この記事では、座間市の
- 路線価の調べ方
- 固定資産税評価額を簡単に計算できる方法
- 土地取引で路線価を活用する際の注意点
の3点について解説していきます。
1、座間市の路線価の調べ方
路線価は、毎年7月1日に国税庁から発表される土地の評価額のことで、相続税の申告の際に使われます。
基本的には公示地価や基準地価の80%の価格になっているため、まずはザックリ価格を知りたい場合には、こちらを参考にするのが簡単です。
座間市の路線価・公示地価
*地名を検索窓に入力すると絞り込めます。1文字からOK
*公示地価:2023年1月1日現在
住所または地番 | 最寄駅(m) | 路線価(万円/坪) | 公示地価(万円/坪) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
座間市相模が丘2-33-58 | 小田急相模原(580) | 54.9 | 68.6 | 4.0% |
座間市相模が丘5-6-15 | 小田急相模原(300) | 64.4 | 80.5 | 3.8% |
座間市相武台3-3-6 | 相武台前(1000) | 41.4 | 51.8 | 3.3% |
座間市東原4-2-2 | さがみ野(920) | 33.8 | 42.2 | 3.2% |
座間市東原4-8-11 | さがみ野(750) | 47 | 58.7 | 2.3% |
座間市相模が丘4-16-22 | 小田急相模原(1200) | 45.1 | 56.4 | 1.8% |
座間市相武台1-22-2 | 相武台前(650) | 49.9 | 62.4 | 1.6% |
座間市入谷西3-19-3 | 座間(100) | 52.8 | 66 | 1.5% |
座間市南栗原6-8-22 | かしわ台(1100) | 36.2 | 45.2 | 1.5% |
座間市東原1-11-26 | さがみ野(1500) | 37.8 | 47.2 | 1.4% |
座間市ひばりが丘1-18-13 | 南林間(1400) | 42.2 | 52.8 | 1.3% |
座間市相武台1-35-7 | 相武台前(90) | 68.6 | 85.8 | 1.2% |
座間市緑ケ丘4-25-6 | 相武台前(850) | 43.6 | 54.5 | 0.6% |
座間市入谷東3-14-9 | 座間(500) | 44.3 | 55.4 | 0.6% |
座間市栗原中央3-6-13 | 座間(1600) | 33.3 | 41.6 | 0.0% |
座間市座間2丁目806番1 | 座間(1200) | 32.5 | 40.6 | 0.0% |
座間市入谷西5-15-8 | 座間(800) | 34.9 | 43.6 | 0.0% |
座間市新田宿字東裏117番8 | 入谷(600) | 29 | 36.3 |
ご覧の通り、公示地価・基準地価は、全国で約5万地点の土地価格を算出しているため、知りたい場所の価格がない場合が大半です。
もし、正確な路線価を知りたい場合には、こちらから調べることができます。
地図上の道路に価格が記載されています(単位:千円/㎡)ので、面積をかければ相続税評価額が分かりますし、さらに1.25倍すれば、公示地価に準じた土地価格が分かります。
ただし、実際の土地の評価額(固定資産税評価額)を計算したい場合、立地条件によって、計算方法が違うため、一から計算方法を調べるのは面倒だと思います。
なので、3つの主なケースについて、以下で解説・必要事項を入力するだけで、評価額が出せるようにしました。
2、固定資産税評価額の計算
この章では、必要な数値を入力するだけで、固定資産税評価額が出せるようになっていますが、詳しい計算方法については説明が長くなるので省いています。
詳しい計算方法、考え方について知りたい場合は、こちらの記事をご覧ください。
では、実際に計算してみましょう。
(1)1つの道路に面している場合
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
土地の価値は、正方形に近いほど価値が高く、細長いほど、使いにくいため価値が低くなる傾向にあります。
そのため、1つの道路に面している土地でも、縦横の長さによって、路線価の評価額も変わります。その掛け目のことを「奥行き価格補正率」と呼びます。
奥行距離とは、道路に面していない部分の土地の長さを指します。
そして、該当する土地が、住宅地にあるのか、商業地や工業地にあるのか、などによって、該当する掛け目も変わります。
こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
(2)2つの道路に面している場合(①角地)
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
このような土地で必要な数値は、
- 縦と横の路線価
- 奥行き価格補正率
- 側方路線影響加算率
- 土地の面積
の4点です。
奥行き価格補正率
側方路線影響加算率
なお、準角地とは、このような土地のことを指します。
必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
(3)2つの道路に面している場合(②正面と裏面)
こんなケースの土地は、この章で計算できます↓
このような土地で必要な数値は、
- 正面と裏面の路線価
- 奥行き価格補正率
- 二方路線影響加算率
- 土地の面積
の4点です。
奥行き価格補正率
二方路線影響加算率
必要な数値が出せたら、こちらの入力フォームで、実際に計算することができます。
*1坪=3.3㎡
その他、相続に関する記事はこちら
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ですが、こちらの「法定相続情報一覧図」を作成すれば、その手間がかなり省けます。
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相続手続きの流れを確認したい場合には、こちらの記事がおすすめです。
3、路線価をもとに、実際の土地価格を知りたい人の注意点
公示地価・基準地価が、全国約5万地点に対して、路線価は約33万地点の価格が掲載されています。
そのため、路線価をもとに実際の価格を算出(路線価に1.25倍すると理論上は出てきます)することは可能です。
実際問題として、公示地価・基準地価は、すべてのエリアをカバーしているわけではないので、知りたいエリアの土地価格を調べるときに、路線価を利用される方もいると思います。
ですが、特に売却を考えている場合、公示地価や基準地価と、実際に取引されている土地価格とは、大きく違う場合があります。
こんなに違うの?公示地価と実際の土地取引
例えば、座間市内に「相武台(そうぶだい)」と呼ばれる住宅地があります。
主に相武台前駅の東側に広がるエリアです。
こちらの公示地価と実際の取引価格は、
- 公示地価:50万円/坪
- 実際の取引価格:24〜67万円/坪
と、公示地価の約0.5〜1.3倍で取引されていました。
どちらも「第一種中高層住居専用地域」と呼ばれる、戸建てやマンションが立ち並ぶエリアです。
駅からの距離は多少違いはありますが、これほどの価格差が考えられるでしょうか?
【座間市相武台の公示地価】
- 相武台前駅から1,000mの距離、徒歩約12分(1分=80m)
- 151,000円/㎡ × 3.3(㎡/坪) = 50万円/坪
このような違いが出る理由は、不動産会社によって、得意なエリア・物件の種類が違うからです。
そのため、もし、なるべく高い価格での売却を希望するのであれば、取引実績の多い不動産会社へ相談すべきでしょう。
こちらの記事では、これまでの土地価格の動きや、今後の見通し、高く売れる理由などについて解説しています。
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