キューバ革命の嘘。賞味期限切れのキューバ共産党に引導を渡すトランプ | イエ&ライフ

キューバ革命の嘘。賞味期限切れのキューバ共産党に引導を渡すトランプ

youtube原稿

今回の動画は、「遊びの時間は終わりだ。賞味期限切れのキューバ共産党に引導を渡すトランプ」ということで、やっていきたいと思います。

 

1、はじめに

皆さんは、YouTubeでBappa Shota さんの動画を見たことがあるでしょうか。

しょうたさんは、旅系のユーチューバーの方で、世界各国を歩きながら、その国の現状を動画にしている、登録者が140万人以上の人気ユーチューバーの方です。

 

(参考:YouTube「Bappa Shota」)

 

そのショータさんの、1年ぐらい前の動画で、キューバを特集したものがあって、ちょっと前に見たのですが、すごいショックを受けました。

私は学生時代の2000年ごろに、キューバに2ヶ月ほど旅行で行ったことがありまして、首都のハバナで、現地のキューバの方々にスペイン語やサルサを教えてもらってたんですね。

 

当時のキューバも決して豊かではなかったのですが、ショータさんの動画で語られるほど、ひどくはありませんでした。

水や電気は普通に使えてましたし、停電なんてありませんでした。みんなで毎日、夜の8時ぐらいからやってるテレビドラマを見てたりしてましたし、夜に外に出ても、普通に街灯がついていました。

 

ところが、今は停電が1日10時間は当たり前で、夜は真っ暗。

電気がつかないから水も使えない、物も不足して、ろくに食えないという、かなり酷い状況なことが、ショータさんの動画で映し出されていました。私が言った当時は、これほど酷くなかったです。

*停電については、他のチャンネルの動画でした

 

(参考:ガーディアン)

 

それで、この動画は1年前の時点のものなのですが、現在そこにトランプ政権が、さらに追い打ちをかけています。

今年1月3日に、ベネズエラに攻撃を仕掛けて、マドゥロ大統領夫妻をNYへ連行して行きましたが、次はキューバだということで、ベネズエラやメキシコに圧力をかけて、原油の輸出をストップさせたのです。

 

キューバでは、国内で使う電力の約3割を自国で算出できるようですが、輸入先の1位のメキシコ、2位のベネズエラからの輸入がストップしたことで、原油の調達は絶望的になっています。

さらに、このような状況を受けて、航空便もろくに飛ばず、各国からの観光客も全滅状態となっています。キューバの外貨獲得手段は、観光収入がほとんどなので、完全に収入的にも、物資的にも詰んだ状態にあります。

 

(参考:国連)

 

このような状況を受けて、国連はキューバの経済危機が深刻化していると懸念を示し始めました。電気も使えないので、医薬品の製造、配送、保管もできず、さらに給水設備の8割が電気に依存しているので、飲み水の確保も難しくなってきたと警告しています。

 

(参考:The Star)

 

そのため、中国やロシアは、キューバへの支援を模索しているようですが、現在のカリブ海には、アメリカ軍が1.5万人の米兵を駐留させ、空母やら戦艦やらをたくさん集めて、ウロついていますので、海上封鎖しているような状況です。

1月には、ロシア船籍のタンカーが、ベネズエラの原油を運ぼうとしたところ、米軍に拿捕されるなど、米軍はアメリカ大陸でロシアや中国のこのような支援の動きを邪魔しているので、キューバへの支援はかなり絶望的だと思います。

 

今回の動画では、なぜトランプ政権が、キューバをこれほど追い込もうとしているのか?そして、そもそもキューバという国は、これまで何をしてきたのか?について、考察していきます。

それでは、参りましょう。

 

2、キューバとキューバ革命の嘘

まず最初に、キューバという国について、簡単に説明します。

キューバは、アメリカのフロリダ州の南側、メキシコの西側に位置する、カリブ海の中で一番でかい島です。

 

 

人口は1000万人前後の、キューバ共産党が支配する共産主義国家となっています。

日本では、1990~2000年代にかけて、作家の村上龍がサルサ最高!サルサ最高!と、キューバのサルサバンドを毎年のように日本に呼び寄せたことで、一部の界隈では認知がかなり上がったと思います。

 

また、2000年前後にブエナビスタ・ソーシャルクラブという、キューバのお爺さん、おばあさんのミュージシャンを扱った映画も流行りました。なので、この時期が、日本にとって、最もキューバが身近な時期だったと思います。

かくいう私も、学生時代に村上龍にハマりまして、休学してキューバにサルサを習いに行ったクチです。

 

当時のキューバンサルサは、個人的にはすごくスタイリッシュで、世界で一番かっこいい音楽ジャンルだと思っていました。

こちらの右下の画像は、そんなサルサバンドの1つのバンボレオですが、クレイジーケンバンドの横山剣みたいな、イカつい顔のおっさんがピアノを弾いて、後ろに見える、スキンヘッドの女性2人がボーカルで歌うという、ジャズっぽいサルサをやってまして、今聞いても、かなりカッコいいです。

 

それで、年に1組か2組ぐらいは、今も来日してライブをやってくれてるようで、

私は一昨年ロスバンバンのライブに行ってきましたが、見に来るお客さんは、中南米出身に人たちが多くて、日本人では、あまり若い人はいなかったように思います。

というわけで、ちょっと歳がいったおっさん、おばさんなら、接点があったかもしれないキューバですが、特に若い人にとっては、近現代史で習ったカリブ海の国というぐらいのイメージだと思います。

 

(参考:wikipedia「キューバ革命」)

 

では、現在のキューバはどうやって生まれたのか?というと、これは1952から59年にかけてのキューバ革命が成功したからなのですが、このキューバ革命について、英語版ウィキペディアをよくよく詳しく読んでみると、アメリカがわざと負けて作ったことがわかります。

例えば、当時の政権はバチスタ将軍による独裁政権だったのですが、政府側は軍と警察で3.7万人もいたのに対して、革命軍は多くても300名程度だったため、全く勝ち目がなかったことがわかります。

 

そして、革命軍は、この間、何度も戦っては負けるのですが、その度に、「ちょっとストップ!停戦しよう!」とカストロがバチスタ軍に交渉すると、あっさりとそれを受け入れてもらって、その間に何度も逃げ出すという感じのことが何度もありました。

さらに、途中からは、アメリカ政府がバチスタ政府に対して、武器弾薬の供与もやめて、CIAが革命軍の支援を行ったりしています。

 

そして最終的には、サンタクララという街で、革命軍が数百名規模の戦闘で勝利して占領するのですが、300km以上離れたところにある首都ハバナにいたバチスタ将軍が、革命軍の勝利にビビって亡命してしまったという、訳のわからない展開で終わるのです。

いやいや、300kmも離れた街が占拠されたって、まだ十分に戦えるでしょ?何万人という軍や警察がいるのに何やってんの?という話です。

このことからも、おそらく、アメリカがバチスタ政権に圧力をかけて、亡命させたのだろうと思います。

 

(参考:グアンタナモ湾海軍基地)

 

では、なぜアメリカは、キューバにわざと革命を許したのでしょうか?

革命後の1963年に、ケネディ大統領が、バチスタ政権が汚職に塗れた政府だったから、潰れて当然だったみたいな発言をしていますので、今までアメリカがキューバで好き放題やってきたことに対する後ろめたさみたいなものがあったのは確かだと思います。

 

ですが、それ以上に重要だったのは、アメリカの裏庭に共産主義政権を作らせることで、アメリカ人のケツに火をつけることが目的だったのではないかと思います。

東西冷戦は、1946年から始まった訳ですが、アメリカとソ連は、アラスカとシベリアで接してはいるものの、お互いがとても遠い国に感じており、なんで真面目に頑張らなきゃいけないの?という状況でした。

 

しかし、アメリカと目と鼻の先にキューバという共産主義政権ができて、さらにソ連がミサイルをキューバに配備されたことで、一気にアメリカ全体のケツに火がつき、軍事予算を拡大できました。これが一番デカかったのではないかと思います。

その証拠に、キューバ領土内にグアンタモ米軍基地がありますが、反米国家であるはずのキューバは、この米軍基地を奪い取ろうとしてきませんでした。

 

1961年にピッグス湾事件という、アメリカのCIAが亡命キューバ人をキューバに上陸させ、政権転覆を狙って失敗した事件があるのですが、こんなやべえ事件が起こったら、当然ですが、自国の領土の中にある米軍基地を潰しておかないと、この基地を拠点にまた何かやってくるだろうと考えるのが自然です。

なのに、それをやらないで今のいままで放置しているというのは、キューバとアメリカが、裏で握っているからでしょう。

つまり、アメリカにとって、キューバは米国民をビビらせるための「張り子の虎」だったという訳ですね。

 

3、なぜ今になってトランプはキューバを潰すのか?

このように、アメリカにとってもメリットがあった、現在のキューバな訳ですが、なぜにトランプ政権は、キューバを潰すことに決めたのでしょうか?

そこで、現在のキューバの現状について見ていきましょう。

まずはキューバの人口の推移を見てください。

 

(参考:wikipedia「キューバの人口」)

 

2000年ごろをピークにこの20年ぐらいずっと横ばいで推移してきたことがわかります。直近2年間で大きく減少しているのは、アメリカが売電政権になったことで、不法移民の大量受け入れのボーナスタイムに突入したからです。これによって、179万人がアメリカに脱出したと言われています。

また、それ以前から人口は横ばいだった訳ですが、現在の合計特殊出生率は1.3倍と、日本とさほど違いません。

 

世界的に、女性の識字率が高くなるほどに、出生率は低下傾向にあると言われていますが、キューバの識字率は9割以上とかなり高く、この影響も大きいでしょう。

しかも、女性の識字率が高くなっているのに、経済は貧乏なままです。

 

キューバ人の平均給与は現在15ドルと言われています。私がいった当時は、6ドルといってましたので、2倍以上に上がっていますが、それでも日本の平均最低時給の2時間分ぐらいでしかありません。

キューバの外貨の獲得手段は、観光業の一本足打法となっているため、みんな観光業につきたがります。観光業に就けば、月に40~50ドル稼げて、それにチップも加えれば、キューバ国内ではかなりの高級取りになることができます。

 

そのため、製造業やソフトウェアのエンジニアや、看護師などの必要な職業から、観光業へ転職する人もいて、他の産業が成長しにくい状況となっているのです。

さらに、そうやって稼いだ金は、キューバの国営企業のGAESAが持っていってしまいます。

 

(参考:Miami Herald)

 

こちらのマイアミ・ヘラルドの分析記事によると、このGAESAは、180億ドル、約3兆円の金を持っているのに、ホテル建設にしか金を使わず、キューバ国内の老朽化した電力網や水道、道路などに金を使わないというのです。

国営企業といえども、営利団体なんだから、自分たちの商売以外に金を投資する訳ないじゃんと思うかもしれませんが、この国営企業が稼いだ金に対して、税金を徴収しているのかも怪しいようなのです。

 

なので、表の政府予算に、ここで稼いだ金が税収として入ってこないため、国民にとって必要なインフラに金が回らず、1日10時間もの停電が平気が起こっている状況にまで、落ちぶれてしまっているんですね、

つまり、現在のキューバ政府というのは、日本で言うところの、農林中金みたいな組織なのです。

 

農家に還元しないで、訳のわからない投資をして、リーマンショックで数千億円、今回の米国への投資でも兆円規模の損失を平気で出しておきながら、何の責任も取らない、寄生虫みたいな組織なのが、現在の農林中金であり、農水省だと思うのですが、そこに軍隊というヤクザをくっつけたのが、キューバ共産党と言えるでしょう。

だからこそ、ばっぱしょーたさんが動画でインタビューをしてた、キューバ人が、なんで私たちがこんなに苦しい生活をしているのに、政府や一部の人たちだけ豊かになれているのか?その理由がわからないと嘆いていた訳ですね。

 

(参考:キューバ革命)

 

このように、共産党政府の中にいる、一部の人間だけが得をして、他の人は貧乏なままに置かれていると、当然ですが、国民の中でも不満が溜まってきます。

しかし、ここでアメリカは、そういう不満を持つキューバ人を定期的に、移民として受け入れてきました。

 

キューバ革命から最近まで、大きくは5つの時期に大量の国外脱出が起こっています。

だいたい10年に1回ぐらいのペースで、数万人から数十万人規模でアメリカに逃げ出してきましたので、国内に不満分子が溜まりようがなく、貧乏を我慢する国民のもとで、政権を安定できていたんですね。

 

つまり、近隣の国におんぶに抱っこで、政権を維持してきたのが、キューバ共産党と言えるでしょう。

ということで、ここまでをまとめると、こんな感じになります。

という感じです。

 

(参考:CNN)

 

それで、今回のトランプ政権のキューバに対する締め付けは、かなり本気のようです。

キューバにある米国大使館の職員に対して、マイク・ハマー米国臨時代理大使が、伝えた言葉がとても象徴的だったので、引用させてもらいます。

 

「まだ荷物を詰めていないなら、すぐに詰めなさい」

「キューバ人は長年『封鎖』について不満を訴えてきた」

「しかし今、本当の封鎖が始まるだろう。何も入ってこない。石油ももう来ない」

(参考:CNN)

以上です。

 

いままで、「張り子の虎」として利用してきたけど、キューバ国民を飢えさせる一方で、最近は100万人以上もアメリカに不法移民でくるような、破綻国家になってるから、もう潰すね。遊びの時間は、もう終わりだよ!

というような感じでしょうか。

最終的に、国民に暴動を起こさせるのか、ベネズエラの時みたいに、一発軍事攻撃を仕掛けて、政府のトップをぶん殴るのかわかりませんが、今月、来月には決着がつきそうに思いますので、その後の経過については、改めて動画にしたいと思います。

 

この記事を書いた人
ゴトウ

証券会社で12年間勤務。営業と店舗マーケティングに従事後、2018年から当サイト「イエ&ライフ」を運営しています。

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