この記事では、横浜市青葉区の
- 路線価の調べ方
- 固定資産税評価額を簡単に計算できる方法
- 土地取引で路線価を活用する際の注意点
の3点について解説していきます。
1、横浜市青葉区の路線価の調べ方
路線価は、毎年7月1日に国税庁から発表される土地の評価額のことで、相続税の申告の際に使われます。
基本的には公示地価や基準地価の80%の価格になっているため、まずはザックリ価格を知りたい場合には、こちらを参考にするのが簡単です。
横浜市青葉区の路線価・公示地価
*地名を検索窓に入力すると絞り込めます。1文字からOK
*公示地価:2023年1月1日現在
住所または地番 | 最寄駅(m) | 路線価(万円/坪) | 公示地価(万円/坪) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
横浜市青葉区新石川3丁目16番7 | たまプラーザ(350) | 142 | 177.5 | 3.9% |
横浜市青葉区美しが丘5丁目1番21 | たまプラーザ(600) | 147.8 | 184.8 | 3.3% |
横浜市青葉区美しが丘5丁目23番17 | たまプラーザ(900) | 131.2 | 164 | 3.1% |
横浜市青葉区新石川2丁目11番107 | たまプラーザ(600) | 127.8 | 159.7 | 3.0% |
横浜市青葉区新石川4丁目13番29 | たまプラーザ(1100) | 91.4 | 114.2 | 3.0% |
横浜市青葉区美しが丘4丁目21番15 | たまプラーザ(1000) | 120.4 | 150.5 | 2.9% |
横浜市青葉区美しが丘2丁目28番6 | たまプラーザ(700) | 134.4 | 168 | 2.8% |
横浜市青葉区みすずが丘3番41 | 江田(1200) | 84.5 | 105.6 | 2.6% |
横浜市青葉区あざみ野2丁目23番24 | あざみ野(800) | 115.4 | 144.2 | 2.3% |
横浜市青葉区美しが丘西3丁目37番13 | たまプラーザ(3300) | 58.3 | 72.9 | 2.3% |
横浜市青葉区あざみ野南4丁目15番2 | 江田(900) | 105 | 131.3 | 2.3% |
横浜市青葉区青葉台1丁目21番22 | 青葉台(650) | 95.8 | 119.8 | 2.3% |
横浜市青葉区美しが丘3丁目50番4 | たまプラーザ(1700) | 84.2 | 105.3 | 2.2% |
横浜市青葉区荏田西2丁目11番12外 | 江田(450) | 82.6 | 103.3 | 2.0% |
横浜市青葉区もえぎ野5番19 | 藤が丘(600) | 84.7 | 105.9 | 1.9% |
横浜市青葉区みたけ台7番24 | 青葉台(1300) | 70.7 | 88.4 | 1.9% |
横浜市青葉区藤が丘1丁目28番27 | 藤が丘(400) | 87.1 | 108.9 | 1.9% |
横浜市青葉区あざみ野2丁目9番5外 | あざみ野(170) | 191.4 | 239.3 | 1.8% |
横浜市青葉区あざみ野3丁目21番11 | あざみ野(1500) | 92.2 | 115.2 | 1.7% |
横浜市青葉区市ケ尾町497番7 | 市が尾(1700) | 61.8 | 77.2 | 1.7% |
横浜市青葉区荏田町427番3 | 江田(900) | 77.9 | 97.4 | 1.7% |
横浜市青葉区市ケ尾町1053番1 | 市が尾(350) | 85.8 | 107.3 | 1.6% |
横浜市青葉区すすき野3丁目4番252 | あざみ野(2500) | 68.6 | 85.8 | 1.6% |
横浜市青葉区大場町368番42外 | あざみ野(2200) | 69.2 | 86.5 | 1.6% |
横浜市青葉区藤が丘1丁目9番6 | 藤が丘(600) | 86.6 | 108.2 | 1.5% |
横浜市青葉区千草台6番11 | 藤が丘(500) | 72.1 | 90.1 | 1.5% |
横浜市青葉区榎が丘39番5 | 青葉台(1000) | 72.9 | 91.1 | 1.5% |
横浜市青葉区しらとり台17番54 | 青葉台(1000) | 75.8 | 94.7 | 1.4% |
横浜市青葉区松風台22番304 | 青葉台(1100) | 78.2 | 97.7 | 1.4% |
横浜市青葉区あざみ野4丁目26番16 | あざみ野(1200) | 100.3 | 125.4 | 1.3% |
横浜市青葉区つつじが丘15番15 | 青葉台(700) | 80.8 | 101 | 1.3% |
横浜市青葉区梅が丘26番36 | 藤が丘(1200) | 61.8 | 77.2 | 1.3% |
横浜市青葉区千草台36番17 | 藤が丘(1300) | 62.3 | 77.9 | 1.3% |
横浜市青葉区市ケ尾町523番10 | 市が尾(1000) | 86.6 | 108.2 | 1.2% |
横浜市青葉区荏田北2丁目16番32 | 江田(1000) | 86.6 | 108.2 | 1.2% |
横浜市青葉区市ケ尾町1154番1外 | 市が尾(100) | 154.5 | 193.1 | 1.2% |
横浜市青葉区たちばな台2丁目5番45 | 青葉台(1800) | 66.8 | 83.5 | 1.2% |
横浜市青葉区田奈町30番14外 | 田奈(350) | 67.8 | 84.8 | 1.2% |
横浜市青葉区しらとり台52番20 | 青葉台(1300) | 68.6 | 85.8 | 1.2% |
横浜市青葉区藤が丘2丁目4番13 | 藤が丘(150) | 139.4 | 174.2 | 1.1% |
横浜市青葉区柿の木台12番29 | 藤が丘(950) | 70.2 | 87.8 | 1.1% |
横浜市青葉区しらとり台2番17 | 青葉台(650) | 95 | 118.8 | 1.1% |
横浜市青葉区荏田町471番4 | 江田(850) | 74.5 | 93.1 | 1.1% |
横浜市青葉区鴨志田町803番17 | 青葉台(2200) | 59.1 | 73.9 | 0.9% |
横浜市青葉区桂台1丁目19番13 | 青葉台(1700) | 64.4 | 80.5 | 0.8% |
横浜市青葉区荏子田1丁目5番21 | たまプラーザ(1500) | 65 | 81.2 | 0.8% |
横浜市青葉区荏子田2丁目24番16 | たまプラーザ(2600) | 65.8 | 82.2 | 0.8% |
横浜市青葉区荏田西5丁目2番31 | 市が尾(1100) | 76.3 | 95.4 | 0.7% |
横浜市青葉区あかね台1丁目20番23 | 恩田(650) | 48.6 | 60.7 | 0.5% |
横浜市青葉区奈良3丁目6番9外 | こどもの国(800) | 49.6 | 62 | 0.5% |
横浜市青葉区黒須田17番31外 | あざみ野(2700) | 51.2 | 64 | 0.5% |
横浜市青葉区鴨志田町554番26 | 青葉台(2800) | 51.2 | 64 | 0.5% |
横浜市青葉区すみよし台24番19 | 恩田(1000) | 56.5 | 70.6 | 0.5% |
横浜市青葉区奈良町字竈谷2415番36 | こどもの国(1500) | 39.4 | 49.2 | 0.0% |
横浜市青葉区美しが丘1丁目4番16 | たまプラーザ(280) | 369.6 | 462 |
ご覧の通り、公示地価・基準地価は、全国で約5万地点の土地価格を算出しているため、知りたい場所の価格がない場合が大半です。
もし、正確な路線価を知りたい場合には、こちらから調べることができます。
地図上の道路に価格が記載されています(単位:千円/㎡)ので、面積をかければ相続税評価額が分かりますし、さらに1.25倍すれば、公示地価に準じた土地価格が分かります。
ただし、実際の土地の評価額(固定資産税評価額)を計算したい場合、立地条件によって、計算方法が違うため、一から計算方法を調べるのは面倒だと思います。
なので、3つの主なケースについて、以下で解説・必要事項を入力するだけで、評価額が出せるようにしました。
2、固定資産税評価額の計算
この章では、必要な数値を入力するだけで、固定資産税評価額が出せるようになっていますが、詳しい計算方法については説明が長くなるので省いています。
詳しい計算方法、考え方について知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
では、実際に計算してみましょう。
(1)1つの道路に面している場合
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
土地の価値は、正方形に近いほど価値が高く、細長いほど、使いにくいため価値が低くなる傾向にあります。
そのため、1つの道路に面している土地でも、縦横の長さによって、路線価の評価額も変わります。その掛け目のことを「奥行き価格補正率」と呼びます。
奥行距離とは、道路に面していない部分の土地の長さを指します。
そして、該当する土地が、住宅地にあるのか、商業地や工業地にあるのか、などによって、該当する掛け目も変わります。
こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
(2)2つの道路に面している場合(①角地)
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
このような土地で必要な数値は、
- 縦と横の路線価
- 奥行き価格補正率
- 側方路線影響加算率
- 土地の面積
の4点です。
奥行き価格補正率
側方路線影響加算率
なお、準角地とは、このような土地のことを指します。
必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
(3)2つの道路に面している場合(②正面と裏面)
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
このような土地で必要な数値は、
- 正面と裏面の路線価
- 奥行き価格補正率
- 二方路線影響加算率
- 土地の面積
の4点です。
奥行き価格補正率
二方路線影響加算率
必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
その他、相続に関する記事はこちら
①相続財産の評価方法について
相続の手続きでは、不動産以外の資産についても、評価・計算をしなければいけませんよね。
こちらの記事では、金融資産や実物資産などの相続財産の評価方法について解説しています。
②相続財産の名義変更が、楽にできる方法
預貯金や不動産など、相続財産の名義変更では、その都度、戸籍謄本などの証明書類が求められます。
ですが、こちらの「法定相続情報一覧図」を作成すれば、その手間がかなり省けます。
③相続全体の流れを確認したいなら
相続手続きの流れを確認したい場合には、こちらの記事がおすすめです。
3、路線価をもとに、実際の土地価格を知りたい人の注意点
公示地価・基準地価が、全国約5万地点に対して、路線価は約33万地点の価格が掲載されています。
そのため、路線価をもとに実際の価格を算出(路線価に1.25倍すると理論上は出てきます)することは可能です。
実際問題として、公示地価・基準地価は、すべてのエリアをカバーしているわけではないので、知りたいエリアの土地価格を調べるときに、路線価を利用される方もいると思います。
ですが、特に売却を考えている場合、公示地価や基準地価と、実際に取引されている土地価格とは、大きく違う場合があります。
こんなに違うの?公示地価と実際の土地取引
例えば、青葉区内に「美しが丘」という地区があります。たまプラーザ駅の北側に広がる住宅地です。
この美しが丘の公示地価と実際の取引価格は、
- 公示地価:97万円/坪
- 実際の取引:94〜130万円/坪
と、公示地価の約0.6〜1.2倍で取引されていました。
どちらも「第一種低層住居専用地域」と呼ばれる、主に戸建てが立ち並ぶエリアです。
駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?
【青葉区美しが丘の公示地価】
- たまプラーザ駅から1,900mの距離、徒歩約21分(1分=80m)
- 294,000円/㎡ × 3.3(㎡/坪) =97万円/坪
【青葉区美しが丘の土地取引(令和元年〜2年)】
- たまプラーザ駅から徒歩16〜21分のエリアで、94〜130万円/坪で取引されている
- この取引情報のアンケート回収率は約2割のため、実際の取引数はこの5倍程度ある
このような違いが出る理由は、不動産会社によって、得意なエリア・物件の種類が違うからです。
そのため、もし、なるべく高い価格での売却を希望するのであれば、取引実績の多い不動産会社へ相談すべきでしょう。
こちらの記事で、取引実績の多い不動産会社のランキングをまとめていますので、参考にしてみてください。
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