この記事では、大阪市西区の
- 路線価の調べ方
- 路線価の活用方法の注意点
について解説していきます。
1、大阪市西区の路線価の調べ方
路線価は、毎年7月1日に国税庁から発表される土地の評価額のことで、相続税の申告の際に使われます。
基本的には公示地価や基準地価の80%の価格になっているため、まずはザックリ価格を知りたい場合には、こちらを参考にするのが簡単です。
大阪市西区の路線価・公示地価
*地名を検索窓に入力すると絞り込めます。1文字からOK
*公示地価:2021年1月1日現在
住居表示 | 最寄駅(m) | 路線価(万円/坪) | 公示地価(万円/坪) |
---|---|---|---|
大阪市西区九条1-16-20 | 九条(250) | 83.2 | 104 |
大阪市西区九条1-6-20 | 九条(100) | 149.2 | 186.5 |
大阪市西区九条2-14-18 | 九条(390) | 81 | 101.3 |
大阪市西区九条南2-16-11 | 阪神九条(380) | 90.6 | 113.2 |
大阪市西区九条南3-4-7 | 九条(290) | 83.4 | 104.3 |
大阪市西区江戸堀1-10-8 | 肥後橋(0) | 797.3 | 996.6 |
大阪市西区江戸堀1-27-7 | 肥後橋(450) | 232.3 | 290.4 |
大阪市西区江戸堀2-2-1 | 肥後橋(600) | 472.6 | 590.7 |
大阪市西区江戸堀3-3-2 | 阿波座(500) | 248.2 | 310.2 |
大阪市西区江之子島1-9-15 | 阿波座(180) | 241.6 | 302 |
大阪市西区新町3-11-5 | 西長堀(350) | 274.6 | 343.2 |
大阪市西区西本町1-5-9 | 本町(0) | 480.5 | 600.6 |
大阪市西区西本町2-1-34 | 本町(500) | 374.9 | 468.6 |
大阪市西区南堀江1-2-14 | 四ツ橋(150) | 554.4 | 693 |
大阪市西区南堀江2-13-30 | 西大橋(320) | 258.2 | 322.7 |
大阪市西区南堀江4-20-11 | 西長堀(350) | 183 | 228.7 |
大阪市西区北堀江1-14-24 | 四ツ橋(150) | 348.5 | 435.6 |
大阪市西区北堀江2-4-4 | 西大橋(250) | 403.9 | 504.9 |
大阪市西区北堀江4-13-5 | 西長堀(400) | 175 | 218.8 |
大阪市西区立売堀1-9-15 | 本町(500) | 298.3 | 372.9 |
大阪市西区立売堀3-3-11 | 阿波座(360) | 193.5 | 241.9 |
ご覧の通り、公示地価・基準地価は、全国で約5万地点の土地価格を算出しているため、知りたい場所の価格がない場合が大半です。
もし、正確な路線価を知りたい場合には、こちらから調べることができます。
地図上の道路に価格が記載されています(単位:千円/㎡)ので、面積をかければ相続税評価額が分かりますし、さらに1.25倍すれば、公示地価に準じた土地価格が分かります。
2、路線価をもとに、土地価格を知りたい人の注意点
公示地価・基準地価が全国約5万地点に対して、路線価は約33万地点の価格が掲載されています。
そのため、路線価をもとに実際の価格を算出(路線価に1.25倍すると理論上は出てきます)することは可能ですが、実際の取引で参考にしようとすると損をする場合があります。
こんなに違うの?大阪市西区の公示地価と実際の取引
例えば、西区に「九条南(くじょうみなみ)」という地区があります。
九条駅の西側に広がる工場やアパートの入り混じったエリアです。
こちらの公示地価と実際の取引価格は、
- 公示地価:90万円/坪
- 実際の取引価格:87〜170万円/坪
と、公示地価の約1.0〜1.9倍で取引されていました。
最高価格は、最低価格の約2倍です。
どちらも「準工業地域」と呼ばれる、同じ建築制限のエリアです。
駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?
【西区立九条南の土地取引(令和元年〜2年)】
- 九条駅から徒歩4〜5分のエリアで、87〜170万円/坪で取引されている
- この取引情報のアンケート回収率は約2割のため、実際の取引数はこの5倍程度ある
このように、公示地価と実際の取引では、これほど価格差があるため、公示地価や路線価をそのまま参考にして不動産取引をすると、数百〜数千万円単位で結果が変わってきてしまいます。
不動産の相続では、路線価だけではトラブルの元に
そのため、遺産分割の話し合いをする場合には、路線価だけ知っていても、話し合いが進まない場合があります。
というのも、
- 路線価による評価は、自宅などの建物分の評価が含まれない
- 路線価に1.25倍すれば公示地価(国が公表した取引額の目安)がわかるが、実際の取引額とは取引額とは大きくズレる場合がある
からです。
そのため、実際の価格を調べておかないと、お互いが納得いく話し合いにならない可能性があるのです。
では、どうすればいいのか?
オススメは不動産の一括査定サービスです。
一括査定サービスとは、無料で複数の不動産会社から、不動産の査定をしてもらえるサービスです。
複数の不動産会社に査定をしてもらうことで、そのまま相続するつもりなら、平均価格を知ることで、より公平な相続の話し合いをすることができます。
また、相続後に売却を考えているのであれば、より高く売れる会社が分かりますので、その点も便利ですね。
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