグローバリストの総本山に殴り込みに行った結果、どんなことが起こっているのか?そして、これからどうなるのか?について、考察していきたいと思います。

それでは、参りましょう。

 

2、オワコンで、バカにされるダボス会議

まず今年のダボス会議は、昨年までやってた、クラウス・シュワブというエロジジイが、セクハラと横領疑惑で逃げ出したので、今年から新体制になっています。

 

(参考:X@wideawake_media)

 

それで、共同議長として世界最大の資産運用会社のブラックロックのCEOのラリー・フィンクがスピーチをしたのですが、もうこの会議は時代遅れだとぶっちゃけてました。

一部抜粋しますと、

「世界は今、私たちが作ろうとする未来に、ほとんど信頼を寄せてません。」

「世界経済フォーラムが今後有用であり続けるためには、その信頼を取り戻さなければなりません。」

などなどです。

 

そのため、現在はスイスで行われているこの会議は、アメリカのデトロイトや、アイルランドのダブリンなどの、別の場所に移すべきだという話も出てきているようです。

 

(参考:X@CommerceGov)

 

それで、面白かったのが、ハワード・ルトニック商務長官のスピーチです。

この左側の画像は、アメリカ商務省のXアカウントから投稿されたものです。

そこに書かれている内容を抜粋しますと、

 

「トランプ政権と私は、ここで非常に明確な点を強調するためにきました。

 グローバル化は西側諸国とアメリカ合衆国を裏切りました。それは失敗した政策です」

(参考:X@CommerceGov)

以上です。

 

意訳すると、

「私はお前ら、ダボスに来てる連中の存在価値はゼロだと、バカにするために、ここに来ました」

という感じでしょうか。

 

ダボス会議は、グローバル経済、自由貿易万歳という人たちの会議ですから、そこにお前らは間違ってると言いに来たわけですから、ムカつかないわけがありません。

そのため、ルトニック長官のスピーチの最中はヤジが飛び交い、その日の夕食会は、気まずい雰囲気だったようで、ルトニック氏はさっさと切り上げたそうです。

ちょっと面白すぎる展開となってますね。

 

(参考:CNBC)

 

このように、トランプ政権はかなりふざけた、舐め切った感じで参加して居ますので、俺たちのマクロンも、悪ノリして、変なサングラスをかけて会議に参加して、なんか喋ってました。

トランプ氏に対して、「そんないじめっ子みたいな真似はやめろ!こっちだって、報復関税をやっちゃうぞ!」みたいな感じの、子供の喧嘩のようなノリで参加していたようです。

 

この変なサングラスは、トランプ氏がスピーチした時にも、素敵なサングラスのマクロンといじられてましたね。同じ77年生まれの私としては、48歳のおっさんが、ヘラヘラしながら大統領をやってる姿を見ると、楽しそうで何よりだと、元気をもらえます。

それで、翌日の21日には、トランプ氏がダボスに到着して、1時間半のスピーチを行いました。

 

(参考:グローバルニュース)

 

昨年の9月の国連総会のスピーチのあたりから、アメリカは今絶好調だ!俺はすごい!みたいな、嘘なのか本当なのか、本気なのかわざとなのか、判断に困る内容が散りばめられているので、話半分に聞かなければいけないと思っているのですが、それでも、今回のスピーチでも、個人的には3点、重要だなと思ったことをあるので、ご紹介します。

 

1つ目は、欧州はバカだという批判ですね。

移民の受け入れで治安が悪化したり、気候変動詐欺に金を出し続けて、どんどん国力が低下していく姿を見て、本当にお前ら、いつになったら、その頭を真面目に使うの?と徹底的にバカにしてました。

 

2つ目は、グリーンランドについてです。

今回のトランプ氏のスピーチで、みんなが最もビビっていたのはこの点だと思いますが、武力侵攻はしないし、関係国と話し合っている最中なので、いい感じに合意に達するだろうと喋ってました。

これを受けて、翌日の株式市場はだいぶ戻した感じがありますね。

 

3つ目は、アメリカ国内のグローバル企業に対する規制強化です。

具体的には、軍需産業の自社株買いの禁止、機関投資家による戸建て購入の禁止、カードローンの金利の引き下げを挙げてました。

 

アメリカは、左翼リベラルが無茶苦茶やってきたのもそうですが、共和党支持の軍需産業や、共和党、民主党どちらにも金を出してきた、機関投資家や金融機関も、アメリカの国力低下に貢献してきた感じがあります。

高いローン金利や、高い家賃で、一般庶民から金を吸い上げてきた会社ほど、デカくなってますからね。なので、これらの企業に対して、やりすぎるんじゃねえと規制に動くのは、正しい方向性だと思います。

 

とまあ、このように、トランプ政権がダボス会議に乗り込んできて、グローバリストをタコ殴りにすると期待していたものの、この動画を作っている、1月22日現在においては、そこまで荒れた感じにはなってませんでした。

ですが、いろいろと他の人たちの動きを見ていると、今回のダボス会議で、最も重要なポイントは、別のところにあったように思います。

ここからは、この点について、もう少し深く解説していきます。

 

3、今回の主役のカーニー氏のスピーチ

今回のダボス会議で、最も重要な人物、それはおそらく、カナダのカーニー首相だったと思います。

 

(参考:ガーディアン)

 

というのも、今回のカーニー首相のスピーチは、直接宣言したわけではありませんが、ダボス会議に参加しているグローバリストたちに対して、ドルを売ろうぜと呼びかけたものだったからです。

ここからは、カーニー首相のスピーチ内容を見ながら、この点について考察していきます。

 

カーニー首相のスピーチは、トランプ氏が来る前日の20日に行われており、そのスピーチは、スタンディング・オーベーションを受けるほどの高評価だったようです。

その理由は、アメリカのやりたい放題に対して、グローバリズム国家のみんなで頑張っていこうぜ!という感じのメッセージが含まれていたからです。

 

イギリスのスターマー首相は逃げ隠れてますし、フランスのマクロンはふざけたサングラス野郎ですし、ドイツのメルツ首相のスピーチは22日なので、誰もトランプ氏に対抗するようなことを言ってくれません。

そこで、カーニー首相が、バシッと言ってくれたということで、「よくぞ言った!」みたいな感じに捉えられたのだと思います。

海外メディアのカーニー首相に対する評価は、そんな感じの印象です。

 

ですが、そのスピーチ内容を見てみると、それだけではない可能性が含まれています。

ちょっと長いですが、この部分について引用していきます。

 

(参考:グローバルニュース スピーチ全文)

 

「1978年、後に大統領となるチェコの反体制活動家ヴァーツラフ・ハヴェルは、『無力な者の力』というエッセイを書き、その中でシンプルな疑問を投げかけました。

共産主義体制はどのようにして維持されてきたのか?

そして彼の答えは八百屋から始まりました。

毎朝、店主は窓に『万国の労働者よ、団結せよ』という看板を掲げる。

彼はそれを信じているわけではない。誰も信じていない。

しかし、トラブルを避けるため、従順を示すため、そして仲良くやっていくために、とにかく看板を掲げる。そして、あらゆる通りのあらゆる店主が同じことをするからこそ、このシステムは存続するのだ。」

 

もう少し続きます。

 

(参考:グローバルニュース スピーチ全文)

 

「暴力だけでなく、一般の人々が、内心では偽りだと知りながら、儀式に参加することによって。ハヴェルはこれを『嘘の中で生きる』と呼んだ。

システムの力は、その真実性からではなく、誰もが真実であるかのように行動しようとする意欲から生まれる。そして、その脆弱性も同じ源から生じている。たとえ一人でも行動をやめ、八百屋が看板を撤去すれば、幻想は崩れ始める。」

「率直に申し上げます。私たちは今、移行期ではなく、断絶期にあります。」

 

以上です。

ちょっと長い引用でしたが、これは一体何を語っているのでしょうか?

 

カーニー首相は、共産主義というのは、その人自身が信じていなくても、みんなが他人が信じているから、という理由で、信じているフリをみんなしてしまう結果、システムが崩壊するまで、延命してしまったんだ、という話をしています。

そして、その後に、自分たちは、アメリカが作った世界秩序、世界のルールを内心はおかしいと思いながらも、みんなが信じているから信じているフリをしてきたんだ。

しかし、それを信じることをやめれば、アメリカが作ってきたシステム、幻想は崩壊するだろうと言ってるのです。

 

これって、具体的に何のことですか?お金のことではないでしょうか?

1万円札という紙切れが、1万円分のものと交換できるのは、みんなが信じていると、信じているからですよね。それをみんなが受け取らなくなれば、もうそれはただの紙切れになってしまいます。

こういう話をカーニー氏は言っていたのです。

 

カーニー氏は、以前イギリスの中央銀行であるイングランド銀行の総裁もやっていた人ですから、そういう人がアメリカが作ってきた幻想は崩れたんだ。もう古い世界には戻れないんだ、とスピーチをすれば、周りのグローバリストが受け取ったであろうメッセージは、

「もうドルを信用しても碌なことにはならないから、もう信じるのはやめようぜ!」

と受け取った人は、それなりにいたのではないかと思います

 

だからこそ、そんな歴史的な宣言をしたということで、スタンディング・オーベーションが起こったのではないでしょうか?

そして、この話というのは、カーニー氏の思いつきというわけではなく、秋冬に練られたシナリオだったように感じます。

 

(参考:Chosun Times)

 

このスピーチの前日19日に、イギリスの経済メディアのフィナンシャル・タイムズが、ドイツ銀行のレポートを紹介した記事があるのですが、

その内容は、トランプ政権が、こんだけ欧州に喧嘩売ってくるんなら、米ドル資産を売っちまえばいいんじゃね?という内容のものでした。

まるで、翌日のカーニー氏のドル売ろうぜスピーチの援護射撃のような内容にも見えますよね。

 

フィナンシャル・タイムズは、欧米のグローバリスト御用達の経済メディアですから、この記事を読んでいた金融系の参加者は多かったと思います。

また、このレポートを作成したドイツ銀行からは、CEOがベッセント財務長官に、「あれ作ったのは俺じゃないから」と釈明する電話もかけていたそうです。これもなかなか、わざとらしいですよね。

 

(参考:Seeking Alpha)

 

それで、今回の他の人たちの話や、各国の動きを見てみると、アメリカには頼れないから、中国にゴマスリしようとする欧米エリートの動きが目立っています。

カナダは中国との貿易協定を交渉中で、EVなどの関税の引き下げをしていますし、イギリスは中国がでかい大使館をロンドンに作るという計画をつい最近承認しました。

 

(参考:X@XH_Lee23BBC)

 

また、中国の何立峰(かりつほう)副総理が、ダボス会議に出席し、うちはどこの国とも貿易やりまっせとスピーチをして、拍手喝采を浴びたと言います。

これまで、欧州はロシアに徹底抗戦の姿勢を続けてきましたが、ここにきて、ロシアと仲がいい中国に擦り寄ろうとしているわけですね。

 

 

つまり、現在のアメリカと欧州との関係は、スラムダンクの最終巻のみっちーと宮城リョータのその後、みたいな感じなのです。

あのあと、高校をダブって闇落ちしてしまったミッチーがトランプだとすれば、いつまでもNATOの先輩ヅラされてウザくなって、逃げ出そうとしている宮城リョータが、カーニーだと言えるでしょう。

 

アメリカは、NATOから脱退するつもりはないですが、かといって、自分のところで軍事費を上げたいわけでもない。そして、ロシアや中国とは敵対をしてほしい。

まるで高校を二回も三回もダブって、公式試合には出れなくなったけど、ロシア高校や中国共産党学院には勝ちたいから、コーチとして、後輩をしごき続けたいという、やべえ先輩みたいな立ち位置にいるのが、トランプ政権のように見えます。

 

しかも、後輩たちのやってる、グローバリズムという試合スタイルは全否定したいというワガママぶりです。

なので、現キャプテンのカーニーは、トランプ先輩から距離を置きたいので、やんわりと他の部員たちにドル離れしようぜと匂わせのスピーチをしたのが、今回だったという感じではないでしょうか?

 

もし、この見立てが正しいとすると、これから欧州のグローバリストは、マーケットを潰しにくる可能性があります。

欧州には、1250兆円もの対米資産があるということで、これらを売却すれば、米国債や株式市場が下がるので、今年の中間選挙での共和党勝利の邪魔ができますし、中国や他の国との貿易関係を作ることで、グローバリズムを延命させることができるかもしれませんからね。

この点については、もう少し考察する必要があるので、また情報が溜まり次第、改めて動画にしたいと思います。

 

この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

不動産価格の動きの理解や今後の予想は、金融マーケットの知識があると理解しやすいため、読者のお役に立てるのではないかと、サイトを運営しています。

また、2024年からYoutubeチャンネルも始めました。
こちらも、よろしくお願いします。

ゴトウをフォローする
youtube原稿
タメになったと思ったらシェアしてくれるとウレシイです

コメント